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DT戦隊口説き仮面

俺は、DT戦隊口説き仮面。その名も、口説き仮面だ。今日は俺の普段の任務とそれまでに作り上げた類まれなる訓練、実績を紹介しよう。

まず、任務。俺の任務は、異性を口説くことだ。口説くと言うと、イメージが悪いが、俺言うの「口説く」は、「功徳」に近いだろう。

その任務の内容は、とにかく異性を楽しませる。メッセージアプリ、会話、非言語コミュニケーション。とにかく、笑わせる、自分の話をさせる。世の異性に楽しい環境を提供することが任務の最終目的なのだ。今まで私は私に救われた何人の笑顔を見てきたことだろうか。そして、俺の敵は、そういった異性の笑顔を邪魔する、この世にはびこるすべての、偏見、悪口、高慢、権力、セクハラだ。絶対に許さない。

俺はそんな、異性に楽しい環境を提供するために、質問能力を鍛えている。どうやって鍛えているかっていえば、膨大な資料最終によって身に付けたクリティカルシンキングと、好奇心である。どんな話でも、クリティカルシンキングと好奇心があれば、うまい質問を提供して異性に自分の話をさせやすくすることができる。諸君。これが自己開示だ。人は、自己開示をすることで、その場が楽しくなる。よく覚えておけ。

そして、俺にもう一つ欠かせないものそれは、ユーモアだ。「笑い」。俺のたぐいまれなる訓練で育まれたユーモアによって俺といる異性はたちまち笑いにつつまれる。ある異性は、「あなたといると楽しい」、ある人は、「あなたといるといっつも笑える」と言う。どんな訓練をしているかっていえば、救いたい異性のSNSをくまなく見る。そして、異性のユーモアの嗜好を探すのである。さらに、好きなアイドル、芸能人、アニメはたとえ話に使える。自虐、ブラックジョーク、ギャグ。すべてのユーモアに対応できるように、俺はどんな状況でも笑いを見出すトレーニングを行っているのである。諸君。ユーモアは需要と供給だ。まずは、相手の需要知ることがユーモアで異性を幸せにする近道なのである。これも、よく覚えておけ。

ははは。そんな平和のために戦っている俺。今日も、ある異性のまわりにはびこる悲観と言う名の悪魔を、質問と、ユーモアを使って撃退した。自己開示を一通りしてもらい、1時間のバトルのなかで、両手で数えきれないほどの笑いをとった。はは、実にいい汗をかいたぞ、今日もまた異性を敵から救い出した。今日の飯はうまいぞ。

と、その時、、耳に強烈な痛みを感じた。なんだ。これは、敵の奇襲か。そして、身体中にあることばが充満した。そして、爆発した。ボッカーーーーーーーーーーン。

「私、彼氏いるの。」、、、


俺は、その場にうずくまった。「うぉーーーーーーーーー。こここここれは、これはなんだ。くくくく、苦しい。」その爆弾は耳のなかから入って身体のなかで爆発した。「敵はこんな近くにいたかあーーーー。」俺は、やられてしまい、結局その後3日間、実践復帰できなかった。任務を完了したあとの、名誉ある負傷だ。まったく困っちまうぜ。

それは今年に入って17回目の負傷だった。

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