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「ウルトラマンが武器を持つな」問題を解決するたった一つの冴えた方法。


ある日のX(旧Twitter)でこんなポスト(旧ツイート)が目に付いた。

元ツイート削除済のためスクショ

まあよくある意見だ。行間がかなり省かれているが要は「玩具丸出しの武器を持つな」である

で、なぜ目に付いたかと言うと、めちゃくちゃ袋叩きにされていたからである。

本当にテンプレのような引用やリプライばかりで安心感さえ覚えるのだが、その中で特に伸びているものを抜粋すると

こんな感じのリプや引用が何十件。伝統芸能か。

一応私の持論を先に言っておくと

こんな感じ。

しかし今回はウルトラマンが武器を持つことの是非を問いたいわけじゃない。こんなご時世だ。もう玩具丸出しの武器を持たないウルトラマンなんて作れないだろう。

だからその前提の上で「ウルトラマンが武器を持つな」問題を解決する方法を考えるようと思う。


昭和の武器と令和の武器の違いは何か

「昭和ウルトラだって使ってるからいいだろ」という意見が非常に多い。しかしアイスラッガーやエースブレードのような「刃物」に比べ、ニュージェネレーションヒーローズの武器はオーブカリバーやゼットランスアローなどギミックがありメカニカルかつ大味なデザインのものが多い。
ここが決定的な違いだろう。そのせいでシンプルな本体とゴテゴテとした武器のデザインの差に違和感を覚えるのは仕方ない。
もちろん、レオの傘やタロウのバケツはニュージェネ武器に比べても全然ダサいと思うのでここでは「論外」とする。


コロンブスの卵?意外な解決方法

全肯定オタクの皆さん、懐古厨の皆さん。朗報です。誰も傷つかない平和的な解決方法をわたくし刑太は思いつきました。

それは武器側ではなくウルトラマン側が変わることです。
武器に負けないよう本体も大きく、太く、メカニカルに、ハイディテールに。

要はこういうことです。

ま、流石にこれは極端だしロボットはスーパー戦隊と被ることからバンダイが嫌がりそうなので実現可能な範囲で言うと

後藤の中では割と好きなデザイン

これの下半身をもう少しアーマーで太らせた感じ。
どう?簡単でしょ?
55年以上も続くシリーズでありながらウルトラマンはデザインが無駄に保守的。ニュージェネレーションヒーローズもダサい個性的なデザインだがそれでも「引き算の発想」によって生まれたティガを超えるブレイクスルーは未だ現れない。
そんな姿で玩具然とした武器を振り回しても違和感しかないはずだ。なので武器が悪目立ちしないようウルトラマンも玩具然としたデザインになってもらいます。アクションフィギュアは武器がたくさん装着できるように全身に3ミリ穴をつけよう。

ダサいので僕は絶対に嫌です。

最後に

先程はウルトラマンのデザインが保守的だと言ったが、別に私はこれを悪い事だとは思わない。
むしろエグゼイドだのディケイドだの当たり前のようにクソダサい前衛的なデザインを量産できる仮面ライダーの方がどう考えてもおかしいのである。
そしてウルトラマンアークのデザインを見てほしい。

ぶっさ…

胴体や下半身は初代マンやガイアのようなスッキリしたデザインだが、マスクはアーマーを着込む前提のニュージェネ特有の悪人面。
どうだろう。「本当は昔ながらのウルトラマンが作りたいが、スポンサーに許してもらえないゆえの必死の抵抗」がデザインから伝わってこないだろうか?
ウルトラマンブレーザーもそう。レジェンドアイテムと並列タイプチェンジを廃止し、1クールは丸々武器販促をせずに走り抜けた。ブレーザーは嫌いな作品だが、制作陣の玩具販促への反骨心は評価に値する。
特にスパイラルバレード大喜利を見ていると(釣竿とかめちゃくちゃ滑っているけど)楽しそうに撮っているのが伝わってくる。
田口や辻本はギミック付きの大武器も過去作要素も本当はやめたくて仕方ないのだ。
全肯定オタクの皆さんは武器を持つ違和感から目を背け現行コンテンツを擁護するのもいいが、本当に全肯定オタクならば制作陣のSOSを聞き入れてもいいだろう。
僕は制約を取っ払ったとしても田口やタケスエで回している以上はいつまで経ってもニュージェネの「作風」は直らないと思ってるのでやりません。
何せ田口の野郎、仮面ライダーガッチャードすらニュージェネの空気感に変えてしまうのだから…というのは別の機会にまた。

友よ、また会おう。

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