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わがやの旅note 夏休み北九州編①【阪九フェリー〜水族館海きらら】
夏休み。先月我が家は北九州・長崎方面へとお出かけしました。今回はその記録です。
いつか旅日記を書きたいと思いつつ、こういったものは書き慣れていないせいか、時間がかかった上に、4000字という長尺になってしまいましたが、興味のある方いらしたら、ぜひ!
目的地と交通手段🎡
今回最大の目的地は、長崎のハウステンボス!
さて、何で行くか。我が家は大阪である。飛行機?新幹線??この時期のお出かけなので、ある程度の出費は仕方ないとしても、できるだけ交通費は抑えたい。何かいい方法はないか‥
ふと、昨年は、四国に行くのに和歌山港からフェリーを利用したことを思い出した。
フェリー‥
ありかも!
調べてみると、大阪 泉大津港から北九州の新門司港まで、阪九フェリーが出ていることが判明(我が家は泉大津市から割と近い)。
メリット:
①交通費を抑えられる
②現地を車で回ることができる
③なんかワクワクする
デメリット:
①時間がかかる(約12時間の航海予定)
②酔うと逃げ場がなくて辛い
格安航空券などを探せば飛行機も便利だと思うが、今回は、メリット②の車も運べること、あと③の〝なんかワクワク〟を重視して、船旅に決定!時間はかかるけど、夕方出航して寝てたら着くし。
問題は船酔いした時だろうか。前回は和歌山〜徳島間たったの2時間だったので何もなかったけど、今回はどうだろう。
念のため、子ども用酔い止めを購入しておいた。気持ち悪くなってから舐めても効くらしいラムネタイプ。
(もし酔っちゃっても、寝てたら着くし。)
1日目(夕方):いざ出航🛳
出港は17時半。1時間前から乗船可能なので、16時過ぎには泉大津港に着いた。
〝クルーズ船並みの進化した船旅〟〝船内レストランに大浴場〟の言葉に、一番興奮していたのは、多分夫だったと思う。それとも、子どもたちをワクワクさせるために、特別そう振る舞ってくれていたのかも知れない。
ぜひとも船内レストランで食べたい!との夫の希望で、飲み物や子どもたちのおやつ以外の食料はあえて買わずに乗船。
家族全員、興奮し過ぎてびっくりするくらい注文してしまった(もちろんビールも)。案の定食べきれなくなった子どもたちの分までしっかり完食。腹ごなしに船内散策する。
幸いなことに誰一人酔うこともなく、穏やかな船旅。瀬戸内海だもんね。
デッキに出て外の空気を吸ったり、写真を撮ったりしたが、思った以上に風が強くて、ボーイズがビビってしまいすぐ屋内に戻る。意外。(長男は、「タイタニックみたいにならないよね?」と聞いていた‥気持ちは分かる…でもここには氷山ないから大丈夫やで。)
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阪九フェリーホームページよりお借りしました🛳
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どうせ寝ちゃうし、値段は抑えたいね、と話していたから、てっきりスタンダードの部屋かなと思っていたら、デラックス洋室を予約してくれていた。
デラックス洋室(4人部屋)には、部屋に窓が!
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窓があるってすごく嬉しい。
車での旅は便利だけれど、意外と車窓に注目しない(自分が運転してたらそれどころじゃないし、助手席にいても気を遣ってあまり景色に集中できない。あと高速道路の景色はあまり変わり映えしないことが多い‥)から、電車や飛行機のように、移動中に何気なくいつでもゆっくり外の景色を眺められるのは、旅の醍醐味である気がする。
途中から子どもたちは景色を見るのには飽きて、二段ベッドの上で漫画読んだり持ってきたゲームをしたりしていたので、ほぼ私が窓を独占させてもらった(夫は翌日の運転に備えてとにかく寝ていた)。
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暗くなってからも、町の灯や通り過ぎる漁船(だろうか)の明かりが見えて飽きない。
結婚前に一度だけ、演劇を見るために行ったことがある瀬戸内海の犬島は、どの辺りだろう。もう過ぎたかも知れないな。
ふと、千と千尋で、神様たちが煌々と輝く船から次々に降りてくるシーンを思い出した。
ねぇねぇと話しかけようとしたが、夫はカーテンひいて寝ていた。ボーイズはそのシーン覚えているかな…次男は怖がってたから逆に覚えてるかも‥。
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18時半頃、明石海峡大橋を通過した時はちょうど露天風呂に入っていた。それはさすがに写真は撮れませんでした。(露天風呂もきもちよかった!)
2日目(午前): 水族館 海きららへ🐬
朝6時、北九州市新門司港到着。
ここから、長崎を目指して一気に西へ。途中古賀SAで最初の休憩。広くて綺麗なサービスエリアで、朝ごはんをとるのにちょうど良かった。次男と私は開いたばかりのタリーズでコーヒーとドーナツを注文、夫はまっすぐ一蘭へ。ラーメンにつられて長男もそちらへ‥
え、朝からラーメン?大阪にもあるやんと思ってしまったが、一蘭って、福岡の博多が創業なんですね。知らなかった‥(そもそもタリーズだって全国にある)。
9時過ぎ、佐世保市に着く。
ハウステンボスへは、1.5DAYパスポートを買っていたので、15時以降の入場予定。
本日最初の目的地は、同じく佐世保市にある九十九島水族館、海きらら。
恥ずかしながら来るまで知らなかったが、ここ九十九島は、長崎五島列島からつながる西海国立公園の一部だった。(つくもじまだと思っていた…)
「水族館見たら、佐世保バーガーでも食べてのんびりハウステンボス向かおか〜」という夫を、せっかくここまで来たんだから遊覧船乗ろ!国立公園の景色見てから帰ろ!!と無理やり説得、午後いちの遊覧船のチケットを予約してから、水族館海きららへ。
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いつものように直前まで寝ていた次男、人一倍元気。
この日はイルカのコンディションが思わしくなかったようで、イルカショーは中止。残念だけど仕方ない。生き物だものね。
そもそもは、夫の教え子であった卒業生が、長崎にある水族館海きららに就職した、という話を聞いてこの場所を知った。
結局その卒業生に会うことはできなかったけれど、魚はもちろん、クラゲ、カニ、カメなどの大小さまざまな海の生き物たちに出逢える、大人も子どもも大満足な場所だった。
中には国内最大級のクラゲ展示コーナー(クラゲシンフォニーホール)や、クラゲ研究室に、ノーベル化学賞受賞の下村脩博士の研究コーナーもあり(下村博士は佐世保市で子ども時代を過ごしている)、とても充実していた。ひととき外の暑さを忘れることができた。
ほんのちょっと、家でクラゲを飼ってみたくなった(ほんのちょっと‥)。
あと、生きた化石 カブトガニについての展示が詳しくて分かりやすかった!世界では大きく4種類に分けられるカブトガニの仲間、現在日本で生息しているのは瀬戸内海沿岸と九州北部沿岸の一部のみらしい。
九十九島の独特に入り組んだ海岸線(353kmあるらしい)が、多様な生物の命と暮らしを守り続けてきたそうだ。
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動きが可愛い‥❣️ぜひ、動画で見てほしい(やってみたけど貼れなかった)。
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どうやったらこんな柄に生まれてくるんだ‥
今回、海きららでいちばん楽しかったのは、日曜のみ人数限定開催の水族館「ミステリーツアー」、バックヤード見学!
関係者さんしか使わないドアから、普段見慣れている水槽の裏側へと潜入!棚や壁、床にはたくさんの道具、標本?注意書きなども貼られていていて雑然とした雰囲気。まさにお仕事場、といった感じ。
そこからさらに、表には出ていないお魚や生き物たちのいるスペースへ案内してもらう。ダクトやパイプ、メーターもたくさんある。ホワイトボードに、数日分のエサの量や配分などが書かれているのが見える。
ちなみにこのあとエサを保存している冷凍室も体感!
ー40(50?)℃の部屋から外に出てくると、参加者の中で唯一眼鏡をかけていた、夫のレンズが真っ白になっていた。
いちばんの目玉は、ウミガメにエサをあげられたことだろうか。
これ以上小さくちぎらないでくださいね、と言われて手渡されたレタスの葉っぱを、え、こんな狭いところから?と思うような通路を通って水槽の裏へ回り、上から放る。
先にエサをあげた人とは、べつのカメさんにレタスをやろうと思って狙いをつけるも、全然違うところにひらひら落ちていって、結局またべつの子がそれを食べた。
飼育員さんは、3匹のウミガメの名前と性格を丁寧に説明してくれていたが、私は次男が帽子を落とさないか、それより自分が足踏み外してボチャンと落ちないかドキドキしていて、どれがどれだか忘れてしまった。
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にこやかに説明してくれる飼育員さんは、当たり前だけど、普段表に見えない仕事のほうが多いわけだ。
いくら好きでついた仕事であったとしても、日々生き物に関わるということは体力はもちろん気もちだって休まらないことのほうが多いだろう。仕事になれば、水槽の表側から見える姿だけで、面白いなーきれいだなーでは済まないことだらけなのだから。
ひと通り見学が済んだあとも快く質問に答えてくれたのは、飼育員さんの見えざるお仕事を知って欲しいというより、魚たちや水の生き物たちに関心をもって、その存在や生きていく環境について少しでも考える機会をもって欲しいからなのかも知れないなぁ…と思うと、子どもたちより親である自分のほうが、貴重な体験になんだか感激してしまった。
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お土産に、海洋プラスティックごみを材料に製作された、コースターを購入した。
もう60年も前から、一部の学者からはプラスティックごみに対する警鐘が鳴らされていたらしい。
どうも私たちは、自分ごとになるまでに時間がかかりすぎる。もっと想像力が必要なのだろう。
うちに来たからには、最後まで大事に使おうと思う。
‥旅行に行ったのは7月の出来事‥ここまでやっと書いて、旅程はまだ1日目の午前中!果たして続きは書き上がるのだろうか‥
旅note ②は、九十九島遊覧と、いよいよハウステンボス(の予定)です。
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