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(平成最後の)企業内キャリアコンサルタントの活動をシェアします

私は2018年にキャリアコンサルタントの資格をとったばかりで、まだまだヒヨッコなのですが、資格の勉強をしているときからずっと疑問に思っていたことがあります。それは、、

「企業内のキャリアコンサルタントって何をしたらいいんだろう?」

です。
私の周りにロールモデルがおらず、気軽に情報共有ができる人事担当の知り合いもおりません。なので、いろいろネットから情報を得ようとしてみましたが、私のショボい検索術では満足のいく情報を得ることもかないませんでした。

ところが、ある日、、

人生すごろく金の糸をやってみることになる

私が資格をとってしばらくして、どういう活動をすべきかと悶々としていたときに、ある日講座で同期だった方が「人生すごろくを仲間内でやらないか?」と、話を持ち掛けていただきました。たまたま私が有資格者の研修で体験していたことも重なって、まずは仲間内で体験会をやることとなりました。

体験会で流れをつかむ

唯一体験していた私がファシリテーターとなり有資格者を集めて体験会をやってみたところ、実際のワークの流れや参加者がどういうところでつまづくのか?などポイントを知ることができました。これにより、社内でワークショップをどう進めていけばいいか感覚が身に付きました。

いよいよ社内でワークショップ

社内でワークショップをやってみると、思いのほか、私の会社の面々は普段よく話ができているせいか、とても話が弾みました。弾みすぎて、なかなかすごろくが進まないくらいでした。

ここでファシリテーターとして気を付けたのは、2点
・話し手ができごとを話したら、聞き手は話し手がそのときどんな気持ちだったのかを聞いてもらう
・話し手に対して、聞き手は批評をせずどんな風に感じたかを返す


これを徹底してもらうことで、それぞれのグループで経験代謝のサイクルが見られました。キャリアコンサルタントが直接介入しなくても、自然と内省を促すこともできるんだなと実感できました。

ワークショップは2回あったので、2回目は私と同期のキャリアコンサルタントさんにもファシリテーターを体験していただきました。
これは実践の場が常日頃少ないと感じていたので、2人にとって良い経験となりました。

参加者の感想

人生すごろくを終えて、参加者の感想をいくつか共有したいと思います。
・「自分がわかったような気がします」
・「言いたくないことは言わなくて良いという環境づくりのおかげか、安心して話せました」
・「自分がよくわからなくなりました」
・「(同じグループのメンバーの)意外な面が知れて良かったです」
・「別の人ともやってみたい」
・「楽しかったです」
など、おおむねポジティブな感想だったようです。私が以前受けた研修では、ほとんど金の糸(自分らしさを表す言葉)が見つかっていなかったので、いい意味で少し驚きの結果でした。

イキイキと仕事できる環境づくりへ

今回のワークショップは自己理解を深めるひとつのきっかけに過ぎないと考えています。
私はよく企業内キャリアコンサルタントとしてできることはないか考えていますが、それ自体がワクワクしています。
しかし、そこで満足していてはただの自己満足になってしまうので、会社全体として、働く人がイキイキと働ける会社になるにはどうしたらいいか?をもっと考えて、これからもいろんな取り組みをやっていきたいです。

シェアします

もし企業内で人生すごろくやってみたいというキャリアコンサルタントの方がいらっしゃいましたら、私が使ったスライドを無償で提供いたしますので、お気軽にご連絡ください。
人生すごろく自体は、日本キャリア開発協会のほうで販売されていますので、そちらからお求めください。

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