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【お遍路11】ハチミツ

朝、寝床を出発した僕は、相変わらずトボトボ。

とりあえず、コンビニへ。

住宅街を進みます。

住宅街と言っても、首都圏近郊とは違い、田んぼあり、牛舎あり…

田んぼの脇に散乱する、昨日の戦いで敗れたカエルたちの圧死体にも目もくれずトボトボと進みます。

もちろん、地元の方々の日常の間をこっそりと進んでいきます。

養蜂場を発見。

ハチミツ好きなんでのぞいて見ると瓶詰めされた美味しそうなハチミツが並んでいました。

まだ朝も早く、欲しい物を全て得ていたら荷物が増える一方。

そんな想いに浸らながら進んで行くと、それを見ていたおばちゃんに出会った。

挨拶からの養蜂場について聞いてみると、お店は続いているが養蜂は最近廃業されたそうです。

そんなこんなで話をして立ち去ろうとすると、おばちゃんが頂き物の自家製ハチミツを小瓶に分けて下さいました!

しかも、丁度良いサイズ感。

本当にありがたし。

更に、先を進みトボトボしてると、国道で再びそのおばちゃん。

僕のハチミツアレルギーの心配なんかが気になって、僕を探してくれて、それを伝えてくれました。

優しすぎる…

お遍路さん、いいわ〜。

コンビニにてゴミ捨て一服して、本日宿泊予定の「鴨の湯」へ。

再び進んでいるとまたおばちゃんが車で登場!

「山で何かあったらいけないから」とやっぱり不安が残っていたそうで、僕が最初に欲しいと思っていたハチミツを買ってきてくれました😵

「自家製の物は何かあってもおかしくないし、買ってきたハチミツは大丈夫だから」と…

忙しい時間を割いて、名も知らぬ僕のために…

本当にお遍路さんに来て良かったです😊

心を洗濯され候。

時間を気にせず、ご縁を大切に行動していたら、欲しい物が手に入ってしまいました!

実は以前にも既に頂いていた梅干しとハチミツを頂きながら、温泉に浸かって鋭気を養い、明日の第12番所「焼山寺」に挑みます。

@daiyamori


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