見出し画像

アーティストを目指すきっかけと現在地

2022年3月23日

現在、経営コンサルティング会社「株式会社日本FBMコンサルティング(https://jfbmc.co.jp/)」の代表として、ファミリービジネス(オーナー・同族会社)に対して、「経営」「所有(株式)」「家族」の観点から総合的かつ専門的なコンサルティングサービスを提供しています。

そのような仕事をしながら、最も縁遠いと思われるアート分野に足を踏み入れきっかけとなったのは、経営コンサルティングの仕事をするなかで、社長さんらと話していると、みなさん本当に創造的だと感じたことです。
私自身は大学時代は理系で遺伝子を研究しており、その後、金融系シンクタンクで経営コンサルタントとして就業したこともあり、とにかくロジカルに物を考えてきました。
しかし、多くの経営者は本当に想像豊かで、なかにはそれって話では分かるけど、どうやって実現するのかなどとツッコミたくなるものもあるわけですが、発想自体はすごく面白いものが多いように思いました。

また、最近では経営分野にもデザイン思考から始まり、今ではアート思考というワードも入り込んできています。多くの書籍も出版されていますが、経営分野から執筆している人は表面的なアートからとらえたものが多く、一方、アート分野から執筆している人は経営のことを分からずに執筆しているものも多いように思います。

私自身とアートとの関わりでいえば、絵画鑑賞は昔から興味があり、学生時代に海外に行った際には地元の美術館巡りをよくしていました。今では行きにくくなりましたが、ルーブル美術館などに行ったことは今ではいい思い出です。社会人になってからも国内外の美術館を巡ったりもしていました。金融系シンクタンクに14年勤めた後に、ファミリービジネスの専門コンサルティングサービスを提供すべく起業独立したわけですが、その後も美術館巡りは続けてきました。2019年には鑑賞だけではなく、銀座の画廊で初めて、笠井誠一先生の作品を購入させて頂きました。その後、画廊やオークションサイトでアート作品を購入し、現在(2022年3月時点)では10点ほどコレクションしています。こちらも継続的に増やしていく予定です。

このような取組みをするなかで、実際、自分で描くことは全く考えていませんでした。なぜなら、絵心がない、つまり、絵を描くことが下手くそだったためです(笑)

しかし、経営分野とアート分野の業際が薄れていくなかで、様々な書籍も拝読しましたが、これといった本がなかったことや、経営者の創造性を実際に自分でも体感してみたいと思い、2021年4月にどこかの芸大の通信でも受講してみようといくつかの芸大を調べてみることにしました。現在、関西(兵庫県)在住ということもあり、大阪芸術大学の学祭に参加してみたところ、そのキャンパスがすごく牧歌的で、母校(大阪大学・吹田キャンパス)に似ていたことと、他の芸大では学生の作品が機械的に展示されていたのですが、大阪芸大ではそうではなく、学生を大変大切にしている感じがあったので、大阪芸術大学通信教育部芸術学部美術学科(油画コース)3年生に編入することにしました。当時は通信なので、アートをかじるぐらいの軽い気持ちで入ったのですが、想像以上に大変なところに来てしまったことを後で気付くのです(笑)

現在は、大阪芸大の通信を1年間過ごして、スクーリングで実際にデッサンや油絵などの制作を通じて、多くのアートに関する気づきを得ることができ、卒業制作を作る2024年目途にアーティストとしてデビュー(個展開催)しようと考えています。本業の経営コンサルティングは70歳まで現役として過ごし、アーティストとしては死ぬ直前まで創作活動をし続けることが今の目標です。どうぞよろしくお願いします。

大阪芸大1年目の雑感はこちら
2年目の雑感はこちら
卒業制作の雑感はこちら
芸大を卒業した雑感はこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?