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芸大2年目を終えた雑感。

早いもので、芸大生になって2年が経ちました。
ちなみに、1年目の雑感はこちら

1年目はそもそも油絵の扱い方すら知らない状態でしたので、その点、2年目は余裕を持った形で過ごすことができたと思います。

絵を描く系のスクーリングは2年目の夏と冬で計6科目(36日)がありました。スクーリング時は朝9時30分から18時10分まで丸一日芸大で過ごすことができますので、結構、作品づくりに集中できます。

特に、冬のスクーリングからは卒業制作に向けて課題が設定されない(自由に描く)講座が増えてきましたので、結構自分と向き合えることができました。

1年目の雑感では絵画表現の基礎となるような対象物を観察することなどを記載しましたが、2年目で思ったのは自分と向き合っているようで向き合えていないということでした。

普段の日常生活ではどうしても目の前の忙しさや業務に追われてしまっているのですが、自由課題で自分の作品を作るとなると、いやが上にも自分と向き合う必要があります。自分のスタイルとしては、今後、アーティストとして、絵画販売もしたいので、市場でどのような絵が評価されるのかは考えて作品作りをしていますが、それでも自分が描きたいと思えない作品づくりはするつもりがありません。

自分が描きたく、自分の家にも飾りたい作品を作っていくのですが、そもそも、なぜ絵を描くのか、といった根本的なところを考えながら作品作りをしています。それが作品の画面に反映できているのかは別として(笑)

今後の活動としては現在は全く無名。世の中にも全く知られていませんので、とりあえず、公募展に出展して、自分の作品が評価されるようなものなのかを試していきたいと思います。

あと、大学の先生にも勧められたのですが、面白い絵を描いているから、個展とかしたらと言われました。まあ、元々、いつかは個展はしたかったので、来年2024年(遅くとも2025年)には個展を開催したいと思います。そのためには個展開催の費用も必要なのですが、そもそも作品がなければ個展は開催できないので、少なくとも40点ぐらいは作品づくりを進めたいと思います。

「歓喜」と「希望」F60号×2、キャンバス、アクリル、ミクストメディア
「Re:Start」S30号、キャンバス、アクリル、ミクストメディア

まだまだ作品が足りないので、どんどん制作しないといけないのですが、まずは卒業制作の作品をこの夏に仕上げないと。それぞれの作品の解説はまた別途したいと思います。作品の見せ方として単に作品だけを提示するのではなく、作品のコンセプトやその制作プロセスまでも提示することで、それらをまとめて作品にしたいと考えています。そんなことを考えるアーティストも少数派ですからね~

大学についてはこの夏のスクーリングに参加できれば卒業制作の作品もそこで完成し、卒業予定なのですが、他に受けたいスクーリング授業があるので、きりよく冬のスクーリングにも参加して、2024年3月に大阪芸大を卒業するつもりです。その後はどこかの芸術系の大学院に行こうかと思っていますが未定です。アーティストが大学院に行く必要があるかと思わなくはないですが、作品作りのリズムをつくるにはそれも良いかなと考えています。独りで作品作りをするのは本当に難しいことだと最近はよく思います(笑)



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