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そあ
2019年10月11日 20:40
天使が愛した白薔薇の庭園エメラルドの蝶が また一匹 歓迎されるいつまで経っても 最後の晩餐は始まらない話し上手で聞き下手な神様あなたが笑ってほしいところで私は笑うことが出来るだけ「なんと可憐な白昼夢なのだろう!」アダムとイヴの物語を知らない神様 あなたはまた 湖の踊り子の幻想に酔うだけ 誰もが皆 空っぽであったならいっそこの世界は 汚れを知らない箱庭のままで朽ちていける
2019年10月7日 20:07
白百合の枯れる季節に生まれてしまった 罪彼に命は宿らなかったの流れるように月が巡って 何もかも当たり前のように崩れた目の前で揺れる花も いつか土に還ると知ったあの日 あの季節少年の瞳に悲しみはあったの赤い頰は嬉しそうに笑った火は燃えて 蝋は溶けて 瞬きをして 涙が零れる間に君の命は何の為にあった真っ赤に染まって はぜる為、花の命は誰が為に咲いた 蝕まれて醜く枯れる為、
2019年10月23日 23:31
写実主義者のキャンバスは新聞記事夢を見ない空が 暗転して、明滅。流れ星と飛行機を間違えない正論を信じる君は 僕みたいで 大嫌いだよ街灯に呼ばれる蛾の集団心理明るければ 何でも良いなんて単純な本能に 突き動かされて夕闇にしらしら チョークの粉が舞う息を止めたら 負け 神様に手を抜かれただけなのに同情するよ 理解者が居ないから群がるんだろう誰かが渡したプレゼントが今日も