『正解』を述べ給え!
噂によると、非常に不本意ながら、世の中には確定している『正解』とやらが存在するらしい。数学などはその最たるものである。定められた公式を用い、正確な答えを出す。正誤を検証するために遥かなる昔から学者たちが喧々諤々の議論をし、「果たしてこの問への正解を導くための公式はこれでよいのか」を行ったとか行っていないとか。
小学生のときに分数の割り算で躓き、数学の高みに繋がる長い道のりをかなり序盤で投げ出してしまった俺にはわからない話である。急にひっくり返される分数の気持ちにもなってみろ。