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ここがタメになった「プログラマーは世界をどう見ているのか ひろゆき」2/②

プログラミングを全く知らない人向けに HTML と JavaScript をコードを書いてもらう本です。
プログラマーはコードを入力する時間よりもそれ以外の時間の方を重視します。それはなぜなのか本を通して説明しています。問題解決をいかに効率的に行うために重要なことだからです。

教えている内容自体はプログラミングの解説サイトや本と同じなのですが、専門的な用語がわかりやすい言葉に全て置き換えているので今まで生理的嫌悪感があった人でも読めるようになっています。時々挟まれているコラムではひろゆき自身が仕事をする時に気をつけている点を述べています。
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このプログラミング本は教材自体は学習サイトの無料コースとほぼ同じでしたが、用語を使わず説明し、コードを書く人生でなくても日常に応用が効くと力説しているのが類似本と一線を画してます。プログラミングに苦手意識のある人にはとても励ましになります。

長年社会で働いていると、作業ひとつひとつをスピードアップさせようとしがちですが実際は優先順位つけて気負わず進めた方がうまくいくことが多かったです。作業が残っても翌日に再開すればいいからです。毎日の仕事ならなおさらです。意外と若者はその考えが受け入れられていない気がします。

ひろゆきさんが対談や動画放送であまりに早い返答をできるのは、あらかじめ返答パターンを作っているからとのことです。マニュアルをふだんから作っておくのは大事です。日常のわずかな時間に「こう返事すればいいな」と思うだけで十分です。私はそうすることで怒ることがしにくくなりました。考えることがあるとやみくもに怒ったり悲しんだりしなくなるものです。

私は教材をダウンロードして練習してますが、javascriptが入る後半からけっこう難しくなります。本が伝えたいことは教材コンプリートできなくてもわかるので、ぜひ気後れせずに読んでみてほしい。
数十年働く上でパソコンからは逃れられなくいつかは向き合うことになるので、観念して目を通しておく方が楽と思います。

~~以降は内容説明~~

JavaScript でページに選択肢を持たせて動きを持たせる方法も紹介しています。選択肢に優先順位を設けてそれぞれ違う配点をつけることが重要です。たとえうまくいかなくても続けることで優先順位を見極めようとする意識が育てられます。
もし自分がその時々の気分で物事を決めて誤りを出すならこのようにプログラム的な分析をするといいです。


重要な能力として臨機応変さというものがあります。しかしそう毎日確実にできるわけでもありません。
プログラミングで言う分岐処理の考えを当てはめてマニュアル回答みたいなものを作ってしまうと才能関係なく素早く判断できます。
これはひろゆきがマッドマックステレビ論破王という番組で討論するときに用います。
少なくとも冷静に対応しているように見えるのでイメージダウンは避けれます。
頭の中で分岐処理をしてマニュアルを作る癖をつけると、予測できない現実社会であってもかなり対応しやすくなります。少なくともあわてる事が減ります。

作業の流れを見ていって同じ作業を見つけ出してまとめることをループ処理といいます。日常の中でも見つけ出すことで対応マニュアルがあらかじめつくれます。マニュアルに沿うと疲れが減るため実際作業をした時にとても役立ちます。周囲から見ると熟練したと見えるようになります。ルーチンワーク化と聞くといいイメージがありませんが、人が思う以上に良いことが多いです。

プログラミングを学ぶとアイデアを形にする能力が高まります。このアイデアを実現していくには「今あるプログラムを足す」もしくは「少し改造すればいい」という方向に行くのがコツです。


プライベートや会社での雑談でもプログラミング的な考え方で物を見れるようになり、いろいろな角度から物事を見やすくなります。
すでにあるものを見てパクるということはあまりイメージが良くないです。しかし効率を考えていくことは大事なので「ショートカットするんだ」と割り切って行く方が上達が早いです。


コードの世界では、イコールは等しいという意味ではなく変数にデータを入れるという意味です。これをなぜなのかと思って追求してしまうと受け入れづらくなり上達の妨げになってしまいます。割り切って何も思わず受け入れることが上達の近道です。

プログラミングの学ぶメリットは第一にお金や人材がなくてもサービスを形にしてはじめられることです。頭の中にあるアイデアを形にするということはそれだけで良いことです。

第二のメリットとしてコンピューターという今後ますます必須になるものの扱い方がわかることは大事です。何も知ろうとせず使うのと理屈を知って使うのとでは自然と大きな差が出ます。

第三のメリットは仮説→実践→検証という実験的思考を身につけられることです。なぜ間違えたのか仮説を立てて原因を探して修正していくという試行錯誤は欠かせません。学校ではなかなか回数がこなせないので重要な経験場所になります。


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