「理解」と「共感」。「理解」に潜む解決したい意識

コーチングをしていると、時折恋愛について相談を受けることがあります。多いのは、圧倒的に男性です。私が男性だからでしょうか。。。ざっくり言うと、「パートナーの気持ちがわからない」という悩みです。いつもクライアントに言うのですが、女性の気持ちを知ることができたら、もっと他の仕事してます。ですから私は答えを知りませんが、お話しを聞いていると、気づきも多いのでその事について書きたいと思います。

理解できない

パートナーに悩みがあり、その悩みに寄り添い理解しようと、一生懸命話を聞いて、接し方を変えてみたり、環境を変えてみたりして、誠心誠意解決しよう努力する。しかし相手の不満や悩みの話が絶えない。次第に本人にもストレスが溜り、関係が悪くなっていきます。

理解という言葉に隠れる解決やコントロールしたい意識


私たちにとって、相手を理解することは生活する上で重要です。特に仕事では、お客様、会社、上司、部下などの多種多様な考え方を受け入れる必要があるからです。人間性がひどい、共感できない人でも「理解」さえできれば、仕事ができます。私たちは「理解」することで、感情的な反応を抑え、自分自身や相手をコントロールすることができるのです。
そうした生活の中で、「理解」≒「コントロール」と自然と構図ができており、「コントロールできないこと」は、「理解できない」と端的に整理されている気がしています。

感情的な繋がりを求める「共感」

ただ、私たちは、自分の価値観に触れることを取り扱う時、相手に感情的な繋がりを求めることがある気がします。 「共感」して欲しいという気持ちです。「共感」を求めることは、何かをコントロールしたり、解決して欲しいことでなく、「承認」や「安心」を得たいという想いに近い印象です。ちなみに、仕事をする上では、「共感」を不要です。「理解」さえできていれば、どんな相手とでもドライに仕事ができるからです。

相手の不安や悩みに向き合う時

話を少し戻しますが、クライアントの恋愛相談を聞いていると先に述べた「理解」と「共感」を整理できなくなっていること多いような気がします。二人で居る理由として、「共感」できることが多いが、何か障壁が出てきた時に「コントロール」しようとしてしまいます。もちろん「解決」できないことが発生しますので、ストレスにつながります。なんとなくですが、女性は共感して欲しい、男性は理解したいという構図があるような気がします。

まとめ

大切なことは、その話題が、相手の価値観にどのくらい触れるかを見極めることです。すべてではありませんが、相手の価値観を否定することや、壊すことは、マインドコントロールにも繋がると考えています。
私たちは、相手に対して感情的な繋がりを求めているのか、理性的な繋がりを求めているのか、一度、自分で整理してはいかがでしょうか?

大切な人をどのように受け入れているのか、新しい気づきや価値が見つかるかもしれません。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。



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