Akemi Maruyama/コピーライター

コピーライター。地元のコピーライターと「ラゴム:ことばブランディング」も!●東京コピー…

Akemi Maruyama/コピーライター

コピーライター。地元のコピーライターと「ラゴム:ことばブランディング」も!●東京コピーライターズクラブ会員、「ジャパンビアソムリエ協会」認定資格取得*偏愛するダルメシアンと大好きなビールがあれば、ひとまずシアワセな日々。

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犬に教わるSDGs!?

SDGsってマイボトル?マイバッグ?ふわっとしたイメージのまま暮らしてる私。調べてみるとSDGsには17の国際的な目標と169の具体的な目標があるらしい。知らなかった〜、そうかぁ、とまた日常に戻る。 そんなある日。犬と散歩しながらふと、ひょっとしてこれはSDGsへの道に通じてる?と思った。 マイボトルならぬドッグボトルに水を入れ、いつもの公園を目指す。ほどなく河川敷が見えてくる。数年前に水辺に大きな石が積まれ、何してるんだろ?と思っていたら、草が生え、小さな木も育ってきた

    • ぐるぐる生きる。

      【犬と暮らしながら考える犬コピー】 犬って、曲線を生きているなぁって 散歩しながら思った。 絶対にまっすぐには歩きませんよ、 という強い意志。 寄り道が大好物。 急ブレーキで立ち止まる。 かと思うと急発進して、 斜めに道を渡ったり、 グインとどこかの角を曲がって、 さらにどこかに連れて行く。 まぁ、犬に甘い人間がいけませんが。 でもなんか、その自由な歩き方が うらやましくもあるんです。 最短距離やらショートカット。 抜け道、裏道、近道ばっかり 探している暮らし。 そこ

      • 欲しいものがある限り、生きていける。

        【犬と暮らしながら考える犬コピー】 ピィピィ音が鳴ったり、 光ったりするボールではなく。 公園に落ちている、汚れて毛羽だった テニスボールを見つけ、 かっさらって走っていく。 いい匂いのするクッキーではなく。 水道の水で茹でただけの ササミに目がなくて そーっと身を割いていても 寝ていたくせに、台所に すっ飛んでくる。 好きなものを目の前にした時に、 なに振りかまわず、ちゅうちょなく 「それ欲しい!」と 表現できる犬はうらやましいなぁ。 ぐっとガマンしてみたり、 知ら

        • 私は毎日、生まれている。

          【犬と暮らしながら考える犬コピー】 昨日、遊んだボールのことなんて すっかり忘れて、新しいおもちゃを 噛みしめながらワクワクする。 公園の草むらの一点をじっと見つめて 鼻をひくひくしながら 気持ちがザワザワしている。 人間の帰宅を察知して、 首を上げ下げしてソワソワする。 犬の毎日は、いつも新しい。 人は毎回、うらやましい。

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          たった今は、すぐ過去になる。

          【犬と暮らしながら考える犬コピー】 いま友だちと会えてうれしい。 いま咥えたおもちゃは楽しい。 いま食べたおやつは美味しい。 いまうれしい。 いま楽しい。 いま美味しい。 でも、たった今のいまは、 すぐに過去になる。 犬は、去るモノは追わずに 次を追いかけ。 ヒトは、その影を握りしめたい。

          たった今は、すぐ過去になる。

          空の、ケモノミチ。

          【犬と暮らしながら考える犬コピー】 ある日、世界遺産を紹介する 番組を見ていたら、 ボツワナにある巨大湿地、 オカバンゴ・デルタが映った。 空撮された湿地には、 美しい編目模様が広がっていて、 それは、ゾウがつくった 「水中の獣道」だと言う。 ふと、 空の上にも獣道ってあるのかなぁと思った。 8年前の春、 多分、天国にぴょんぴょん跳んで 行ったであろうウチの犬。 犬なのにやじ馬で、 神経質なくせに図太くて。 興奮しやすく冷めやすい。 あの性格では、目の前の道を 素

          それだけ、でいいと思う。

          【犬と暮らしながら考える犬コピー】 こんなところでナンですが。 うちの犬は、 ただカワイイだけの犬である。 ときどき、「何か芸はできますか?」と聞かれたり。 「賢そうですね!」 なんて言われたり。 いえいえなんにも。いえいえそんな。と言いながら (ただカワイイだけなんですけどね)ってココロの中で答えている。 人間の子どもたちはと言うと 背が高いからモデルさんになったら?とか。 かけっこ速いねぇ。将来スポーツ 選手?とか。 大人に大きなお世話を やかれたりしているわけだけ

          それだけ、でいいと思う。

          時間割りは、体育と給食だけですね。

          【犬と暮らしながら考える犬コピー】 先代犬の思い出ばなしです。 目が弱くなり、耳が遠くなり、 足腰もふらふらの老犬となった頃。 日がな一日、漬物石のように ずっしりと眠っていたうちの犬。 だけど、どこで嗅ぎつけるのか ご飯の時間と散歩の時間、 それからおやつの時間には よっこらしょと立ち上がり 飼い主の顔をじっと見る。 (あなた最近、 忘れっぽいからなぁ) という顔をして。 そんなことを懐かしがっていたら、 はるか昔、小学校の同級生男子が 「学校は体育と給食だけでよかと

          時間割りは、体育と給食だけですね。

          犬と歩けば、いろいろあたる。

          【犬と暮らしながら考える犬コピー】 先代犬が天国へ行ってしまって、 ずいぶんとたったある夏の日。 わが家にやって来たばかりの頃の、 新人犬のお話し。 久しぶりの子犬のぴちぴち加減に、 ちょっとくたびれた人間組は 右往左往する毎日。 うれしいを全力で表現するしっぽに巻き込まれる。 休んでいると、のしかかられる。 見えていないところでは、 必ず何かわるさをする。 た、たいへんである。 が、ちょっとうれしくもある。 散歩に出れば、子どもが わしゃわしゃよってくるし、 ちょっ

          犬と歩けば、いろいろあたる。

          犬は、あたりまえに生きる。人は、それでも生きていく。

          【犬と暮らしながら考える犬コピー】 うちの犬を日々眺めていると、 のうのうと今日を過ごし、 らくらくと明日を 迎えている気がする。 見回すと人間は、 ふうふうと今日を乗りきり、 やっとこさ明日に たどり着いているのに。 でも、それって人間の すごいところなんじゃないか とも思う。 いろいろあるけど、 めんどくさいけど、 それでも生きてく方向に向かう人間。 干支に人間も入れてもらいたい くらいだ、と思う。 あたりまえとして生きることも、 それでも生きていくことも、 どちら

          犬は、あたりまえに生きる。人は、それでも生きていく。

          日々、努力しない。でも、ときどきする。

          【犬と暮らしながら考える犬コピー】 日がな一日、 羽毛入りのクッションに がっぷり寝ている うちの犬を眺めていると 「日々、努力しない」という言葉が ぼんやりと浮かんだ。 すごいな、悪びれることもなく、堂々と。 だからといって、自分が日々、 努力しているかというと、 まったくそういうことはないわけで。 でも、してないことに あんなに堂々とできないわけで。 思いつきで ウォーキングをしてみたり、 英会話の教材を買い込んだり。 ちょっと反省しては、 ちょっと努力するという繰り

          日々、努力しない。でも、ときどきする。

          下を向いて歩こう。

          【犬と暮らしながら考える犬コピー】 上を向こう、前向きにって言葉は よく耳にするのですが。 ウチの犬と散歩していたら、 そんな上やら前だけを向いて 生きていかなくても いいんじゃないかな、 とある日思った。 クンクン(ただしくはンゴッフグッ)と地面を嗅ぎながら、 よその犬のオシッコの匂いを 見つけては うっとりしたり、怒ったりしている。 ちっちゃなパンくずを発見して すばやく食らいつく。 草の葉で休んでいる カマキリを挑発する。 なんだかその姿って、 自分の子どもの頃に似