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精神の病気は同じ病気の「仲間」と「居場所」のつながりで良くなる?私は違う方法でラクになりました。

 精神の病気になると、治療者や支援者の中で「同じ病気の仲間とつながりましょう」と言われますが、私は仲間づくりを止めてから薬が減りラクになりました。今の私の精神科医の主治医の先生も話を聞く福祉の方も私に「同じ病気の仲間と頑張ってつながりましょう」と言いません。

 私が同じ病気の仲間が出来なかった理由は、私は調子を崩すと焦燥感で、同じ精神の病気の仲間も自分の事で手一杯なのに「助けて、助けて、構って」とメールを送りまくったり、電話を掛けまくったりして、仲間の調子を崩してしまった事が原因です。本当に申し訳ないし、迷惑を掛けた人に会う機会があったらキチンと謝りたいです。でも、これ、多くの精神病の当事者が具合悪くなると、やってしまう人が多いのでは無いでしょうか?私は今は、具合悪くて焦燥感がヒドイ時こそ治療者や支援者以外の人との連絡は絶ち、ひきこもり、休む為の薬をキチンと医師と相談して飲んで、横になり、余裕が出て来たらyoutubeを見たり、ラジオを聴いたり、良くなって来たら本を読んだりしてから人に会いに行くようにしています。焦燥感がある中で「休んで引きこもる」ことは、私はひと苦労で、そこは頑張る必要が、私にはあります。

 私は元々の資質で、人が自分の予測外のイヤな行動に対してとても弱くて、体調を崩します。私が他人の予想以上の迷惑をかけまくってるクセに、人が自分に対してイヤな行動を取られると冷静に対処出来ません。私はPC教室に通って5年ですが、PCの最悪の事態は、PCが壊れて自分が作ったデータが全部、飛ぶ事だけど、バックアップは取っておけます。しかし人間の壊れ方って100人100通り100種類あり、それに対応出来ない面において、私は対人恐怖です。予想外の出来事に対して、対応できるかどうかは、個人の資質が大きいと私は感じて居ます。
 
 精神障害者の仲間で「居場所づくり」や「仲間づくり」を上手にやっている人をどうやってるのかな?と観察した時、その仲間は、何か予測外のイヤな行動を同じ精神障がいの仲間からされた時に、どう対処して許すかと良く考える優しさと忍耐力を持っていました。私は自分のイヤな事をされるとスグに着信拒否やその人と一旦、距離を大きく取ります。忍耐力と包容力を持つ事は私には今は、できる状態でなく、自分の安全確保して状態の安定を図るので今は手一杯です。

 私は2015年に大きく調子を崩して、どうやったら治るのだろうと焦ってたら、NHKの番組で「精神の病気を治すには同じ病気の仲間です」と言う放送を観てかえって具合悪くなりました。「同じ病気の仲間が出来ないのって欠陥があるのは?」と勘違いしてしまいました。パソコン教室は通ってたのに。。。そして、その強迫観念が措置入院まで追い込んでしまいました。

 措置入院退院のあと、私は決めました。
 仲間作りは1回止めて、一人で楽しめる事を増やそうと。

PCのスキルをつけて自分一人で、楽しめる事を増やそう。本を読んだり。DVDを観たり。ラジオやポッドキャストを聴いたり。一人で楽しめる事を増やす事に力点を置きました。私はデイケアや施設や自助グループで「仲間づくり」を勘違いして、自分の事ばかり話して、他人に構って構ってと、人の話を聞かない、凄く凄く痛い人です。きっと今もそう言う部分はある。その中で今、施設に通所する時は、自分が壊れない程度に人の話を聞くようにして過ごし、自分が話したい時は、精神保健福祉士さんや社会福祉士さんを利用しています。
 

 私が精神の病気の病気で苦しかったのは、友達や仲間が居ない事より「仲間を作らなければダメ」とか「友達がいない人間はダメだ」とか、その「べき論」の方に苦しみました。
 

措置入院で退院してから「孤独」も良いよと言う本を沢山、読みました。
1番繰り返し繰り返し読んだのが

森博嗣さんの「孤独の価値」でした。

孤独を味わう参考本になったのは

鴻上尚史さんの「孤独と不安のレッスン」



田中慎弥さんの「孤独論 逃げよ生きよ」

 「友達」は現実社会でランチやお茶してくれるでなくても、本の作者やラジオのパーソナリティや好きなミュージシャンも友達だと私は今は思っています。この「note」と言う場所でも色んな人から色んな事を学ばせてもらっています。それも友達の一つの形だと思っています。

 森博嗣さんが「孤独の価値」の中で、一人で楽しそうな事をしている人に人は寄ってくるみたいな事を書いてましたが、私も頑張って人に話しかけるより、一人で出来る楽しい事を増やして行く中で、知り合いが出来てきました。友達でなく、知り合い程度ですが、増えてきました。

「仲間を作らなければ」と言う強迫観念に囚われていた時よりラクになり、薬が減りました。

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