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三山 優
2021年6月30日 12:06
言葉の夢で目覚めた朝take careと囀る青いおだやかな鳥をほんとうは知っているどうか摘まないで、願うけれど摘むのはいつも私育てられないのは私それでも芽生えてきてほしい生存本能かなぐり捨てて誰とも競争することのないパンダのようなやさしさで絶滅したいそれでも生まれてきてほしい私が私であることは私の唯一の誇り石のように硬いほど風のように柔らかくそれでも
2021年6月22日 20:16
夏のにおいのするその街で降りたらあの空はなに色?ってわからないその空のほうへ道をくねくね曲がりながら少しずつ、一歩ずつ今日の嬉しさや気づかいや悲しみや温もりや疲れが心地良くなるまで空が溶けるほうへ息を吸ってさようならってひらけていく道端の花撫でたりしてマスクを少し外して海が近いんだ呟く扉を開けたら真っ暗闇の中赤ん坊みたいな鳴き声のとことこ四本足抱
2021年6月10日 00:47
走る雲エンジンの唸りガソリンとカボティーヌと遠くの海のにおいあなたと眺める空はいつも忘れられない予感がする懐かしい木々と太陽の光線とダイアモンドの海二〇二一年六月どこにも行けなくて誰もいない空港へ行った飛行機が見たいとあなたは言ったあなたの見たいものが見たいと思った広い空港を彷徨ったけれどお店はほとんど閉まっていて飛行機は見当たらない今日は月曜だからほとんど