【ツアレポ】捕って!さばいて!食べる!猟師によるジビエ体感ツアー【鹿編】
こんにちは、大ナゴヤツアーズです。
今回のツアーレポートは郡上の里山保全の活動を行う「猪鹿庁」の安田さんの案内のもと、疑似猟師体験とジビエを満喫した「捕って!さばいて!食べる!猟師によるジビエ体感ツアー【鹿編】」です。
そのときの様子をちょっとだけお伝えしますよ。
お肉になるまで
食べることは命をいただくこと。解体の前に全員で黙祷を捧げます。現役猟師の安田さんの指導のもと、参加者さんの手で鹿の解体を進めていきます。スーパーでよく見るお肉になるまでには皮を剥き、膜を剥がし、部位ごとに切り分け、とたくさんの工程を経ていることが体験を通してわかります。
体験ではナイフを使って皮を丁寧に剥ぎ、その後部位ごとにバラしていきます。この時肉の部分に毛が付着しないように皮を引っ張りながら筋を断ち切るようにするのがポイントです。ちなみに動物にはダニやノミがいることも多いのでつるつるしたポリエステルの服がオススメです。
動物の痕跡を探しに
動物の痕跡を探しにキャンプ場すぐ裏の山へ。痕跡を見つけることは、罠を仕掛けるためにも重要なスキルです。フンや鹿の角、食べた残骸など、注意して探さないと見落としてしまいそうな痕跡を丁寧に探します。
罠を仕掛けます
続いて罠の仕掛け体験をします。今回は「くくり罠」という、踏んだら足に引っ掛かって取れない罠を体験。今日使用が許可されている罠は人間が間違ってかかっても怪我をしないものだけなので、ひっかかってみても大丈夫です。ちなみにベテラン猟師さんになると、四本足のどの足にかかるかまで計算して仕掛けられるのだそうですよ。
体験ではグループになって罠を仕掛けます。動物がひっかかるよう枯れ葉などで隠したりと工夫をしますが「ここが不自然なので警戒されて踏んでくれませんね」と安田さんから指摘が入ります。予想以上に野生動物が罠を見抜くことに驚きました。みなさんはこちらの写真のどこに罠が仕掛けられているかわかりますか?
エアソフトガンで射貫く
猟師といえば、野生動物を射撃で撃ち抜くイメージがあるかもしれません。今回はエアソフトガン(BB弾)を使って数メートル先の缶やビニール人形を的に射撃練習。エアソフトガンといえども、猟銃同様の徹底した取り扱いが必要になります。
自分の利き目を調べ、撃ち方を教わります。立って狙う方法だけでなく、座って膝を立てて狙う方法など、いくつか教えてもらいながら自分に合った方法で、最後にグループで射的対決です。
獲って食べるという喜び
そして最後はおまちかねのBBQ。鹿肉や猪肉、その他小動物などのお肉や地元野菜をふんだんに使った料理がずらりと並びます。今日の体験を思い起こし「いただきます」には一層の感謝がこもります。
屋外では焚火とダッチオーブンを使用してキャンプ飯のように召し上がれます。みなさん中と外を行ったり来たりしながらお腹いっぱいになるまで召し上がりましたよ。
痕跡を探し、罠や猟銃で仕留めて、解体するという流れを体験したからこそ、より実感を持って命のありがたみを感じながらおいしくいただくことができたと思います。
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開催地:岐阜県郡上市
ガイド:安田 大介さん / 猪鹿庁合同会社・代表
ガイドさんHP:猪鹿庁
猪鹿庁Youtubeチャンネル
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(※ツアーの内容や体験内容はレポートと異なる場合があります。)
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