出張レポート#Day2 杭州
杭州→深セン→大連の写真中心の出張レポートです。
記憶が鮮明なうちに書き上げたいのですが、連日連夜の白酒攻撃で投稿できず日に日に薄れて既にピンチです。
Day2 杭州
大雨となった二日目の午前はアリババ本社の社会科見学、午後は交通系決済インフラで中国国内シェアトップの企業との打ち合わせです。
アリババ本社は Google 本社と同じ「キャンパス」
アリババ本社の正面玄関(ツアーなのか欧米の方々も沢山訪問されてました)
2003年5月の社員のSARS感染によりオフィス出社禁止となった際に全従業員が在宅勤務で乗り切った団結力を讃えて2005年から5月10日をアリババの記念日に
顔認証付き社員入場ゲートは1秒程度で通過できてました
ゲート内はまさにキャンパス(こんな環境で働きたい…)
広大な敷地内では自動車の自動運転も試験中(そりゃ何でもできるさ)
敷地内の移動用としてカートやシェア自転車が点在
アリババ博物館のエントランスホール
アリババ博物館内の巨大なサイネージ(上空がオンライントランザクション、下の杭州地図はアリババの加盟店と物流配車ネットワークを表現)
サイネージの対面はアリババ社員のニックネームの基になる武侠小説をイメージした壁画
ウォーリーを探せ風にアリババのジャック・マー
Appleのスティーブ・ジョブズ
facebookのマーク・ザッカーバーグ
Microsoftのビル・ゲイツ?
Googleのラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン
アリババ博物館の中(撮影禁止)
博物館の中では創業時から現在に至る歴史(タオバオの最初の注文は一眼レフカメラだったとか、受注発注処理は人手でFAXを使ってたとか、アリデイの話など)と、アリババの事業戦略(独身の日のトランザクションと物流の話や、世界中に72時間以内で商品を届ける物流ネットワークを構築してるとか、各国の決済ブランドと連携して越境決済ネットワークを構築してるとか、埃や耐熱対策のためサーバは液体の中に沈めてるとか、AIでタオバオ商品の不正を検知したり自動運転したり、砂漠に木を植えて森を作ってる…などなど。)の話を聞きました。
膨大な顧客基盤があって自社サービスを高める新しい技術開発だったり新たな取り組みを、自分たちの裁量でどんどんトライ&エラーできるのは本当に強い。
アリババのニューリテール技術満載の直営モール「亲橙里チンチェンリー」
アリババ本社から 500m 程の近くにある話題の「亲橙里」
アリペイ決済の時間貸し個室スペース
中には懐かしのファミリーコンピュータ
UFOキャッチャーも当然アリペイ決済
子供用カートは万国共通
「盒馬鲜生ファーマーションシェン」のOMOバック(これがお目当て)
全然混雑してないアリペイ決済のセルフレジ
お店で買った商品またはオンライン注文した商品を入れたバックをここからレールに吊り上げる
バックはお店の上のレールを伝ってバックヤードに運ばれ半径 5km 以内なら 30 分以内で配達される
スタバのピックアップステーションを発見
アプリで事前注文した商品が格納されたら通知が来てアリペイ決済後に商品を取り出す
フレッシュジュースもアリペイ決済で全自動
KAOLAが展開するOMO店舗
越境ECサイトのトップシェアのKAOLAが展開するOMO店舗
セレクトショップのようにお店の中には海外のおしゃれな商品が並んでいる
その場で各商品に振られたQRコードで決済して商品を持ち帰ったり郵送できる(初めて買う商品は店舗で確認して購入し、継続する商品はオンラインで購入)
充実した日本の紙おむつの品揃え
よく爆買いされてたメリーズは98元(1,550円)で日本より200円くらい高い程度
交通系決済インフラのトップシェアの「国朗科技」
バスに導入されている QR&NFC 対応決済端末
駐車場や有料道路に導入されている QR&NFC 対応決済端末
タクシーに導入されているバックミラー型 QR&NFC 対応決済端末
杭州から深センに移動
深セン空港の周りは綺麗に整備されていて高級車ばっかり
ユニオンペイの 1 元駐車キャンペーン
エビと同じ食感と味だったザリガニ料理
シンガポール系列のセントーサホテル(中央が吹き抜けでラスベガスのルクソールみたい)
今日のまとめ
1. アリババ凄すぎ(職場環境が羨ましい)
2. 信用スコア(性善説)とキャッシュレスを基盤とするOMO施策で生活がより便利に(2014年から頻繁に中国来てるけど発展スピードが凄い)
3. SIer も受託だけでなく自分たちの裁量でチャレンジして世の中に貢献していかかないと雇用創出以外の存在価値ないよね(客が付かないと AI もブロックチェーンも始められないのはただ時間を浪費してるだけです)
4. 自ら事業主体として展開したい C 向けサービスを今期中に立ち上げる活力になりました
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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