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人事1年。「感じる」違和感と「思う」希薄感。

正直。
僕は人事経験が長いわけでもなく、
きちんと就職活動をしていたわけでもない。
だからこそ、「就職活動はこうあれ」みたいな自論も強くない。
19新卒の52.9%が、半ば1ヶ月で
「就職活動をやり直したい。」

そう考えていたとしても、まあ正直それも一つなんじゃないかと思ったりしている。

ただ、僕がこの、特に「就職活動」という世界において
1つだけ、たった1つだけ
「いや、これはおかしい。」
と思っているものがある。



「言葉。」
普段人が何気なく使っている言葉は
人によって意味も解釈も、聞いた時に引き起こる、また引き起こす感情が違う。
まるで鬼面六種の鬼かのように千差万別であり、
流動的にして永遠なるものだ。

「好き」
という言葉1つ取っても、思いつくだけで何通り解釈方法があるだろう。
・友達として(対人関係において使う)「好き」
・恋をしている(片思い時/対人関係で使う)「好き」
・趣味、嗜好の領域での、これだけはやめられない「好き」
 etc…


それぞれ似ているようで意味が少しずつ異なる。
齟齬が起きていないように見えるが、実は細かい齟齬が起きていて、
それが大問題になることもある。

(例えば、先ほどの「好き」なら、男女関係の問題があるだろう。ストーカーなどの被害はこの関係で起きていたりもする。)


だからこそ、「自分の使っている言葉は当たり前に万人共通じゃない」ことを自覚するべきだ、と僕は思っている。



就職活動に話を戻すと、例えば面接時に、
「自分は成長したいです!」
と学生は話したとする。
この学生に考える成長は、「目の前の人1人を幸せにするために、必要なヒアリングができるようになること」
だったとする。


しかし……。
面接官は主体性をもってなんでもしてくれる、と捉え合格を出す。
この時点で、少なからず学生と会社の間に「ギャップ」が生じている。
このままいくと、入社後のギャップでモチベーションはおそらく下がり、
早期退職などのリスクももちろん発生するだろう。

この事象の最大の問題点は、企業も学生も
この言葉の齟齬に問題が起きて以降も気づかないこと。

企業としては
「なんだ、口だけで成長したいだったのか」
学生としては
「面接で言ってたことと違うじゃん」

この認識のまま進むと、これ以降何も解決しない上、互いにデメリットしか生じない。



「言葉」とは、
最高のメリットを提供する、最大の手段であり、
最大のデメリットを作る、最凶の凶器でもある。
何気なく話している日常会話が、実は「人」を喜ばせ、反面傷もつける。
まさに「諸刃の剣」である。

もう一度言う。
「就職活動における言葉」
これに僕は違和感を感じている。

意図せず誰かを喜ばせ意図せず誰かを傷つける。

それが最終的には全て使用者自身に返ってくることも気づかず、
浅い広義の言葉があたかも「全て」であるかのように流通している現状をなんとかしたいと思っている。


と言うことで。
今一度、自分が使っている言葉が本当に「自分の言葉」になっているのか。
これ問いかけるためだけに、僕の時間を使います。
各々が持ってきた、
各々の言葉の解像度を上げていき、
どこの誰よりも、自分自身に対して最も鮮明な言葉にしていく。
そんな会を開こうと思っています。

こちらからどうぞ。
https://forms.gle/fkCJa4NB7oT6GcACA

興味のある21卒の学生さんの方は是非、遊びに来てください。
一緒に、「自分自身の言葉」を探しましょう。




諸刃の剣の、刃を。
もう二度と自分自身に向けないために。

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