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回り回り回り回って
全ての働く人が共感を得るといっても過言ではない。
少なくともぼくはそう思えた、そんな詩がある。
だれの職場にもきっと自分にとっての"相棒"がいるだろう。
ぼくは、熱い飲み物を相棒に、たいしてかっこいいかもわからない。やらないと困るけど、褒められるほどではない地味な仕事を淡々とやる。
「お!今日は調子いいな」「自分やるじゃん!!」とにやり。
少し残業した帰り道、通りがかりの人がいう言葉がふと聞こえる!
「あれ、めちゃいいよね!!!」(そうそれ!ぼくが裏で動かしてる!)
心がぽっと温かくなる。いつもと同じ道が風景が少し色づいた気がする。
家に帰ってまず立ち上げるMacBook。
話題のNEWSにTwitterやInstagramで検索!コメントして、いいねして!
そうやっているときは、自分も話題の中にいるように思っていた。
翌朝見る携帯には、通知なし。「まー、そんなもんか人間、、、」
出がけにぶつかって落としたカタログ。
寄った勢いで買った雑誌は、色褪せてみすぼらしくなっている。
「ちょっと背伸びしすぎちゃったかな?」不意に視界がぼやけてきた。
ただいま、おかえり。ただいま。おかえり。
日々繰り返される日常、変わりばえのしない仕事。その繰り返し。
自分にとっては毎日の取るに足らないルーティン。
自分がやったことがだれかを笑顔にしているはず。
そう思えたらいつもと変わらない"今日"だって七色に色づく。
そう!目の間に並べられた仕事をこなしていくと今の目の前にいる大切な人を笑顔にできるんだ。
その確信さえあれば、僕の力で目の前の現実を、世界を、いつだってカラフルに染められるんだ。
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この曲は、社会人1年目の終わりに出たアルバムの中の収録曲。
意義がある仕事とも言えるけど、雑務をこなしながら残業続きの毎日。
入社当初は輝いて見えた新宿のサザンテラスがモノクロに見えるようなときにこの曲を聞いて出勤してました。
声にならない叫び、言葉にできない祈り「目覚めよ!」からのこの曲。
ぼくのこころをがっちり掴まれまくりの23歳の春でした。
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