家のハムスターの態度がでかすぎるけど、なんだかんだと助けてくれるからしょうがない?6
第三話 届かない手紙 3
翌朝、凍てつくような寒さの中ボロいホテルを出発し、件の叔母の家に向かう。向かってはいるがいきなりお邪魔はしない。その前にできるだけ調べ尽くしたい。そしてその内の一つが……
「あの叔母さんの家に潜入してこい」
俺は胸ポケットにティッシュを詰め込み暖を取るハムスケにそう命じた。
「なんでこの偉大なる我がそんなことを?」
「ティッシュにくるまれた状態で良く偉そうにできるな……それはともかく、家の中に何か異様なものは無いか調べてきて欲しいんだ」