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入院13日目:親指負傷

母親が入院した時、私は「夕飯は作るけど朝ごはんと昼ごはんは作らない。」と言った。

元々平日は各自朝ごはんを食べていたし、休日朝ごはんはみんなで食べたが、昼は各自だった。
夕飯は多めに作っているし、インスタントもたくさんあるし、それでどうにかしてくれと父に言った。

 
だから日曜日の朝は気楽だった。

私と父はあまり白米を食べず、二人だと一週間で二合も食べなかった。
だから二合分炊いてあとはストックしておけば大体一週間もつ。
あとは合間合間にキュウリの浅漬けを作る。
我が家はキュウリの浅漬けがみんな好きだ。

 
朝一で保険屋さんが来ることになっていたので話をした。
「最近はどうですか?」と聞かれたが、母のことは言わなかった。

 
保険屋さんが帰った後はスーパーに行った。
大体一週間分の食材を買う。
冷凍食品半額がありがたかった。

レンチンだけとか、そういったものも買った。 
今は便利な世の中だ。ありがたい。
仕事が忙しかったり、疲れている時は手を抜こう。

日曜日午前中は2200円以上買うと卵がもらえる。
更に買うとかつお節ももらえる。
ありがたい。

 
午後からは姉や甥っ子が来て、一緒に母の面会に行った。
姉は入院初日以来会っていないし、甥っ子は入院の姿をまだ見ていない。

 
お母さんはベッドから車椅子に乗りかえて談話室へ来た。
病室は面会者は二人しか入れないが、談話室は自由だ。
数日前に点滴や尿の管がとれたため、車椅子に乗ることが許可された。

 
大体一日30分くらい車椅子に乗って過ごしているらしい。
一日10分ずつ時間を伸ばしているようだ。

 
寝返りをうつこともできるらしい。

 
また、今はトイレに行って排泄しているらしく
手すりに捕まれば立ち上がりができるらしい。
下着等をおろすのは手伝ってもらっているようだ。 

脊髄梗塞では、尿意や排泄等が上手くいかなくなるらしいが
尿意や便意はあるようだ。
ただ、入院日は臀部の穴がずっと開きっぱのような感覚があったようだし
やはり右側は違和感がある時もあるとか。

 
車椅子にずっと座りっぱなしだと右足側が痺れたり、疲れを感じることもあるようだ。

 
リハビリ後、母は自力でトイレに行けるだろうか。
私の心配はそこだ。
立ち上がりができていたり、両手や左足が使えるなら可能性はあるような気がするが
母のように意識がハッキリしている人で尿意がある人ならばオムツ対応は極めて難しいだろう。

神様、どうか母がトイレに一人で行けるまでに回復しますように。
今一番の願いはそれだ。

 
車椅子のこぎ方は上手だし、顔色もよく、たくさん話した。
甥っ子や姉に会えて嬉しいようだった。

 
甥っ子は高校に合格したのでダルマに目を書いた。
母がずっとそれを動画に撮るのを楽しみにしていたのだ。

なお、甥っ子は主席合格らしく、新入生代表挨拶をするらしい。すごい。

 
この日は3月なのに最高気温27度。 
長袖でも暑いくらいだった。

桜が一気に咲いた。

 
夜は姉の希望でみんなで外食に行った。
甥っ子の高校合格祝いも兼ねている。

今夜の夕飯を考えて準備していたり、夕飯の残りをお弁当に詰めようとしていた私はガーンとなった。

 
外食後、部屋の掃除をして(甥っ子二人が来るとお菓子やアイスの食べカスで部屋がやられる)
お弁当を作って
洗い物をして
キッチン周りも念入りに掃除をしている時
うっかり右手親指を負傷してしまった。

お風呂掃除、部屋の掃除、洗濯や洗濯干しがやりにくい。トホホ。

 
 
昨日東京に行き、今日は姉や甥っ子が来て
土日とバタバタでやはり疲れがたまる。

しばらくは土日は極力予定は入れたくない。

 
明日から新年度。
仕事はよりハードになる予定で気が重い。







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