堤大介

子ども支援&中間支援のボランティア学生が新卒楽天&プロボノを経てNPO…

堤大介

子ども支援&中間支援のボランティア学生が新卒楽天&プロボノを経てNPOコンサルに。ビジョン・事業計画からファンドレイジング、マーケティングにWeb施策まで。本気の人に、力の限り丁寧に、伴走支援&研修講師してます。

マガジン

  • NPOコンサルタントの働き方

    NPOコンサルタントとしてどのような仕事をどのように行っているのか。売上面や働き方などさまざまな観点での分析・振り返り記事をまとめていきます。マガジン「僕がNPOコンサルになったワケ」と同様、今後NPO支援者としてのキャリアを目指される方の参考になることを願っています。

  • NPO支援者育成試論

    NPOコンサルタント、伴走支援者などのNPO支援者の仕事やキャリアについて、考えてきたことを書いていきます。適切なNPO支援者が育ち、増えていくためには何が必要なのか。NPO支援者を志す方の参考になりますように。

  • 僕がNPOコンサルになったワケ

    ただのボランティア大学生だった僕がプロのNPO支援者として独立して仕事をするようになるまでにどのようなことを考え、経験してきたのかについて少しずつ書いていきます。社会起業家ではない形でのソーシャルセクターでのキャリア構築を目指している誰かの参考になれば幸いです。

最近の記事

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NPO支援のコンサルタントとして独立しました

自己紹介はじめまして。NPOコンサルタントの堤大介( @22minda )です。 フリーランスでNPO等の公益組織のコンサルティングや研修講師をしています。本記事では独立に至った経緯や仕事内容についてご説明しますが、まずはカンタンに自己紹介させていただきます。 学生時代の地域でのボランティア活動(ボランティアコーディネート、児童養護施設での学習支援など)からソーシャルセクターと関わり初め、ソーシャルセクターに貢献できる武器としてのインターネットとビジネスをいち早く学ぶため

    • 名刺と肩書きを新調しました。本気の人に、力の限り丁寧に関わる「NPO支援家」の堤です。

      こんにちは。堤大介( @22minda )です。前回に続いて私の肩書きの話です。前回は「認定ファンドレイザー」の資格を取得したということと、その資格取得の背景として「ファンドレイジング・コンサルタント」というこれまで名乗ってきた肩書きを変えたいと考えていたことをお伝えしました。今回は、新しい肩書きを何にするかという話です。 肩書きってなんなんでしょう新しい肩書きはタイトルにも書いた通り「NPO支援家」なのですが、そもそも肩書きってなんなんでしょうね。 ファンドレイジング・

      • ファンドレイジング・コンサルタントを「卒業」するために認定ファンドレイザーを取得した話

        こんにちは。堤大介( @22minda )です。新しく資格を取得したこととその理由について書いてみました。 認定ファンドレイザーの資格を取得しましたボヤボヤとしている間に資格取得からだいぶ時間が経ってきてしまったのですが、先日「認定ファンドレイザー」の認定試験を受け、無事に合格いたしました。合格を知ったときの感情は嬉しいというより「ほっとした」でした。これまで散々ファンドレイジングの研修講師やコンサルティングをしてきて、いまさら落ちたら恥ずかしかったので笑。 ファンドレイ

        • ⑬「団体支援」人材を育てる・育つための施策案その2〜伴走支援型連続講座(心理的安全性を確保しつつ支援感覚を養う)〜

          こんにちは。NPOコンサルタントの堤大介( @22minda )です。「NPO支援者育成試論」13本目の記事です。NPOのどのような課題を支援するかという分類のうち「機能支援」だけでなく「団体支援」もやりたいと考えたとき「どのようにすれば団体支援ができるようになるか」という点について、前回と今回の記事で具体的な学習方法として有効であろうというものをご紹介しています。前回ご紹介したのは「NPO経営・NPO診断のフレームワークの学習」でした。今回ご紹介するのは「伴走支援型連続講座

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        NPO支援のコンサルタントとして独立しました

        • 名刺と肩書きを新調しました。本気の人に、力の限り丁寧に関わる「NPO支援家」の堤です。

        • ファンドレイジング・コンサルタントを「卒業」するために認定ファンドレイザーを取得した話

        • ⑬「団体支援」人材を育てる・育つための施策案その2〜伴走支援型連続講座(心理的安全性を確保しつつ支援感覚を養う)〜

        マガジン

        • NPOコンサルタントの働き方
          26本
        • NPO支援者育成試論
          13本
        • 僕がNPOコンサルになったワケ
          3本

        記事

          ⑫「団体支援」人材を育てる・育つための施策案その1〜NPO経営・NPO診断のフレームワークの学習(見立て力を高める)〜

          こんにちは。NPOコンサルタントの堤大介( @22minda )です。「NPO支援者育成試論」12本目の記事です。前回の記事では個別のNPOを支援する人のうち、特定の機能的な課題の支援を行う人材ではなく、団体全体の視点から支援を行う「団体支援」ができる人材が足りていないという問題意識に対するいくつかの仮説のうち「団体支援のやり方がわからない」というのが問題なのではないか、というところまで考えました。 今回からはこの「団体支援のやり方がわからない」という課題をどのように解消す

          ⑫「団体支援」人材を育てる・育つための施策案その1〜NPO経営・NPO診断のフレームワークの学習(見立て力を高める)〜

          ⑪不足しているのは「機能支援」ではなく「団体支援」を行うNPO支援者ではないか?そしてそれは何故か?

          こんにちは。NPOコンサルタントの堤大介( @22minda )です。前回の記事からとんでもなく期間が空いてしまいました。もはやこの連載記事を覚えている方もほとんどいらっしゃらないかと思いますが、私自身の考えを整理することも目的ですので「NPO支援者育成試論」11本目の記事をお送りします。 今回書こうと思っていることはタイトルの通りです。「NPO支援者が足りないのでは?」という投げかけから始まったこの連載ですが、11本目の記事にしてやっと何を問題として感じているのかの話にた

          ⑪不足しているのは「機能支援」ではなく「団体支援」を行うNPO支援者ではないか?そしてそれは何故か?

          ⑩NPOを支援する人材が”足りていない「機能支援」”もまだまだある

          こんにちは。NPOコンサルタントの堤大介( @22minda )です。「NPO支援者育成試論」、今回で10本目の記事です。マニアックな連載をお読みいただいている皆さま、ありがとうございます。当初の予想通り回を追うごとに執筆スピードも落ち、マニア度が増している感じもしますが、まだまだ考えて整理していきたい話題がたくさんありますので良ければ引き続きお付き合いいただけますと幸いです。 さて、前回の記事では「機能支援(ファンドレイジング、IT、法務、デザインなど組織におけるt特定の

          ⑩NPOを支援する人材が”足りていない「機能支援」”もまだまだある

          ⑨支援者が足りていない支援とはどのようなものか?

          こんにちは。NPOコンサルタントの堤大介( @22minda )です。 少し間が空いてしまいましたが、前回の記事では「NPO支援者は本当に足りていないのか?」と題し、私がなぜNPO支援者が足りていないと感じているのかという背景について解説した上で、NPO支援のニーズが満たされている状態を実現するためには、 の二つが達成される必要があるのではないかと問題を整理してみました。この①②についてさらに深堀りして考えていく記事も書こうと思っていますが、その前に本日は「NPO支援者は

          ⑨支援者が足りていない支援とはどのようなものか?

          売上・働き方分析:NPOコンサル独立4年目の振り返り

          こんにちは。NPOコンサルタントの堤大介( @22minda )です。 今年も年末の振り返り&リトリート期間に入りましたので、年間の振り返り記事を公開いたします。昨年までの3年分でこの記事を公開することの狙いというか元々意図していたところ(NPOコンサルタントという働き方や売上等の実態を示し、NPOコンサルになりたいと考える方たちの参考にしてもらうこと)はある程度達成できたと考えていたので、今年の分析は自分の中だけで収めておこうかと考えていました。 それでもせっかく続けて

          ¥300

          売上・働き方分析:NPOコンサル独立4年目の振り返り

          ¥300

          ⑧NPO支援者は本当に足りていないのか?

          こんにちは。NPOコンサルタントの堤大介( @22minda )です。 今回は、そもそも私がこの一連の記事で「NPO支援者を育成すべきである」と考え、書いてみようと思ったことの背景にある問題について深堀りして考えてみたいと思います。 「NPO支援者は本当に足りていないのか」という問題です。 どのような問いを立てるかとその問いの背景にどんな認識があるのかを確認することはNPO支援をするときにも大切にしている姿勢です。 Twitterにてこの連載記事を書き始める少し前に私

          ⑧NPO支援者は本当に足りていないのか?

          ⑦支援者を目指すなら「専門性」だけでなく「関わり方」もイメージして経験を積むべし

          こんにちは。NPOコンサルタントの堤大介( @22minda )です。 前回の記事では、「課題の粒度」と「関わり方」というNPO支援のスタイルを分類する2つの支援を掛け合わせることで支援者ごとの得意分野や支援の特徴、契約時に目標とする成果物の設定の仕方などさまざまな違いを捉えやすくなるということを考えました。 今回も前回の続きで、「課題の粒度」と「関わり方」を掛け合わせることでNPO支援のさまざまなあり方を深堀りして考えてみたいと思います。 支援者による支援内容提示方法

          ⑦支援者を目指すなら「専門性」だけでなく「関わり方」もイメージして経験を積むべし

          ⑥「課題の粒度」×「関わり方」で捉えるNPO支援

          こんにちは。NPOコンサルタントの堤大介( @22minda )です。 「NPO支援者育成試論」6つ目の記事です。なかなか支援者の育成の方まで話が進んでいかないですが、あまり雑に言葉にしたくはないので一つずつ話を進めていきたいと思います。長い目でお付き合いいただけますと幸いです。 さて、前回と前々回の記事でNPO支援を大きく二つの視点から類型化してみました。「課題の粒度」と「関わり方」の二つ。なぜ長々とこうした類型の話をしてきたかというと、これまでも何度も書いてきている通

          ⑥「課題の粒度」×「関わり方」で捉えるNPO支援

          ⑤”NPO支援”を分類する二つの視点―②関わり方

          こんにちは。NPOコンサルタントの堤大介( @22minda )です。 前回の記事ではNPO支援を分類する二つの視点のうち「課題の粒度」について書きましたので、今回は2つ目の視点である「関わり方」について書いていきたいと思います。 関わり方、専門性の提供の仕方による分類NPO支援者はNPOが抱えている課題に対してそれぞれの専門性を提供することで解決することを目指しますが、支援先のNPOに対してどのように関わっていくのか、その具体的なやりかたはさまざまです。その関わり方の違い

          ⑤”NPO支援”を分類する二つの視点―②関わり方

          ④”NPO支援”を分類する二つの視点―①課題の粒度

          こんにちは。NPOコンサルタントの堤大介( @22minda )です。 本日は前回の記事で少し触れた「NPO支援者って色々な種類や形態があるよね」というざっくりとした前提が、実際どんな種類なのかという話を考えていきます。分類の仕方自体がいろいろ考えうると思うのですが、私は主に大きく二つの分類で捉え、考えています。「課題の粒度」と「関わり方」の二つです。 今回の記事では一つ目の視点である「課題の粒度」について書いていきます。 課題の粒度による分類NPOを支援する業務は内容

          ④”NPO支援”を分類する二つの視点―①課題の粒度

          ③”NPO支援者”とは何を指しているか?

          こんにちは。NPOコンサルタントの堤大介( @22minda )です。 「NPO支援者育成試論」三本目の記事です。 ”NPO支援者”とは何を指すか?今回はそもそも私がこれからこの連載において語ろうとしている「NPO支援者」とはそもそも何を指しているか?という話をしてみます。 まず私の基本的な認識としてひと口に”NPO支援者”といってもいろいろな種類や形態があると考えています。私自身これまでにさまざまな立場、関わり方でNPOに関わってきました。一番広く捉えようとすると「N

          ③”NPO支援者”とは何を指しているか?

          ②なぜNPO支援者の仕事について書く必要があると考えたのか?

          こんにちは。NPOコンサルタントの堤大介( @22minda )です。 「NPO支援者育成試論」今回から本格的に内容に入っていきたいと思います。題して「NPO支援者育成試論」。この大げさなタイトルに見合う内容にできるかわかりませんが、独り立ちしてこうして仕事をし続けられるようになるまでに、悩み、もがき、考えてきたことがたくさんありますので、なるべく言語化して後に続く誰かの参考になればと思いますし、問題意識を共有できる皆さんとの議論の土台(とまで言うと大げさかとは思いますが)

          ②なぜNPO支援者の仕事について書く必要があると考えたのか?