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桜に舞い散る雪を眺めながら2年前を思い出す【思い出】

2018年2月2日に無事入学許可書を
受け取り、正式にシュタイナー学校への
転入が決まった。

引越しが多い我が家
いつもだいたい、6月など引越し業者さんの閑散期に引越していたため
繁忙期に引越しをした事がなかった。

年度末の引越しの様子が予想も
つかないので、転入が決まり、
家の契約をしたら、すぐに
引越し業者さんに電話して
見積もりをお願いした。

見積もり金額を見たら、
いつもの金額の4倍くらい!
目玉が飛び出そうになったが、
家具が増えたこと、
都内近距離の引越しではないこと、
繁忙期なことを考えると、
仕方ないなぁと。
そして、この年は、例年よりはるかに
トラックの数が足りていなくて
すでに日程も自由には選べなかった。

仕方がないので、学校に最後まで
通うのを諦めて、終了式の1週間前に
引越すことに決めた。

3月15日。
いよいよ新天地への移住。

シュタイナー学校のある地域は
3月でもとても寒かった。
引越してから気付いたのだが
エアコンがない。
不動産屋さんに聞いてみたら
みんな石油ストーブを使ってる
との事。
石油ストーブを持ってないのはもちろん
他の暖房器具も持っていなかったから
急遽、電気量販店に足を運んだ。
だけど、3月だから暖房器具は
ほとんど売られてなく、、、
"現品限り"の紙が貼られた
小さな電気ストーブを買った。

移住先の古い一軒家はしばらく誰も
住んでいなかったらしく
掃除が本当に大変だった!
庭木は伸び放題、裏庭の草はボウボウ!
畳を何回掃いても、砂っぽい。

おまけに、その年の冬は寒く
全ての水道管が凍ってしまったようで
あちこち水漏れが発生!

大丈夫か?この家!!

不安になりながらも、都会に流れる
空気とは全然違う空気感に包まれていると
なんだか、大丈夫なような気がして
いたのも確かだ。


娘の小学校には、「1週間お休みをして
終了式の日にまた来ます。」
と伝えていた。

アッと言う間に1週間が過ぎた。

当日の朝ではとても間に合わない
だろうと思い、
前日から元住んでいたマンションに行き
一泊して終了式に参加しようと
決めていた。

3月21日、桜の花が咲いていると言うのに
朝からシンシンと降る雪。
積もり始めた雪の中
娘とキャリーバッグを引いて
東京へと向かった。

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都内でも雪。
さすがに積もってはいなかったが
寒い。

雪が降るなんて考えもしなかったから
元住んでいたマンションには
毛布1枚しか残してなかった、、、

引越した後の何もないマンションで
娘と二人、身を寄せ合って
毛布に包まって一泊した。

翌日。
1年間お世話になった
公立小学校の終了式に参加し
お世話になった先生方、
お友達にお礼を言い、別れを告げた。

今日も東京は雪が降った。
桜に雪が舞い散るのも
なかなかきれいだなぁと
眺めていたら、、、
2年前の寒い寒い日の事を
思い出した。

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