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元ダメ上司⇒人生逆転 Episode3

本日は前回触れた内容について深掘りしていきます。

Episode1 Episode2 と繋がっているので、そこから読んでいただくと分かりやすいです!

-テーマ「承認欲求はチームを救う」-

大げさのようにも聞こえますが、実際私はこれで救われました。

何社かマネジメントした会社でも導入してもらい、好評でした。

知っている方も多いと思いますが、【マズローの欲求5段階説】についてまずは理解していきましょう。

【マズローの欲求5段階説】とは、心理学者アブラハム・マズローが「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階に理論化したものです。人間には5段階の「欲求」があり、1つ下の欲求が満たされると次の欲求を満たそうとする基本的な心理的行動を表しています。

承認3

-5段階の解説-

第1段階:生理的欲求

生きていくために必要な、基本的・本能的な欲求を指します。

食欲・睡眠・排泄などの欲が当てはまり、これらが満たされなければ生命の維持が不可能となります。一般的な動物がこのレベルを超えることはほとんどありませんが、人間がこの欲求階層にとどまる状況は一般的ではありません。
  

第2段階:安全欲求

安心・安全な暮らしへの欲求を指します。

病気や不慮の事故などに対するセーフティネットも、これを満たす要因となります。一般的に、幼児にはこの欲求が顕著に垣間見えますが、大人になると反応を抑制することを覚え、自然と次の段階へ欲求が昇華していきます。
  

第3段階:社会的欲求

友人や家庭、会社から受け入れられたい欲求を指します。

集団への帰属や愛情を求める欲求であり、「愛情と所属の欲求」あるいは「帰属の欲求」とも表現されます。この欲求が満たされない状態が続くと孤独感や社会的不安を感じやすくなり、時には鬱状態に陥るケースもあります。
  

第4段階:承認欲求

他者から尊敬されたい、認められたいと願う欲求を指します。

外的部分を満たしたい第3段階までとは異なり、内的な心を満たしたい欲求へと変わります。また、こちらは第3段階における「帰属」の欲求が前提となっており、他人からの賞賛を求める欲求はその後の自然な行為とみなすことができます。

承認欲求は周りからのものと内なるものからの2種類あります。

周りからの承認欲求は、他者からの尊敬・注目などを得ることによって満たされます。

内なるものの欲求は、自己承認の意識付け・自立性などを得ることで満たされ、他人からの評価より自分自身の評価を重視することが出来ます。

※この欲求が妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じます。
  

第5段階:自己実現欲求

自分の世界観・人生観に基づいて、「あるべき自分」になりたいと願う欲求を指します。

潜在的な自分の可能性の探求、自己啓発行動、創造性の発揮などを含み、自己実現の欲求に突き動かされている状態となります。また、第5段階だけはこれまでの欲求とは質的に異なっているとされています。

マズローは最初の4欲求を「欠乏欲求」、最後の1つを「存在欲求」とまとめており、自己実現を達成できた人は数少ないとされています。

-マネジメントへの活かすポイント-

スタッフを承認するときに次の3段階を意識してみて下さい。

1、成果承認

2、成長承認

3、存在承認

この中で一番大切なのが、存在承認です。この存在承認がしっかり出来ていれば、人生が本当に変わります。成果や成長への承認はそのイベントが起きない限り日常的ではありません(目を凝らして見て、もちろん成長等に気づいたほうがいいです)が、存在承認は日常の連続です!1と2は割愛して存在承認のポイントとやり方について書いていきます。

-奥義-

そもそもこの話をすると、「でで先生。要は褒めろって事ですね!」とか「基準を下げて受け入れるといいんですね!」なんて言われたことがあります。そんなおじさん達はなーんにも分かっておりません。そこで働いているスタッフが本当に可哀想です。(昔の自分もそうでしたが…)

結論から言います!

承認とは、【相手の行動に気づく(気づいていることを伝える)】です。

褒めてもいいですが、私は大切な時に褒めたいので滅多に褒めません。

ただ、職場見学に来られた方は先ほどのように「褒めている」と誤解されることがおおいので、少し深掘りしていきます。

【大前提】

・挨拶をする

・目を見て話す

・身体を向けて話す

・相手の話を聞いているときは、仕事を一旦止める(例外あり)

・「きみ」とかではなく名前を呼ぶ

・髪型が変わっていればそのことに気づく

【実践のやり方】

例)少し早く来て準備をしてから仕事をしているスタッフがいた場合

「○○さんはいつも少し早く来て準備しているね。」

例)自主的に掃除などをしてくれたスタッフがいた場合

「○○さん!さっき掃除してくれていたよね。」

例)入社したばかり。だけど何か承認したい場合

「○○さんはハキハキしているよね」「○○さんはいつも笑顔だね」※もちろん嘘はつきません。事実を伝えることを意識して下さい。

この毎日の積み重ねって本当に本当に大切です。

誰でも出来るけど、ほとんどの人がやっていないマネジメントの極意だと言っても過言ではありません!!

是非今日から実践していきましょう。

次回更に効果を高めるポイントについて書きます。

参考になった本をいくつか紹介させていただきますので、是非読んで下さいね。


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