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薬を飲んでも熱が下がらない。今の環境にストレスを感じていませんか?―心因性発熱とその対策

おはようございます、こんにちは、こんばんは!

みなさんは

熱が下がらない。

風邪薬がきかない。

なんて経験はありませんか?


コロナ疑いでの受診の目安に

「37.5度以上の発熱が4日以上続く」という項目があり、

微熱が出ると「コロナかな!?」

なんてちょっと敏感になりますよね。

(今は受診・相談の目安から「37.5度以上の発熱が4日以上」は削除されているようですが)

厚労省:新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安


そんなこんなで外出先でも検温があるなど今までより

熱に過剰に反応してしまうようになりましたよね。


しかし、ストレスから来る熱があるということをご存知でしょうか。

知恵熱とかは聞いた事があるかと思いますが

ストレスからくる熱は別に病名があり

つまり病気なのです。


今回はストレスからくる熱についてとその対策までご紹介していきます。

熱に悩まされている方、ぜひ見ていってください。



心因性発熱とは

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発熱の定義
そもそも発熱は体温が上がった状態で、医学的には体温が37.5度以上のこと言います。
※個人差はあるので37.4度以下でも発熱と考えられる場合もあります。

心因性発熱(機能性高体温症)
通常は病原体が体内に侵入し、脳が病原体を排除しようと交感神経と筋肉にはたらきかけて体温を上昇させます。

しかし、ストレスが体に負荷をかけることで体温を上昇させることもあります
原因不明の熱は2割程度はこの「心因性発熱」と言われています。



心因性発熱は大きく分けて2つのタイプがあります。

①大きなストレスによって一時的に体温が急激に上昇し、すぐ解熱する
(例)手術前日、急に39℃の高熱がでたが手術が中止と決まったらすぐに下がった
―――――――――
「ストレスでかっとなる」というのは比ゆ表現ではなくこの一つ目のタイプに当てはまると言えます。
すぐ解熱するので問題はないのですが、ストレスの原因を突き止めないと何度も繰り返す恐れもあります。

②慢性ストレス状況で数か月以上も微熱が持続し、ストレスから解放されても平熱に戻らない
(例)朝は平熱、夕方になると37度台の微熱が持続しているが、休み中は朝夕共に37度以下の平熱になる


今回はタイプを大きく二つに分けましたが、多少個人差はあります。



風邪熱と心因性発熱の違い

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心因性発熱

参照:心因性発熱(ストレス性発熱)-オフラボ

上記のように心因性発熱は検査して数字で結果が出るものではないです。
症状も目に見えて分かるものではないので怠けているように見えがちです。



心因性発熱と一緒に起こりやすい病気


ストレスで体調を崩す場合、一つの病気だけではなく複数の身体疾患、精神疾患が同時におこることがあります。


心因性発熱を起こした人には

・子ども:起立性調節障害
・大人:緊張型頭痛、気分障害(うつ病、躁うつ病)
    不安障害(パニック障害、PTSD)

が併存していることが多いのです。



どうやって治すの?

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心因性発熱を治そうとする場合は、まず内科にいって検査を受けた病院から心療内科、精神科などを紹介してもらうのがよいです。

上記で述べた、精神疾患を持っている場合は同時に治療を行うか、できれば精神疾患の治療を優先して行う方がよいと言われています。


心因性発熱の治療は主に5つあります。

①生活指導
②薬物療法
③自立訓練法などのリラクセーショントレーニング
④心理療法
⑤併存症


心因性発熱が続いてる時期は日常生活のペースダウン睡眠時間を十分に確保することが最も重要です。

ここがなかなか難しいポイントで治りくい原因とも言えます。


仕事などで休みが取れなかったり、睡眠時間を確保するのが難しいことも多いです。


では具体的にどうすればいいのかということなんですが、大きく分けて4つ挙げます。

1.その日にすることの優先順位を決めて、全てをやろうとしない
仕事や家事を全力投球でなく70%(位)の力で行なう。
また、そのことに対して「自分はこんな弱い人間ではないはずだ」と自己嫌悪に陥ったり、「さぼっている」「申し訳ない」などの罪悪感を抱かず、これは治療だ、と割り切る。

2.こまめに休憩する
仕事や家事をしていて、疲労を感じ始めた時に抱く考えと行動を、「まだ頑張れる、もう少し頑張ろう、きりになるまでやり終えてから休もう」ではなく、「疲労は休めという体の声、きつくなる前に休憩を取ろう」に切り変える。

3.休息するときは、体を横にして目を閉じる
横になるだけで、立った姿勢や座った姿勢より、筋肉の緊張も交感神経の緊張もとれます。また目を閉じるだけでリラックスしたときの脳波が増えるからです。

4.この時期に心身を鍛えようとは考えない
ストレス性と診断されると、鍛えなければ!と考える人がいます。
風邪の予防のためには乾布摩擦など、心身の鍛錬は有効です。
しかし、熱があって震えているときにすると逆効果であるのと同じです。
鍛錬は病気が治って元気なときにするものです。

以上の点の気を付けて、できる範囲で工夫して実行していきましょう。



まとめ

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今日は心因性発熱についてとその対策をお話ししました。


多分この症状お持ちの方多いと思っています。

ただ、なかなか気付きずらいものですし認知も低いです。


すこし私のおはなしになります。

最近この症状があることを知って体が弱いだけじゃなかったのかと思いました。

仕事をやめた今も37度前後を行き来しています。

コロナのこともあり、外出時は検温で引っかからないか気にしないといけないのが厄介です。


ただ、私の症状は頭痛とかるーい不眠ぐらいで慣れてしまったのかそこまで気にならないのですが

しっかり治すべきだな、と最近思い始めました。

やっぱり、疲れやすくなりましたし前よりも気力が落ちている気がするので。


ちょっとの熱でもエネルギーは使われているので

みなさんもストレスの原因を突き止めて気長に治していきましょう


自分のストレスを認めるということは難しいです。

ただ、それでももし治そうという気持ちになった方は

私でよければお力になります。

全然知らない他人に話すだけでも

多少スッキリすることもあるので

ツイッターでもこのnoteのコメントでも

いつでもお話し聞きますよ。


ぜひ↓まで。

@DecoNon_writer





今日のつぶやき

明日は久々にでかけようかと思っています。


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