そばにある息づかい

最近料理をするときに、菅田将暉と星野源のオールナイトニッポンをradikoで聴いている。ある本に、料理をしながらラジオを聴くと脳に良い書いてあったからだ。

菅田将暉は単純に声が好きだ。そして、関西弁も好きだ。聴いていると自虐が多くて若手人気俳優なのに、リスナーからもすごくイジられていて、身近な存在に聴こえてくる。人間味が溢れ出ているラジオだ。

随所随所に俳優やファッションへのこだわりや芯の強さも伝わってくる。こういう姿勢でお仕事をしているからこそ人気が出るのだな、と納得しながら聴いている。

星野源のラジオは流れる音楽がコアで厳選されていて良い。あと、スタッフも出演したり話のネタに上がったりしてチーム一丸となって作っている感じが聴いていてほっこりする。温みがある。

しかし、全体として下ネタが多いためお昼に聴いていると置いてきぼりな気持ちになることも多い。かなりクセのあるラジオだ。

正直前までラジオはあまり長く聴くと飽きていた。聴き方を変えると楽しくなってきた。

それは、特別なことや大きなオチや展開を期待するんじゃなくて、ただそこにある息づかいを聴くということだ。

誰かがすぐそこで日常の何気ないことを話している。身内で楽しむようなミニゲームに参加したりしているようなそんな感覚で聴いていると、1人の時間に訪れる寂しさや、日常の中にあるモヤモヤが紛れてくる。

つくづく芸能人はすごいなと思いつつ、でもそれは沢山の人によって作られたものでもあるんだなと感じ入る。

新しい楽しみを知ったから、これからまた世界が広がっていきそうだ。