刑太

好きなものを好きに語るだけ。

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最近の記事

初心者向けのゲッターロボ(OVA)はこれだ!

ゲッターロボに興味がある人、OVAなんて観なくていいです。 普通に初代ゲッターロボを観てください。 アニメ版はアマプラの東映アニメチャンネルで月額350円で見放題でYouTubeでも第1話が無料見放題、漫画版(いわゆる原作)はebookjapanで440円(全3巻で1320円)で買えます。 ではまた… 終 …というわけにもいかないので一応書きます。 ゲッターロボはメディアミックスの特性上「企画そのものが原作」なのだが、今回はOVAの元ネタになっている漫画版を「原作」と

    • 創星のアクエリオン(OVA) 裏切りの翼/太陽の翼 感想

      先日「創聖のアクエリオン」を観返したので今回はそのついでに観返したOVA版の感想です。 タイトルがごっちゃになるので創聖は「TV版」と創星は「OVA」と呼称します。結論から言うと全然面白くなかったです。 一応前日談…らしいどうやら並行世界の出来事らしいのだがこの戦いの余波によってTV本編の第1話に繋がるという作りになっている。まあゼーガペインアダプテーションよりは無理のない話だったかな…という感想。要るか要らないかで言えば、絶対に要らない。 シリアスすぎる本作を「つまらな

      • 21世紀に蘇ったゲッターロボ 「創聖のアクエリオン」

        諸君、ゲッターロボは好きだろうか? 私は大好きだ。石川賢が描く原作漫画版と上原正三が脚本をつとめる東映アニメ版はどちらも面白く甲乙つけがたい。「三人全員が主人公」というコンセプトが上原正三を唸らせ、後のスーパー戦隊シリーズにも繋がる偉大な作品だ。 もちろん後年に出たOVAや別作者の漫画にも光る部分はあるのだが、原作漫画や東映アニメ版には遠く及ばない。 しかし私の中で唯一原作漫画版や東映アニメ版に並びうると考えているゲッターロボがある。 「創聖のアクエリオン」である。 タイト

        • Netflixオリジナル作品「Ultraman:Rising(ウルトラマン:ライジング)」感想

          Netflixで2024年6月14日配信開始の映画『ウルトラマン:ライジング(Ultraman: Rising)』を視聴しました。 続編ありきの作風というか海外ドラマ特有のクリフハンガーなのですが本編だけでわかる内容から憶測混じりで感想を書いていきます。 結論から言うと… 最悪でした… 解散… ってわけにもいかないのでとりあえず目次。 結構長いです。 問題点①主人公がやばいウルトラマンに変身する主人公のサトウ・ケンジ(以下ケン)は本業の野球の片手間で嫌々怪獣退治して

        初心者向けのゲッターロボ(OVA)はこれだ!

        • 創星のアクエリオン(OVA) 裏切りの翼/太陽の翼 感想

        • 21世紀に蘇ったゲッターロボ 「創聖のアクエリオン」

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          俺は「憎めない悪役」が憎い!

          「憎めない悪役」という概念がある。悪に徹しきれていなかったり、間抜けで可愛げがあったり、視聴者の共感を得たり、様々な理由でそう言われるキャラクターがいる。 しかし私はこの「憎めない悪役」という概念が嫌いだ。なぜなら… それを理由に罰を受けない事があるから「激走戦隊カーレンジャー」のボーゾックは人間臭さが魅力のコミカルな悪の組織である。総長ガイナモはエグゾスやリッチハイカーに良いように使われていてその中間管理職の悲哀は全国の父親の共感を呼んだだろう。中盤以降はギャグ要素や可

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          ゴジラが皇居を破壊しない理由

          日本一の税金泥棒の一族が住む、皇居。 現実に限りなく近い日本を舞台とした「シン・ゴジラ」で庵野監督は東宝側から「皇居だけは焼くな」と念押しされていたのはあまりにも有名だ。 初代ゴジラは田町あたりから銀座を抜け、国会議事堂まで破壊するが皇居には何も被害を与えずそのまま隅田川方面まで抜けて再び東京湾に戻っていく。通る場所をすべて火の海に変え放射能汚染しながらこの迂回はさすがに不自然である。 そのため多くの憶測を呼んだが、今回は私なりの考えを述べていこうと思う。 侵入ルートが東京

          ゴジラが皇居を破壊しない理由

          「GODZILLA×KONG 新たなる帝国」を観てきたよ

          品川のTジョイで観てきました… 先に言っておくと GODZILLA(2014)は嫌い ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(KOM)は許さない ゴジラVSコングは虚無 こんな感じの評価なので全く期待してなかったのですが… …わりと面白かったです モンバスで一番良かったまであります。 評価点・人間ドラマならぬ「猿ドラマ」!? 「KOM」の人間ドラマパートは90年代コンテンツでも見ないような古臭い環境テロリストで話を回す非常に退屈で不快感の強いものだった。しかし「人間ドラマ

          「GODZILLA×KONG 新たなる帝国」を観てきたよ

          美少女戦士セーラームーン(2003年実写ドラマ版) 感想

          今回は実写版のセーラームーンについて話そう。 バンダイ版ミュージカル(バンミュ)の大成功を受けて作られた、とかそんな経緯らしい。Pは白倉伸一郎。監督は田崎、脚本は小林靖子が全話執筆。仮面ライダー龍騎かな? TTFCにも東映アニメchにも無いのでわざわざDVDを購入して観返した。 ここから先は原作漫画版を読んでいる前提で話します。未読の方は私の便所の落書きなんて読んでないでさっさと原作を読みましょう。とても良い漫画ですよ。 評価点①「Crystal」に先駆けた原作準拠の映像化

          美少女戦士セーラームーン(2003年実写ドラマ版) 感想

          人は皆、一人ぼっちの星。だからこそ… 「美少女戦士セーラームーンR(劇場版)」感想

          諸君、セーラームーンは好きだろうか? 私は大好きだ。先日の乃木坂セラミュにも行ったし、聖地・麻布十番は頻繁にバイクで巡礼している。 特に武内直子先生(以下「直子姫」)の原作漫画版が大好きで、中でも第五部は何度も読み返している。記事タイトルにある「一人ぼっちの星」とは第五部最終決戦でのエターナルセーラームーンの台詞である。 なら当然好きなアニメは「Cosmos」か?と言われると違う。もちろん原作漫画を忠実に再現しているが詰めの甘い部分もあり「原作の劣化版」感は否めない。 TV

          人は皆、一人ぼっちの星。だからこそ… 「美少女戦士セーラームーンR(劇場版)」感想

          「ウルトラマンが武器を持つな」問題を解決するたった一つの冴えた方法。

          ある日のX(旧Twitter)でこんなポスト(旧ツイート)が目に付いた。 まあよくある意見だ。行間がかなり省かれているが要は「玩具丸出しの武器を持つな」である で、なぜ目に付いたかと言うと、めちゃくちゃ袋叩きにされていたからである。 本当にテンプレのような引用やリプライばかりで安心感さえ覚えるのだが、その中で特に伸びているものを抜粋すると こんな感じのリプや引用が何十件。伝統芸能か。 一応私の持論を先に言っておくと こんな感じ。 しかし今回はウルトラマンが武器を

          「ウルトラマンが武器を持つな」問題を解決するたった一つの冴えた方法。

          超光戦士シャンゼリオン 最終話「時を越えて…」についての考察

          一見、夢オチ+人類完全敗北ように見える衝撃の最終回。 しかし、もしこれまでの38話のエピソードが人類の敗北が濃厚な戦局の中で現実逃避している暁の夢だとすると、作劇として非常にお粗末なものではないか。 今までの世界、もうひとつの世界。どちらの世界が現実なのか?その答えは放送から30年近く経った今でも定かではない。 なので公式書籍でのメインライターの井上敏樹が唯一残した「夢は美しいから夢なんだよ」という抽象的な発言が大きな手がかりになる。 超光戦士シャンゼリオンバイブル (ファ

          超光戦士シャンゼリオン 最終話「時を越えて…」についての考察

          ひろがるスカイ!プリキュア 総括

          「ひろがるスカイ!プリキュア」が今日最終回を迎えた。一年間とても楽しませてもらった。私がプリキュアシリーズにハマるきっかけを与えてくれたという意味でも感謝している。 先に言っておくと私が観たプリキュアは ふたりはプリキュア(好き) ふたりはプリキュアMaxHeart(好き) ふたりはプリキュアSplash☆Star(一、二を争うほど好き) Yes!プリキュア5(四番目に好き) Yes!プリキュア5 GoGo!(ニガテ) フレッシュプリキュア!(一、二を争うほど好き) ドキド

          ひろがるスカイ!プリキュア 総括

          セーラームーンの主題歌の話。

          元々私は原作版のファンだったのでアニメはCrystalシリーズと初代しか見ていなかったのだが、映画「Cosmos」の公開を機に去年の春から夏にかけてサブスクで改めて初代を観返した後に「R」から「スターズ」の旧アニメを観てみた。原作より優れている部分も劣っている部分もあってとても有意義な200話だった。 特に第一部と第二部のミッシングリンクとなる「R」の魔界樹編は一番好きなアニオリパートだ。 おっと、主題歌の話だったね。忘れてた。今から歴代セーラームーンで私が好きな主題歌を挙げ

          セーラームーンの主題歌の話。

          「ウラネプ」が好きなのではなく「外部家族」が好き、って話

          「百合界のカリスマ」と名高いセーラーウラヌス/天王はるかとセーラーネプチューン/海王みちる。 孤独な戦士二人が出会い公私共にパートナーになり同じ使命を果たすために悪と戦う。旧アニメ・原作ともにロマンティックだし何よりヒロイックで大好きだ。ただ、SuperSスペシャルのみちるだけは例外で「はるかのいない世界なんて守ってもしょうがないじゃない」という発言には申し訳ないがドン引きした。アニメより原作が好きな私は戦士の使命と個人の夢を両立するのがセーラー戦士の強さだと認識しているので

          「ウラネプ」が好きなのではなく「外部家族」が好き、って話