発達障害の診断から8年…私が変えた3つのこと
「あなたの発達障害は一生治りません」……そうお医者さんから告知されたのが8年前。
「一生」という言葉の重さが、当時はずっしり肩にかかったものの、一生このままなんてまっぴらごめん!そう思った私は、少しずつ、少しずつ、変えられる部分を変化させていきました。結果、肩の荷がだんだんと軽くなってきました。
私が変えたことはたくさんありますが、そのなかでも3つにぎゅっと絞って、ざっくりと語っていきたいと思います。
1.悩みとの付き合い方
今も昔も相変わらず、悩みは目の前にどんと立ちはだかっています。それでも、自分に発達障害があると分かってからは、悩みとの向き合い方を見直すようになりました。
変えられないことは、いい意味であきらめる。
変えられることは、より具体的に改善させる。
たとえば、以上の2点を心がけるようになりましたね。
昔は悩み方すらめちゃくちゃ下手だったんです。自分の変えられない性格をウジウジ気にして、転職も無鉄砲にくり返してばかり。それでも悩み方にもコツがあると気づいてからは、無理や無駄が少なくなりました。今では自分の特性と折り合いをつけて、働きやすい職場で落ち着いています。
詳しくは今後徐々に、記事にする予定です。乞うご期待!
2.コミュニケーションの仕方
一言でいえば、アサーションを取り入れるようになりました。アサーションとは、自分も相手も大切にする自己表現方法です。
アサーションはすっごく重要なので、まっさきに説明したいのですが、とてもじゃないけれどこの場で語りつくせそうにありません。
(2022.7.18追記:アサーションに関する記事をアップしました!詳しくは以下からご覧ください)
アサーション以外にも、コミュニケーション方法については、いろいろと見直しました。たとえば聴覚処理が苦手なので、復唱確認を意識的に行ったり、メモを活用しながら話したりするよう心がけています。
発達障害者向けのライフハックは、自分を変えることなく、環境・仕組み・道具などを変えるものがほとんど。コミュニケーションもある意味、変えやすい分野なのではないかと思います。
3.環境(職場・自宅)
発達障害のある人の生きやすさは、環境によって左右されやすいもの。なので、自分に合った環境を選んだり、整えたりするようになりました。
職場に関しては、発達障害をオープンにして働いています。事務職です。
・マルチタスクな作業
・臨機応変な対応
・きめ細やかな気遣い
これらが大の苦手なのですが、障害をクローズにしたままでは、さすがにこれらを避けるわけにはいきません。オープンにすることにより、不得意なことは無理にやらなくていい環境に身を置けるようになりました。
ただ、完全に楽になったかといえば、そうでもないです(笑)私はなぜか頼まれごとをされるのが多くて、気がつけば仕事が山積みになってしまうことも。でも、クローズ就労していたときと比べたら、マイペースに働くことができているので、何とかなっています。
自宅に関しては、診断直後にむちゃくちゃ断捨離しました。部屋にゆとりができて、家事がはかどるようになりましたね。ただ最近物が増えてきているので、また片づけたいな……と思っています。
まとめ
私は発達障害が見つかってから8年たちますが、びっくりするほど自分は変わっていません。それでも以下の3つを変えることになり、だんだんと生きやすくなりました。
悩みとの付き合い方
コミュニケーションの仕方
環境(職場・自宅)
ところで皆さんのなかには、発達障害そのものよりも、とにかく自分が楽になる方法を知りたいという人が多いのではないでしょうか。私もそれを知りたくて日々模索中。今でも変化をくり返しています。
一般論や再現性が保証できる方法は、残念ながらお伝えすることはできません。それでも私自身が楽になった道のりを、noteでこれから順々にお話しできたらと思っています。たったひとりでもいいから、何かの参考になればうれしいな……
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