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KAZE
2022年12月20日 05:49
☆photopos-3025 2022.12.20人間であるとは人間であることを問い続けることであるけれど天使は天使であることを問わない自動的な存在だみずからを問うとき天使は堕天使となり人間にむかい堕ちたじぶんのようにみずからを問うようにと誘惑するそして人間は堕天使の誘惑のままに人間であることを問い続けその矛盾のなかで矛盾ゆえにこそそこから自由の翼を
東野たま
2022年12月11日 07:18
今ほど不思議なものはない。人間は今しか生きることができない。これから来る未来を生きることもできないし、過ぎ去った過去を生きることもできない。どんなに過去に戻りたいと願おうと、どんなに未来に夢を描こうと、生の舞台は「今、ここ」しかない。でも、今って一体どこにあるのだろう。今を今と認識した瞬間、それはもう過去になっている。どれだけ今の存在の尻尾を捕まえて手繰り寄せてみても、呆気なく過去に逃げ込まれ
Bohk Yasai
2022年12月4日 18:11
核には雨が降っている聖なるものの及ばない底でこれは会心の雨になるだろうからときみは目を瞑った——星が燃えている春、淡々と孵化してゆく光子がみずうみの上で踊っている透明なものは存在しないその器官を指でひろげると卑猥な音がするから——星が燃えている雨粒がたがいに反感する頃手の皺にひそむ祈りは呪いになって見るものすべてがさらさらになるようにこころを削っている鍵盤はころころ