見出し画像

お正月を迎えられるのは奇跡…北陸の地震に寄せて

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

毎年、お正月を迎えるたびに、実感することがあります。
「今、ここにあるものは、決して当たり前ではない」……ということ。

明るく暖かな初日の出。
美味しいおせち料理やお餅。
自分や身近な人たちの笑い声。

それは、生きていればこその奇跡です。

元旦というと、本年の抱負に胸がふくらみますよね。ところが、無から有を生み出すことはできません。

0にはどんな数を掛け算しても、0のまま。
逆にいうと、0.00…1でもあれば、倍に増やすことが可能です。
ささやかな原因でも積み重ねていけば、必ず結果に結び付いていきます。

今、ここにあるものに感謝して、それを根本に末広がりな年にしたいです。


北陸の地震でいちばん気がかりなのは…

さて、本年は年初から、北陸で地震が発生して大変でしたね。
これをご覧になっているあなたは、大丈夫でしたか?

「今、ここにあるものは、決して当たり前ではない」……今年はますます強く痛感しています。

私は被災地に、何人か知り合いがいます。そのうちの一人、日野信輔さんには1ミリも頭が上がりません。

日野さんは株式会社Nextwelの代表取締役。障害者支援事業を手がけています。このnoteでも何度かお名前を出しているので、ご記憶にある方もいらっしゃるかもしれませんね。

※たとえば以下の記事で紹介しています↓

2023年10月には石川県加賀市で、在宅ワークスクール加賀をオープンしました。この施設は就労移行支援事業所です。障害のある人が就職するためにトレーニングする施設と言えば、わかりやすいでしょうか。このような施設は通所を大前提としているのがほとんどですが、家にいながらITスキルを学べるなんて、全国的にも稀な取り組みをしています。

その施設が何と、年末にとんだ災難に遭ってしまったんですね。

※詳しくはこちら↓

雪国でよりによって、暖房器具が壊れてしまうなんて……

12月30日の夕方にこの知らせに触れたとき、私は居ても立ってもいられなくなりました。利用者やスタッフの方々が、寒さで指を震わせながらパソコンを入力するのは辛いだろうに。遠い北陸に想いを馳せて、復旧資金として微力ながらカンパさせていただきました。

そこから数日もしないうちに、追い打ちをかけるように大震災。どうかこれ以上被害が広がらないようにと、願うばかりです。

私にも発達障害がありますが、さまざまなお力添えをいただいて、働くことが叶っています。だからこそ、同じ障害がある人たちの就労を応援したいし、トレーニングできる居場所を守りたいです。

(年明け早々恐れ入りますが……お気持ちがあれば、カンパやSNSでのシェアにご協力いただけるとありがたいです)


今、ここに、あるものに感謝。

今、この文章をご覧いただいていることも、決して当たり前ではないと感謝しています。

あなたが、すこやかな日々を過ごせますように。

心からお祈り申し上げます。


※さまざまな事情から、noteをあまり見て回れない日々が続いています。大目に見ていただけるとありがたいです。


【お知らせ】
※発達障害とコミュニケーションについての本を出版しました。
(おかげさまで、本のプレゼント・キャンペーンは昨年を持ちまして完了しました。ありがとうございます!)


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?