“鳴き声”や“室温環境”の問題を「断熱まど」で解決!ペットにとっても快適な住まいを考える【断熱先生のダンネツノートvol.27】
5月に入り初夏の陽気が気持ちよいが多くなってきましたね。窓から差し込む陽の光を感じながら、季節の移ろいを感じる人も多いのではないでしょうか。
今回は、陽だまりが大好きな犬や猫と「窓」の関係について解説していきます。窓とペットって関係あるの?と思うかもしれませんが、実は大きく関係あるんですよ。
住まいが人間にとって快適なことはもちろん、ペットにとっても快適な環境かを考えることはとても重要です。また、悩みの種のひとつでもある“鳴き声“の問題もありますよね。実はこれらのお悩みは「窓」まわりを工夫することが有効って知っていましたか?
それでは、人もペットも幸せにする「窓」について解説していきましょう。
人にもペットにも良い室内環境を考えてみませんか?
今は、犬も猫もお家のなかで暮らすことが多くなりました。窓とカーテンの隙間からわんちゃんや猫ちゃんが見つめる視線を感じてはホッコリ癒されることもしばしば(笑)
なので、ペットたちは、一日のほとんどを家の中で過ごすことになります。家は私たち人間が心地よく過ごせるように最適化されていますが、犬や猫にとっては必ずしも最適とは限らない場合もあります。
犬にとって吠えるのは当たり前のコミュニケーションですし、猫にとっても毛づくろいをするのは心と体のケアに欠かせない行動だったりします。ただ、人間にとってはそれらが迷惑行動になってしまい、困ってしまう……なんてことにもなりがちです。
また、動物医療やフードの質が向上したことで、ペットたちも長寿命化し、高齢化しています。人は高齢者から子どもまで全ての年代の方にとって、室内温度を冬は暖かく、夏は涼しく保つことが健康や快適性に繋がることが分かっていますが、これはペットも同じです。
こうした、ペットにとっての快適な環境づくりや、鳴き声、室温環境の問題の解決策のひとつとして「窓」まわりをリフォームすることが有効です。日本の既存住宅、なかでも窓は、まだまだ防音性・遮音性、断熱性のすべてで、性能がよいとは言い難い状態です。
逆を言えば「窓」を集中的に対策すれば、暮らしの質は大きく向上します。その理由を具体的に説明していきましょう。
ペットの鳴き声は、救急車のサイレン並み!?今ある窓に内窓を設置することで大幅に軽減できるんです!
まずは、鳴き声問題です。特に、犬の鳴き声は88~100db(デシベル)とされています。これは救急車のサイレンと同じくらいの音量。大きいと思われているピアノの音は、82〜92db程度です。
一般的な住宅地の環境では昼間で55db以下、夜間で45db以下が理想的とされています(環境省「生活騒音の現状と今後の課題」より)。
音の聞こえ方には個人差がありますが、閑静な住宅地であればあるほど、『犬の吠える声がうるさい』『鳴き声が響く』といったトラブルに繋がりやすいといえます。
同じくらいの音量、例えばピアノであれば練習時間や消音などで工夫ができますし、救急車はすぐに通りさってしまいます。でも、ペットの鳴き声はそうはいきません。特に子犬のうちはしつけるのが難しく、興奮してしばらく吠えてしまったり、夜間や早朝に吠え続けてしまったりということがあります。するとご近所トラブルになりかねません。
そこで効果的なのが、内窓の設置です。窓はもちろん熱の出入りも大きいのですが、振動によって音もかなり伝わってしまいます。内窓をつけることで、窓と窓の間に空気の層が出来て音の振動が伝わるのをグッと軽減できるんです。
およそマイナス40dbの遮音効果があるといわれているので、鳴き声が90dbだとして、マイナス40dbとなれば、ほぼ住宅地では気にならない程度に抑えることができます。また、外からの音が入ってくることも防げますから、室内にいる犬が外にいる犬の鳴き声に反応するのも防げます。
ピアノの演奏音での実験映像ですが、どのくらい遮音効果があるのかご覧いただけます。かなり音が小さくなっていることを感じていただけるのではないでしょうか。
ペットに快適な室内環境とは?内窓の設置でペットが過ごしやすい室温に!
次に温度の問題です。猫は祖先がアフリカの砂漠地帯で暮らしていたと言われています。そのため種類にもよりますが、寒さに弱いことが多いようです。
よく「こたつで丸くなる」「陽だまりでうたた寝している」なんて猫の姿を見かけますが、あれは太陽の光で体を暖めているんですね。猫にとって理想の室温は一年を通して23〜26℃、湿度45〜65%が理想的とされています。
犬は猫よりも寒さに強いといわれていますが、それでも室温20度、湿度は40〜60%が理想的だそうです。日本の家は冬になると室温が10度代前半なんてところもあります。これは…人間にとっても寒い温度です。そう考えると、ペットにとってもあまりよい環境とはいえないんですよね。
これも内窓をつけることが有効です。遮音効果と同様に、窓と窓の間に出来た空気層が断熱効果を発揮してくれます。
それにより少量のエネルギーで快適な温度を維持しやすくなります。冬はもちろん、春や秋は冷暖房が無くても快適な温度をキープできるようになります。ちなみに、LIXILの内窓「インプラス」は、独自の技術「ダストバリア」を採用しています。これは、抜け毛やホコリを寄せ付けにくく、汚れが付着しにくいので、サッシ部分が汚れにくくなっているんですよ。お掃除がラクになるのも、おすすめポイントの一つなんですね。
1日室内で過ごすからこそ気をつけたい、ペットの室内熱中症対策には「スタイルシェード」が効果的
最後にもう一つ。犬や猫は汗をかいて体温調節することができません。だからこそ、人間よりも熱中症になりやすいんです。しかし、近年の夏の暑さは尋常じゃありません。人間はもちろん犬や猫も、室内にいても熱中症になる「室内熱中症」もおきています。とはいえ、電気代を考えると、常に冷房をつけっぱなしというのも家計には苦しい面もありますし、少しでも使用電力量を抑えたいですよね。
そういうときにおすすめしたいのが、太陽光が室内に入ってくるのを防ぐ「スタイルシェード」です。夏、室内に入ってくる熱の約7割は「窓」から。その熱を窓の外側でカットし、そもそも室内を暑くなりにくくしてくれる優れものです。
人間以上におうちで過ごす時間が長いペットたち。小さな家族の幸せのためにも、良好な住環境を整えてほしいなと思います。
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