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ライター未経験のアラフィフ地方在住者が電子書籍を出版してみた話

2023年12月4日にはじめての書籍『世界一やさしい「ひとりの時間」の楽しみ方 一生ものの自分らしさが手に入る魔法』を出版しました。おかげさまで新着ランキング10部門1位、売れ筋ランキング3部門1位獲得。応援していただいた皆さまのおかげです。本当に本当にありがとうございます。

とはいえ、私にすごい才能があった訳でも特別な経験があった訳でもありません。今回は、全く未経験のアラフィフ地方在住者が、電子書籍出版するまでについてお話したいと思います。もしよろしければ、ご参考になさってください。

子供時代の憧れはやめられない


子供の頃、私はよく時間さえあれば本を読んでいました。

  • 「宝島」「モモ」「指輪物語」などの冒険もの。

  • 名探偵明智小五郎やシャーロック・ホームズなど推理もの。

  • 夏目漱石の「夢十夜」恩田陸の「常野物語」レイ・ブラッドベリーの「刺青の男」などの幻想もの。

本を読んでいる時、ひたすら楽しい世界にただ浸るのが好きでした。

気に入った本で映画化されたものは、原作と映画両方見ていました。

「ショーシャンクの空に」「フィッシャーキング」「ツナグ」「陰陽師」など。

なので小説家に憧れていました。
自分で別世界を創造する才能ある人たちを尊敬していましたから。

「才能があって、会社に行かなくてもその才能で自由に生きていけたらいいな」と思っていました。それは理想の生き方に見えたのです。

一方自分は何も才能がないと思っていました。
そしてずっと憧れるのをやめられませんでした。

その後単純に文具用品が好きだったので、社会に出る時は普通の事務員として働くことになります。

もちろん他にも販売や受付、編集部の手伝いなどいろいろ転職もしましたが、一番長かったのは事務職でした。

noteとの出会い

自分は何も特技がない人間だと、ずっと思っていました。

仕事の事務職は特別好きだったわけではなく、自分ができそうな範囲で決めたものです。ただ人生が半分終わった頃、同じ毎日の繰り返しにうんざりしていました。

そんな時、雑誌の中でnoteを知りました。

早速パソコンの画面を開くと、真っ白な画面に多くの人の記事や写真が並んでいます。無駄がなくすっきりとしていて綺麗だなというのが第一印象でした。

note公式ページ「noteの特徴、使い方、機能紹介」​​​​というタイトルの後にこんな魅力的な文が綴られていました。

“noteへようこそ! noteは、クリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。だれもが創作を楽しんで続けられるよう、安心できる雰囲気や、多様性を大切にしています。”

note公式

この瞬間、憧れが現実に変わっていったと思います。

noteの中では、多くの人が楽しそうにのびのびと表現されていました。自分を自由に表現する無邪気な子供のようでした。

社会人になってずっと自分が目の前の生活を見続けたために、忘れていた昔の感覚をうっすらと感じました。

とはいえ、最初は他の人の生活や趣味、好きなこと、体験したこと、作品の発表などただ他の人の記事を見てばかり。
自由度が大きいのはわかるのですが、具体的にどうしたらいいのかわかりません。

そこで初めは自分がスマホで撮った写真をいくつか投稿することにしました。それが「空の風景」シリーズです。


ライティングカレッジに入学

その頃見た記事の中で、​​こんな記事を見つけました。

なぜその記事に注目したのかというと、作家になってもまだ先があると知り驚いたからです。

作家に憧れていましたが、好奇心もありその記事を読んでしまいました。
それが野口まよ先生の名前を知った最初の出来事でした。

noteに自分も参加したいとか。ストーリーライターに憧れているけれどとか。いろいろな思考が頭の中を巡ります。

何から始めるか考えていた時、この記事の中で野口まよ先生が主催するライティングカレッジを知りました。

【ものキャン】とは『電子出版×SNS×コピーライティング』に特化した3ヶ月のライティングスクールです。(当時の名称は【ライカレ】でした)

3ヶ月でSNSやコピーライティングなどを学び、ゴールは電子書籍を出版するといった趣旨でとてもわかりやすい内容でした。

自分の本が出せる!

それはとても素敵に感じました。今まで考えもしなかった未来でした。学生時代の国語程度しか習っていない自分ですが、未経験者でも本が出せると言うのです。ここで習った人たちは、実際何人も出版してAmazonランキング1 位を取っていました。

そして野口まよ先生の経歴をみると、なんだか知り合いを思い出しました。共通点が多かったからです。転職後にコピーライターになり、今もバリバリ仕事で働いていて、旅行が好きで、とてもアクティブ。

タイプも似ていたせいもあって、親近感が湧いたのかもしれません。この人なら信用できそうと思い、野口まよ先生のスクールに入学を決めました。

ライティングスクールの3ヶ月は、とても内容の濃い勉強の日々でした。

0から学ぶとはこういうことなのだと量の多さに圧倒されながら、ひたすら講義のアーカイブを繰り返し見たり、推薦された本を読んだりして過ごしました。

卒業後、何度もスリープ・再起動

その結果、自分のテーマ「ひとりの時間」でエッセイ本が出せたのです。

在籍期間中に出版できればもっと良かったのですが、実際は時間がかかりました。2022年1月から3月までの3ヶ月間がライティングカレッジ第7期生の在籍期間でした。電子書籍の出版は2023年12月、卒業後の出版です。

本当のことを言うと、2022年2月の終わり頃から戦争のニュースがショックで電子書籍が途中から書けなくなったのです。

卒業後2、3ヶ月経つ頃にはなんとか立ち直れました。

再び長文を書けるようにとクラウドソーシングの仕事でブログ記事を書きはじめました。しかし長文が書ける状態に戻った頃、あまりの単価の安さと疲れで嫌になってしまい一旦書くことを諦めてしまいます。

そして今度はminneで見かけたフラーレンに興味を持ち、県外まで運転して習いに行きました。フラーレンとは天然石のビーズで編んだ32面の球体のことです。(その商品は今でもCreemaで展示されています)

ここで思い切りアクセサリー制作に励みました。ずっとライティング漬けで疲れていて、ストレス発散が必要だったのかもしれません。

フラーレン制作をやりきったのち、卒業してさすがに1年以上経ったけど今ならまだ間に合うという思いで再び電子書籍に向き合うことになりました。

今後本を一冊書いて出版できるという確信がなかったのと、今が書くのに一番最適なのだと思ったから、何度も自分に言い聞かせながら文章を書いていました。

そして完成した電子書籍が最初に紹介した本です。

電子書籍出版は、ライティングカレッジの野口まよ先生や一緒に学び挑戦し続ける仲間がいてくれたおかげです。でなければ書籍の2万文字の執筆は不可能ですし、今もこの本は存在しないでしょう。

皆様に本当に感謝しています。

最後に

最初は小説家、ストーリーライターに憧れていました。
(今もそうなんですが(^^;))

ライター未経験でアラフィフの地方在住者。
もっと言えば内向型でメンタルは弱く根性なしです。

そんな私がnoteに出会って行動に移してみたら、実際はライターの勉強がメインになってしまいました(笑)

(まるで「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の本みたいですね…)

そしてまたnoteに戻ってきました。

今度は今までの経験や短編小説も創作したいなと思います。もちろん自由を目指して、ライティングスキルの勉強はずっと続けながら。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

これからもまた記事を読んでいただけると嬉しいです。
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