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本番に強くなるための思考

先日、第12回のキャリアコンサルタント試験の合格発表がありました。
学科の合格率は、75.5%。実技の合格率は、68.7%。
これまでのなかでは割と高めな合格率だったようです。

試験といえば、とても緊張しますが、今回は緊張していても大事な局面を乗り切れる(かもしれない)方法のお話です。

だいたいの方は、実技試験(面接)は緊張します。
私も1年前受験した時、とても緊張しました。手がブルブル震えていたのを覚えています。

いっぱいロープレ練習して、それなりにカウンセリングできるようになったはずなのに、試験で緊張して実力が発揮できないのは悔しいです。

最近では、プロアスリートの選手もメンタルコーチをつけたりするぐらい、本番で実力を発揮することって難しいですよね。

第12回の実技試験の前日、私がお手伝いさせていただいている受験生の方たちと最後の勉強会を開きました。
勉強会の最後に激励をしたのですが、「自分らしく」という言葉を何度も言う私がいました。
緊張したり、自分が平常心でいられないとき、つまり「自分らしくない」ときに、どうやったらいつもの「自分らしく」いられるのでしょうか。

古典的な方法だと、手に人という字を書いて飲む、とか言ったりしますが、私が実技試験のときに、緊張しても練習通りのカウンセリングを行うために心がけたことがひとつだけあります。

ずばり「クライエントにすっきりしてもらう」です。

それ以外はありません。

アレをしてはダメ、これをしてはダメ、と考えがちですが、
シンプルに「クライエントにすっきりしてもらう」です。

先輩のキャリアコンサルタントの方から教えていただいたことですが、人間の脳は、否定的なこと(○○してはダメ)よりも肯定的なこと(○○するぞ!)を考えるほうが、緊張しないそうです。

先輩の教えどおりやってみたところ、クライエントさんの話を聞くことに集中することができました。15分がとても短く感じられました。

これから第13回の試験に向けて練習される方もおられると思います。ほかにも本番緊張してどうしたら良いかわからなくなる、という方は、ぜひ○○してはダメ思考から、○○するぞ思考で、緊張しなくなるかどうか試してみてください!

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