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退職がきっと上手くいく!退職届の書き方と考え方について

こんにちは。良ちゃんこと良平です。
現在32歳。人生100年時代に仕事もプライベートも長く現役で楽しみ、いずれは多くの人に火をつけるきっかけを与えていくというとビジョンを掲げています。
最近は自身の転職エージェントの活動や自分の実体験、職業紹介からのシェアをブログに纏めています。
ここ何回かは、男性、女性の身だしなみについて綴らせていただきました。
前回の女性の身だしなみについての記事もぜひご一読いただけると嬉しいです。

今回は、先日知人からの問い合わせをきっかけに、転職において必ずやってくる退職届の書き方について、簡単ではありますがまとめさせていただきました。退職交渉についての記事も以前書いておりますが、セットで把握してもらうと良いかと思います。



1.「退職願」と「退職届」のちがい

2つの大きな違いは、退職願は会社(あるいは経営者)に対して退職を願い出るための書類退職届は、会社に退職の可否を問わず、自分の退職を通告するための書類を意味します。恥ずかしながら、私は最初、この違いを分かっていませんでした。転職を6回で経験していますが、実はほとんど書いた事がありませんでした。むしろ、書いた事があるのは退職届のみです。ただ、意味を知った上での個人的な見解ですが、そもそも退職交渉の前提は、「退職する事は決めている状態」で行うのがセオリーだと考えています。つまり、退職を願い出るスタンス(退職願の提出)では、会社側に受理されず却下されるリスクが生まれるからです。むしろ退職願は重要ではないように思えます。
実際、民法の第627条には労働者は一方的な意思表示によって一定期間の後に会社を退職できることが認められています。雇用の期間に定めのない正社員の場合、雇用は労働契約の解約の申し入れ(退職届の提出)日から2週間の経過によって契約が終了します。ですから、法的な権利だけに目を向ければ、労働者は退職願を提出せず退職届を提出するだけで会社を辞めることが可能なのです。
しかし、仕事は円滑な人間関係で成り立っております。一方的な通告では、会社と自分との間にトラブルが発生したり、直属の上司へ感情的なしこりを残したりすることにもなりかねません。
(よくドラマで、「この退職願は預かっておく、と、胸ポケットに収められ有耶無耶にされるというシーンも見かけますが」)
どちらにしても交渉は必要ですし、何回かは引き留めに遭います。口頭での交渉が、退職願の受理と同じ効力を持つと思われます、今まで私は、上司との話し合い(正確には、退職届のように退職の通告をし、交渉してきました)で成立させてきたので、退職届を押さえておけば、特段問題ないかと思います。
次に、退職届の書き方についてです。(退職願については割愛します)

2.退職届は手書きとパソコン、どちらがいい?

まず、書式はシンプルでいいと思います。
下記の見本が、参考になります。

マイナビ転職「退職届テンプレート」より

1. 冒頭行:
「退職届」と書く
2. 文の導入:
本文一行目の下部に「私儀(わたくしぎ)」もしくは「私事」と書く。
※「わたくしごとではありますが......」という意味があります
3. 退職理由:
自己都合退職の場合、「一身上の都合」と書きます
※会社都合退職の場合でも、会社から退職届の提出を求められる場合があります。その場合、「一身上の都合」とせず、「部門縮小のため」「退職勧奨に伴い」など退職の理由を具体的に書くようにしましょう。

会社都合退職で退職届を提出する時の退職理由の書き方

4. 退職日付:
退職願は退職を希望する年月日を、退職届は上司と合意した年月日を書く。年の表記は西暦・元号どちらも可能。会社規定があれば準ずる
5. 文末の表現:
退職届は退職が承諾された後の報告なので「退職いたします」と宣言する
6 .届出年月日:
実際に書類を提出する年月日を書く
7. 所属と氏名:
行の下方に書く。所属は正式な部署名、名前はフルネームで書き、末尾に捺印する
8. 宛名:
組織の最高執行責任者を宛先にする。多くは、代表取締役社長。役名とフルネームを、自分の名前より上方に書く。敬称は「殿」か「様」

【横書きの場合】
縦書きの場合と、記載内容は変わりません。ただし、「届出年月日」「宛名」「所属と氏名」を本文より前に書き、文末を「以上」で締めます。

マイナビ転職「退職届テンプレート」より

書式的には、これでOKかと思います。
ただ、強いて言えばここに「感謝と誠意」を付け加えると、印象が良くなりますしスマートな挨拶になります。
退職に踏み切るほとんどの方が、今の会社に何かしら不満やネックがきっかけになっている場合が多いはずです。だから会社は退職交渉の際にも「なんだ、何か不満でもあるのか」と尋ねてきて、そこを潰す事で引き留めに持ち込み退職の意思を翻意させる手段を使ったりもします。
(以前から何度も触れていますが、会社は社員に辞められると採用コストを回収できなくなって困るので、基本的には引き留めに入るものです)
真正面から退職交渉をしていくと、どうしてもギクシャクしたり退職時期が長引いたり、最悪の場合退職を受け入れられず失敗に終わる事すらあります。だからこそ「感謝と誠意」を見せる事がとても重要なのです。
「〇〇さんのおかげで、今の自分があります。本当にありがとうございました」「御社に育てていただいたおかげです」「引継ぎにご迷惑おかけする部分はどうしても出てくると思いますが、キチンと対応してから辞めさせていただきます」と答えるだけで、全然違ってきます。
上記のような一文を、退職届の文章のどこかに入れると、「終わり方がちゃんとしてたな」「この子は次のところでも頑張ってやっていきそうだな」「頑張れよ」など、円満退職になりやすくなるのです。
そして私の一意見ですが、退職届を手書きで書くと、誠意が伝わりやすいです。もちろん、パソコンの方が今は主流でしょう。しかし、直筆の威力は抜群です。なぜか、本気さが伝わりやすいです。
個人的には、そこまで文章も長くないので、それで円滑に退職交渉が進むのであれば、かけていい手間だと考えております。
(特に、字に自信がある方、達筆な方は、特に推奨します)

私も、最初はそこまで考えていませんでしたが、転職回数を積むにつれて、こういった一つ一つのやり取りにこだわるようになり、その大切さが身にしみました。これは「失敗しない方法」だと考えているので、ぜひ取り入れてみて下さい。

3.まとめ

以上が、退職届と、その書き方、大切なポイントについてでした。
「退職させていただきます」というの最初の一歩は、かなり勇気がいると思います。しかし退職届の提出を含む一連の交渉の中で、深いコミュニケーションを取っていく中で自分の心の成長、メンタルの強化、「よし、転職活動頑張るか」とスイッチになったりもするので、ぜひ新しいステージで頑張る前の試練、臨みがいのあるイベントだと前向きに捉え、乗り越えていただける方が増えたら嬉しいです。

次回は「20代で転職を繰り返してしまう人の打開策」について綴っていきます。お楽しみに。


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