見出し画像

コミュニケーションは相手を尊重する姿勢が不可欠

私が通っているリワークにはコミュニケーションについての講座がいくつかあります。

講座で学習するものは実用的なものが多く、とても勉強になります。

ありがたいことに、リワークでは安心してコミュニケーションをとることができています。
自分の意見や主張、好きなことなど会社では言わないようなこともしっかりと伝えられています。

ですが、コミュニケーションスキルは習いたてですし、私も含めて使いこなしているわけではないんです。

なぜコミュニケーションがとれているのかというと、根幹に相手を尊重する姿勢があるからではないかと思います。
尊重はリワーク全体を通しての推奨されていることでもあります。

何かを実行する時、それが精神状態や感情に影響される類のものであれば、できる状態であることが大切です。

私は他の参加者から尊重されることにより、自分の考えや意見を言うことができる状態になっているんだと思います。

尊重といっても、よく言われる相手の意見を尊重する、とは違います

相手の発言ではなく人格や尊厳や感情を尊重する。
つまり相手という人間そのものを尊重する。

それ自体は当たり前のことではありますが、時として物事を進めることを優先するあまり、形だけのものとなったり、対象が意見など狭いものに限定されたものになり、相手そのものが置き去りになってしまっていることがあります。

コミュニケーションスキルは相手そのものを尊重する姿勢がないと、最終的に相手を否定する、攻撃する武器になってしまう可能性があるのではないかと思います。

かつて私を精神的に追い詰めた人は講座で習うようなコミュニケーションの技術を高いレベルで身につけており、運用もできる人でした。

上の人からはコミュニケーションスキルが高い、優秀な人間という評価も受けていたと思います。

しかし、結果として私という人間を否定し追い詰めてしまいます。
当時、私という人間は尊重されていない、否定されていると感じていました。

相手から尊重されることによりこの場では自分の思ったことを話しても否定されないのだ、仮に相手から違う意見を言われても、意見が違うというだけで私という人間は否定されてはいないのだと思うようになるのです。

物事を進めるために、相手を動かすためにコミュニケーションをとること自体は仕事で必要な場面も多いので否定しません。
仕事でたまたま行動を共にすることになっただけの人間をそこまで尊重することが難しいということも分かります。私もそうです。

しかし、相手を尊重する姿勢がないコミュニケーションスキルは時として相手の尊厳を損なうものになってしまう可能性もあります。

私にとってはコミュニケーションで最も大事なのは相手という人間そのものを尊重し自分も尊重されることである。
尊重というベースありきの技術なのだ、というのがリワークでの大きな気づきの1つです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?