【ツアレポ】「三河みりん」蔵元娘がご案内!料理がもっと楽しくなる味醂ツアー
こんにちは、大ナゴヤツアーズです。
今回のツアーレポートは、昔ながらの製法でみりんを作り続ける角谷文治郎商店で「「三河みりん」蔵元娘がご案内!料理がもっと楽しくなる味醂ツアー」です。
それでは2019年4月6日(土)に開催した時の様子を中心に、ちょっとだけお伝えしますよ。
まずはみりんの歴史について学びます!
調味料のイメージが強いみりんですが、もともとは貴族などが飲む高級なお酒としてつくられました。そのため、みりんの醸造の設備や道具は日本酒と同じ。冬に日本酒を、春と秋はみりんをつくっている蔵もあるのだとか。ちなみに、みりんは花の咲く頃を中心に年に2度仕込むと言われています(春は梅、秋は菊)。
いざ見学へ!
大人も子どもも髪の毛が落ちないようにヘアキャップをかぶって工場の中へ見学に行きます。
みりんづくりには蒸した大量のもち米が必要です。商品にもよりますが、三河みりんの場合「みりん1升=もち米1升」といって、できあがるみりんの量と使用するもち米の量が同量なのだとか。また、発酵させるために使用している本格焼酎は、みりんをつくるためだけに自社で製造しているのだそうです。こだわりの原料と、長い年月を寝かして熟成させることで、上品な甘さとコクのある美味しいみりんが出来上がります。
みりんをシイン!
見学後は三河みりんを飲み比べ。今回のツアーで初めてみりんを飲んだという人も多くいましたが、綺麗な琥珀色のみりんは甘みと深いコクがあり、高級な日本酒というのも頷けます。それにグラスに入っているとまるでウイスキーのようですよね。
最後はみりん屋さんがオススメする上手なみりんの使い方。アルコール分の働きによって、素材の旨みやコクを引き出し、臭み消しや煮崩れ防止もしてくれるので、普段使用しているみりん風調味料を本みりんに変えるだけでも仕上がりのうま味とコクが全く変わってきます。また、料理だけでなくスイーツにもみりんは使えるんです。みりんを使ったパウンドケーキは砂糖を使っていないのが驚きなほどふくよかな甘みがあありました。現在では日本食だけでなく、フランス料理のシェフも、みりんに注目しているのだそうですよ。
みりんの魅力、秘める可能性を感じられたツアーでした!「みりん風調味料」しか使ったことない方、是非騙されたと思って「本みりん」デビューしてみてください。みりんのイメージが全く変わりますよ。
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開催地:愛知県碧南市
ガイド:角谷文子さん / 角谷文治郎商店
ガイドさんHP:角谷文治郎商店
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