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もう一つのサイドストーリー

今日もお疲れサマ🍀
踊るスターシードASAKOでっす☆



久々の投稿となりましたが〜


前回「ANIとの悲劇」
前編・後編とかなりの長編エピソードを
読んで下さりありがとうございました🙏✨


今回「ANIとの悲劇」を
こうして改めて振り返ってみると
なかなかヘヴィな経験ではありましたが


実はこの状況下の中
もう一つ並行しながら
進んでいたエピソードもあり
今日はそのエピソードをお話しようと思います🙇‍♀️



実はわが家には
私が中1の時に家族として迎え入れた
かわいい男の子のビーグル犬がいました。


私は幼き頃から動物が大好きで
小学生時代もよく野良猫の赤ちゃんを拾って来たり


ご近所やお友達の家で子犬が産まれれば
その度にその子犬達をお借りしては家に連れてゆき


母にその子達を順番にお披露目しながら
「さあ!ウチの子になるのはどの子?」
とプレゼン活動に情熱を燃やしておりました。


とはいえ…
命あるものですから
母もそう簡単にはOKを出してはくれずで


数年かけてようやく
家族に迎え入れる事が出来た
念願のワンコがその子でした。


ちなみに拾って来た子猫達も
ちゃ〜んと飼い主さんを見つけて
一匹たりとも路頭に迷わせていないので
どうぞご安心下さい。



さて☆
そんなわが家のビーグルくんは
狩猟犬なのでアクティブボーイではありましたが


イケメンで人懐っこくて優しくて
大変物分かりのいいナイスワンコでした。


そして☆
彼を迎え入れた2年後には
またまた縁あって出会った女の子の子猫を
ついにわが家の子として迎え入れたのですが


始めしばらくは彼を警戒して
シャーシャーと威嚇する子猫でしたが


彼の方はとにかく子猫に興味津々で
威嚇されようがネコパンチを食らおうが
優しく紳士的に接する本当にいい子でした。


そのうち2匹は仲良くなり
お庭で追いかけっこして遊んだり


時に庭の自分のハウスに入れてあげて
一緒にお昼寝していたりと


彼らの微笑ましい絆に
沢山ほっこりさせてもらったものです。


でもある日のこと…
外猫だったわが家のネコちゃんは
外で事故か何かに遭ってしまったようで…


それでも一度ちゃんと
家に帰って来たのですが…
何だか様子がおかしいので
すぐに病院へ連れて行くと


「外傷はないけど…
何かにぶつかったかぶつけられたかで
内臓が破裂してるかもしれない…」


と言われ…


病院にお預けしたその数時間後に
一歳半という短い生涯を閉じたのでした…。


そんな彼女が亡くなった日の夜
彼に彼女の死をお知らせすると…


これまで一度も遠吠えなんてした事のない彼が
まるで彼女の魂にお別れを告げるかのように
空に向かって何度も何度も遠吠えをしたのです…。


私はその彼の遠吠えを聞きながら
むせび泣いたことを今でも忘れません…。


そして次の日の朝には
彼女の野良猫友達3匹が
ウチのお庭のブロック塀の上にやって来て
何かを察してこちらの様子を伺っていたので


彼らにも彼女の死を伝えると…
3匹は静かにその場から立ち去り
それ以来わが家にその子達が
やって来る事はありませんでした。


それから彼女の姉妹猫を
ご近所の方が飼ってくれていたのですが


その子もまた彼女の死の次の日に
自分のテリトリー外であるわが家まで
ご挨拶に来てくれたのです!


飼い主さんが決まって以来
一度も接触がなかったのにです!


この経験により
私は動物達の目には見えない
繋がりと深い絆を目のあたりにし
彼らの高度な感性に激しく感動したものです。



と…
ついまた前置きが
長くなってしまいましたが…


本筋に戻すと…


兄との波乱の出来事があった時にも
そんなワンコの彼もまだ7歳だったので
当然元気に健在でした。


父の仕事で数年間のパリ赴任ということで
フランスへと旅立って行った両親でしたが


当初彼のお世話は
私達兄妹がする事となっていました。


とはいえその頃は私もバイトや
舞台出演やダンスレッスンやらで
昼夜忙しくしていたので


兄はバイト以外は
ほぼ家に引きこもっていたので


彼のお散歩は
兄が行ってくれることが多かったんです。
(思えば兄は動物には優しかった)


また両親が家のお掃除をしてくれる
家政婦さんを雇ってくれていたので


2人とも家にいない日は
その都度家政婦さんに夕方のお散歩を
お願いしたりもしていました。


そんな中…
前回お話ししたように
だんだんと私と兄との関係が悪化して
彼の私への暴力がエスカレートしていき


私達兄妹はそれぞれに
実家を出ざるを得ない状況となってしまったので


母と話し合った結果
両親がフランスから引き上げて来るまで
彼は郊外に住む母のお友達のお家に
一時的に預かって頂くことになったのです。


そして彼を引き渡す前日
私は全ての予定を白紙にして
彼をお風呂に入れてあげたり
一日一緒に過ごすことにしました。


当時彼はお庭で暮らしていたので
お家の中に入れることはレアなことで


いつもお風呂へ連れて行く時は
うれションしちゃうは〜♬
家は駆け廻るは〜♬
と大興奮状態になるのに


この日の彼の振る舞いは
今までとまったく違いました…。


彼はすでに何かを察していて
興奮することなく静かにお風呂場へと向かい


本当にいつも以上に
お利口に身体を洗わせてくれました。


私はそんな彼の身体を洗いながら…


"明日母のお友達の家へ行くこと
しばらく離れ離れで暮らすこと
私達兄妹の確執に巻き込んでしまったこと"


などを話して聞かせ
そして泣きながら何度も謝りました…。


いつもなら
シャワー後身体を乾かしたら
すぐにお庭に出していましたが


この日は彼もぺったりとくっついて
私から離れようとしなかったので
就寝までお家の中で一緒に過ごしました。


そして翌日
母のお友達が旦那さんと一緒に
車で彼を迎えに来てくれて


彼のゴハンやおやつ
オモチャやお散歩グッズなど一式を渡し


「パパとママがフランスから帰ったら
必ず迎えに行くから、それまでおじちゃん,おばちゃんの所で可愛がってもらってね✨」
と伝え彼を託しました。


車が走り出すと
彼は後部座席の後ろの窓に立ち上がって
食い入るように私を見続けていて…


その時の彼の姿を
今でも忘れることは出来ません…。


"でもこれはしばしのお別れであって
永遠のお別れじゃないんだから!!"


と自分に言い聞かせ
なんとか気持ちを切り替えていきました。


そんな母の友人のおばちゃんとは
その後も頻繁に連絡を取り合い


彼の様子や新たな環境での
エピソードなどを色々と聞いて
あちらご家族にもだいぶ懐いているようだったので


少しずつですが
私の中の罪悪感も和らぎつつありました。


そんなすべてが順調に
回り出したと思い始めた
一ヶ月ほど過ぎたある日のこと…


"お散歩へ出かけようとした
ちょっとした隙を見計らって彼が
おばちゃんの家から脱走してしまった"
という連絡が入ったのです!!


もちろん!
おばちゃん達はすぐに近所や車も出して
数日間彼をあちこち探し回ってくれていて


貼り紙を貼ったりと
彼らがやれるべきことは
全てやってくれていました。


保健所にもビーグル犬が来たら
すぐに連絡を貰えるようお願いもしてあったので


実際5回ほど連絡が来て
その度におじちゃん・おばちゃんと一緒に
保健所へと出向き彼かどうか確認しに行きました。


でも残念ながら
どのビーグル犬も彼ではなく…


最後の訪問の時は
彼が逃亡してからすでに5ヶ月以上が過ぎていて…


その時保健所の方に
「ここの保健所は最終的に関東エリアの全ての犬猫達が集まって来る所だから、5ヶ月過ぎてもその子が来ないということは、きっと誰かに飼ってもらってるんだよ。ビーグル犬はいい犬だから飼いたい人沢山いると思うし。」


と言われたのをきっかけに
おじちゃん・おばちゃんと相談をして
この日で捜索をピリオドにすることにしたのです。


そして後日おばちゃんから
わが家からの承諾を貰えれば
最後の訪問時に出会ったビーグル犬を
家族に迎え入れたいというご連絡が来たのですが


私は迷いなく
「ぜひそうしてあげて下さい✨」と答えました。


なぜなら
彼が見つからなかったことは
本当に悔やんでも悔やみ切れないけれど…


この時何度も保健所に足を運び
保健所に収容されているワンコ達のリアルを
この目で見る機会を与えられたことは衝撃と共に
私にとって大きな学びでもあったからです。


捕獲された犬達が収容されているのは
横長に広がる檻が7分割されていて


引き取り手が来ない子達は
毎日その檻を一つずつ順に
移動させられてゆくというシステムで


そこに私達が立ち入ると
いつも一斉にワンコ達に吠えたてられました。


その中を右から左へと順番に
彼がいるかを確認してゆくのですが…


ワンワン吠えたり
檻に飛びついて自己アピールをしてくる子達は
3つ目の檻に入ってる子達くらいまでで…


4つ、5つ、6つ目の檻の子達は
だんだんと私達への反応も鈍くなってゆく感じで…


7つ目の檻の子達に至っては
どの子もみんな伏せたまま
微動だにせず無反応でした…。


その7つ目の檻の子達は
殺処分される当日の子達だそうで…


もう全てを察して
諦めているようにも見えたけど…
でもみんなとても哀しい顔をしていて…


何回訪れても
7つ目の檻の子達を見るのは
何ともやるせない気持ちになりました…。


だからおばちゃん達が
最後の訪問時に出会ったビーグル犬を
引き取るという決断をしたことは
一つの"命を救う"とても尊い行いだと思ったし


きっとおばちゃん達も
ウチの子を逃してしまったことに
大きな罪悪感を感じていて…


きっとそのことへの
罪滅ぼしの気持ちもあって
その子を迎え入れることにしたんだと思います。


罪深いのは
私達家族だというのに…。



こうして…
私達兄妹間の崩壊と深刻な家族問題が
大切なワンコや他所のご家族まで巻き込んで
大ごとになってしまったという罪悪感と哀しみは…


私の心に深く刻まれ…
その後数十年間私の人生に
大きな影響を与えてゆくこととなり…


その問題を乗り越えるのは
容易なことではありませんでした。


特にワンコにしてしまったことへの後悔だけは
何十年経った今でも消えません…。


彼が逃げ出したのは
きっと私達の元に帰りたかったから…。


それを想うと
今でも胸が痛みます…。


そんな行方知れずのままのお別れなんて
そんな中途半端なお別れなんて
ちゃんと最後の最期まで見届けて
あげられないお別れなんて


本来一番
あっちゃいけないことだったのに…。


そんな彼を
"最期まで幸せにしてあげられなかった"
という強い自責の念により…


私はこの時
"今後私の人生において犬はもう二度と飼わない"
と心に決めたのでした…。







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