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就活ゆる日記vol.2〜インターンなるものに、行ってみた。

就職活動、略して「就活」。
この一大イベントは、これから社会人として生活する場所探しだと私は思う。
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 私の就活は大学2年生の夏に始まった。

大学の部活を辞めた私はある日、そろっと近づいてきた就活というイベントに気づいた。
ひとまず就活サイトに登録。
その夏休みに、初めてのインターンに参加することとなった。

参加したのは、就活サイト(登録したトコ)を運営する人材系の会社。
なんの知識も持ち合わせていなかった私は、限りなく私服に近い格好で会場へ向かった。会場にはスーツがずらり。早速気後れしてしまった。

内容は、(インターンでおなじみの)会社説明+グループワーク。
4人ずつで作られたグループは、男1:女3。
私以外、全員3年生。もちろん私とは意気込みも経験値も違う。すでに場数を踏んでいるのか、グループワーク前から自然と自己紹介が始まった。

「○○大学から来ました、△△です。」
一瞬私の耳が止まった。大学名を言うのか。
しかしそんなことでは立ち止まらない、大丈夫。
中高のクラス替えの時では「〇〇部です」、
大学では「△△サークルです」とか言っていたし、
就活は大学名がその役割なんだなぁ、と理解するのに時間はかからなかった。
私の番が回ってきたので、例の自己紹介とともに「2年生です。」となんとなく保険をかけておくと、
「えー!」と驚きの声が上がったのを覚えている。
今から考えれば分かるが、なかなかインターンにやってくる2年生はいない。しかも私服で来てしまうような不安要素が、メンバーにいるのである。

あとで分かったことだが、その企業のインターンは選考直結型で、優秀な結果を残すと、選考に有利になり内定に近づくのだ。
つまり、グループワークは絶好のアピールの場。

課題は「(架空の)街の活性化のために、どういった提案をするか」というもの。
始まるとすぐに、華やかそうな女子が場を仕切り始めた。そもそも人材業界が何をするのかも知らない私は、ただ頷いて同調するだけ。
そんな私は書記役を任されたが、字が上手いわけでもないので断ってしまった。
グループ内の役割なだけで、字がどうこうではなく、引き受けておいた方が自分の為にも良かったのだと思う。

そんな反省もしながら、初めてのインターンは幕を閉じた。ちなみに、仕切っていた女子は優秀者に選ばれていた。

なるほどと思った大学2年生の夏。

   

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