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地方はプレイヤーが増えすぎてマネージャー足りてない問題のこと(8/16)

地域活性系のプロジェクトって、プレイヤーばっかりでマネージャーできる人、あんまりいないよね。という話。

地方での活動って、人口の少ない地域で活動することが多すぎて、活動単位が小さく小さくなっていく。会社とかグループ規模の活動が維持できないんだよね。結果的にほとんど全ての活動が個人名義になっていくし、個人でしか活動できないタイプの人ばっかりが集まったりする。

これ、個人が強いことは、良いところもあるけど、当然悪いところもあって。例えばチームで上げた成果なのに特定の個人が吸い取っていっても、誰も注意できなかったりする。あと、特定の個人の悪評がチーム全体の評判に直結したりする。普通の会社でやったら大問題になるような成果の強奪でも自浄作用が働かない。本人も何がヤバいかわからない。やばい

実際に事業に関わっていない他人が「これは私が立ち上げました!」みたいにネット記事になってた経験もある。別のところでは、自分が企画して立ち上げた企画なのに、他の人が新聞の取材受けて「立ち上げの苦労」を語ってたりしたことも。あれ?こいつ横で見てたただけじゃん……みたいな。

※:FBへの投稿を見つけた時の筆者
※:楳図かずお先生の顔は汎用性が高い

霞ヶ関もマスコミも「地方でも頑張って活躍する若手起業家!」「地方のリーダー!」みたいな像ばかり求めるので、タレント的な方が扱いやすいんだと思う。なので、結果的にチーム(特にスタッフとして)で活動するインセンティブが激減する。それが地方、特に過疎の地域だと思う。


ネット記事に上がる「地域のリーダー」のイメージ。みんな笑顔

ただそれではやっぱり限界があって、チームとしてマネジメントできる人材がいないと、一定のレベル以上のものにはならない。予算積んでお祭りぶちあげて大満足。だけど蓋を開けたら、周りは手が回らなくてゴミだらけ。自分の力では何もできない。ほら吹いて得た補助金で、将来何が残るの?という。

もちろんジャンルや職種によるとは思うけど

一昔前に始まり、今も各地で採用されている地域おこし協力隊も、表立ってPRされるのは個人名義の活動ばかり。例えば農家だったり、移住者対応の窓口だったり、カフェをやったり。

総務省もちゃんと考えていて、地域プロジェクトマネージャーの募集もされている。ただ自分の身近なところには、求められているような異業種間の調整、関係構築ができるプロマネはほとんどいなくて、実際は言われたことをやるだけのプレイヤーみたいだったりという話も。頼むからマネジメントしてくれ、と思う。

やはり考えないといけないですよね。地方でのマネジメントの難しさって何か?

そもそもマネジメントって何?ってのがよくわかってないんじゃないか?という疑問がある。地方に根深い「阿吽の呼吸」という悪しき文化のせいで、「色々なモチベーションを持つスタッフたちを、一つの目標に向かわせる」ということが全然イメージできない。

そもそもマネジメントに向けたゴールの設定ができていないこともある。移住者を増やす!が目標だとしても、観光ベースで増やすのか、産業ベースで増やすのか。

マネジメント能力を持っている人自体が不足してる感じもします。マネジメントには調整力も必要ですが、それ以上に人としての根本的なコミュニケーション能力が必要。社団法人がやってる資格試験もありますが、やはり現場経験も不可欠。


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