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京都 亀岡が舞台の映画「かめじん」一番のドラマは日々のなにげない風景

亀岡が舞台の自主制作映画「かめじん」を観ました。
ざっとしたストーリーは京都新聞の記事がわかりやすいと思うので引用します↓

京都市内で働く亀岡出身の主人公がH商店街の魅力発信の仕事を上司から言い渡され、商店主たちとの交流を通じてまちの魅力に気付いていくストーリーだ。古里の人の温かさや郷愁を誘う1時間超の作品という。

主演とナレーションは、同社社員で亀岡市曽我部町の並河杏奈さん(25)が務める。監督はプロの映像作家に依頼し、昨年8月から市内各地でロケを続けている。亀岡祭や保津川下り、トロッコ列車の場面もある。京都市内でも上映会を開催し、海外の映画祭に応募するという。

3月上旬の撮影はH商店街のコーヒー豆販売店「カフェタイム亀岡店」で行い、並河さんがオーナーの女性から、店の特徴や気になる男性の居場所を教えてもらう場面を撮影した。監督から演技指導を受け、登場人物の心境を想像して真剣に取り組んでいた。

商店街の井尻清行会長(49)は「撮影を通じて商店街の結束が強まった。映画を見た人が亀岡を訪れて、商店街に足を運んでくれれば」と期待する。

並河さんは「亀岡の人が自分のことを『かめじん』と称する場合、古里への誇りと自虐が入り交じっている。映画がまちへの見方を変えるきっかけになってほしい」と話す。

亀岡の風景や、そこで暮らすみんなが主役の映画。商店街や人々との交流が、亀岡の自然とともに淡々と流れていきます。大きな事件はなくて、ちょっとした恋模様が見え隠れする程度。
こう書くととても退屈な話だけど、普段の生活にも大きなことはたいしてなくて、同じことの繰り返しで結構単調。
だけどそんな日々が、そこらへんにいる人とのかかわりがドラマで、何にもかえがたい時間なのですよね。映画を観ていて、そういう事を強く思いました。淡々とした映画ですがすごくよかったです。また観たいなぁ〜

鑑賞して何より心に残ったのが、saji店主が冒頭から号泣だったこと。
京都市内から亀岡にやってきてカフェを開業、3年のあいだいいことも苦しいこともあったと思います。でも人とのつながりや亀岡の良さを人一倍感じているはず、そんな人が感涙している姿を見て、それだけでもこの映画は成功だったと思う。
本人に言ったら怒られそうだけど、泣きの姿を見て、あぁよかったなと思ったのですホンマに。みんなに愛されてる店とか愛されてるキャラとかそんな次元でなくて、かめじんになって良かったなぁって思うのです。

亀岡は京都市内へのアクセスの良さ、自然の豊かさなどから、移住する人や作家が増えているそうですが、それもわかる気がします。
ちょっと田舎だけど、素朴でゆるやかな空気が流れている。街に疲れた人が癒やされに訪れたくなるのだろう、そんな気がします。
映画を観ているだけでもそう感じたのだから、実際の亀岡を見たらそう思うに違いない…

余談ですが、最後までぞんざいな扱いだった桂川亀岡市長がグッジョブでした。普通ならありえない扱いだけど、そんな扱いをされるところに、市民との距離の近さやあたたかさを感じました。
京都市長ならこんなおいしい立ち位置には絶対立てないと思う。

そして主演女優、あんなちゃんの最後まで続く素人っぷりが最高だった!笑
あの素人感が逆に感情移入できてよかった気ががします。
これ京都市民に観て欲しい!事務局の人精力的に働きかけてください!!

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千代川の「季節のお菓子 つきよみ」をネットで見つけ訪問、つきよみさんに「cafe saji」を紹介してもらい、店主大谷さんと仲良くなってから、他の”かめじん”とも交流が広がり亀岡が好きに、思い入れの強い街になりつつあります。
映画「かめじん」にも知った人や知った場所などが出てきていて、もはやひとごととは思えない 笑。
私は生粋のかめじんではないけど、もっと亀岡を知って関わって、亀岡の良さを発信できる人になりたいなぁ〜
なんとなくですが、今後のテーマにしていきたいと思うのでした。

変わらず関わってくださる皆さん、これから出会うであろう皆さん、ますます亀岡に絡むと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

そうそう、生まれも育ちもかめじんな人と「じがめ」、移住してきた人を「たがめ」と呼ぶそうです!笑

そうそう。

sajiでの上映会後、総勢6名で行ったアミティの「東香園」での中華ランチ、おっさんのご飯会みたいで楽しすぎました笑。みんなしてよぉ食べましたな〜笑!


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