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犬と歩けば、いろいろあたる。

【犬と暮らしながら考える犬コピー】

先代犬が天国へ行ってしまって、
ずいぶんとたったある夏の日。
わが家にやって来たばかりの頃の、
新人犬のお話し。

久しぶりの子犬のぴちぴち加減に、
ちょっとくたびれた人間組は
右往左往する毎日。

うれしいを全力で表現するしっぽに巻き込まれる。
休んでいると、のしかかられる。
見えていないところでは、
必ず何かわるさをする。
た、たいへんである。
が、ちょっとうれしくもある。

散歩に出れば、子どもが
わしゃわしゃよってくるし、
ちょっとコワモテのお父さんが
目尻を下げて、
さわってもいいかと近づいてくる。
おまけに走り負けて、
十数年ぶりにすってん転んで
知らない人に笑われる。

犬と歩くと、いろんなことが
やってくるなぁ。

目的がないと、なかなか
歩きだせなくなってる人間だけど。
犬を見習って、
たくさんおもしろいことに
出会えるように、こころのリードを
ぐいぐい引っ張らなくちゃと思うのでした。


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