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窓ぎわのトットちゃん/黒柳徹子

タイトルは知っていたが、読むのは初。

「世界一受けたい授業」で紹介されていて興味深く、読んでみた。

 
想像以上に良く、何度も泣いてしまった。

 
トットちゃんこと黒柳徹子さんは小学校一年生にして問題児で退学になってしまう。
そして次の学校として入学したのが「トモエ学園」という今でいう特別支援学校とフリースクールを混ぜたような学校。

 
この本では黒柳さんが小さい頃にどんな体験をしたのか、トモエ学園やその学園の校長先生である小林先生の取り組みについて詳しく書かれている。

 
そこから私たちは学ぶことが沢山あるはずだ。

印象的だったのは
「お弁当には海の物と山の物を入れなさい」というエピソード。
自分が昔作ったお弁当はちゃんと入っているかな?とつい確認してしまう。
分かりやすくていい。

 
そして小林先生が言い続けた「君は本当はいい子なんだよ」という言葉。
良さを見つけてもらえるって嬉しいよね。

 
 
ヘレン・ケラーにはサリバン先生。
黒柳徹子さんには小林先生。

私なら、K先生という家庭教師の先生と恩師のS先生が私の人生に大きく影響している。

 
利用者にとっての小林先生に私はなれるかな?
利用者にとって、トモエ学園のように感じる施設であるように頑張りたい。

秋の読書にオススメな一冊だ。


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