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アルフォンス・ミュシャ 魂と装飾の芸術(栃木県栃木市・栃木県立美術館企画展)

アルフォンス・ミュシャ。
それは私が一番好きな芸術家の方だ。

大学生の頃、ミュシャ展の告知の絵で一目惚れした私は
今まで何回もミュシャ展に足を運んだし、ミュシャの画集を見たり、ミュシャのグッズを身につけて日々過ごしている。

 
 
先日、栃木市でミュシャ展を開催していると知り、私は驚いた。
まさか栃木県でやっているとは。
しかも前期と後期で展示する絵が変わるだろう。
知った時には前期が終わっていたため、私は後期にかけた。

 
ネットで調べたところ、市内のお店とコラボをした「ミュシャ×フードコラボ」もやっているらしい。
美術館に立ち寄った後は是非どこかしらのお店にも寄ろう。
美術館とコラボのお店に行くと、コースターがもらえるらしい。

 
行こうと決めた日は振替休日の平日だ。
どうやら写真撮影もできるらしいので、平日に行き、ゆっくり堪能するに限る。

その日は朝から雨で風もあったが
逆に悪天候の日の方が空いているに違いない。
休館にならない程度の雨ならば問題ない。美術館は室内なのだから。

 
 
9:30開館で、10:00前に到着した。
栃木市立美術館は初めて行ったが、お父さんから小学校の近くと前もって聞いていたためよかった。

道中雨は小雨になり、傘はほとんどいらないほどだった。
駐車場にはぽつらぽつら車が停まっていた。

 
 
駐車場近くには告知が飾られ、美術館入り口にも巨大な告知が飾られており、一目でノックアウトだ。

あぁ、あぁ、素晴らしい。

テンションが上がる。

 
 
グッズ売り場がまた素晴らしい。 
もうここに住みたい。

 
 
はやる気持ちをおさえつつ、 チケット売り場に向かう。
チケット代は800円なのだが、JAFカードを提示したらなんと640円だった。

いや、ミュシャが640円とか!?

驚いた。
通常ミュシャ展は1500円くらいするのに。

 
200点以上が飾られ、20点以上が撮影可なのに、お得過ぎる。

 
 
館内ではミュシャの作品が飾られ、歴史が描かれている。

 
人はいるがまばらだ。
平日雨の日朝一に来てよかった。

今までミュシャ展は人にもみくしゃにされながら見たが
こんなにゆっくりじっくり堪能できるのは初めてだ。

お陰で一枚一枚丁寧に自分のペースで見ることができた。
細部や絶妙な色合いを楽しめるのは地方美術館ならではだろう。

入り口付近に飾られた作品は見覚えのある作品が多かったが
初めて見るような作品もあり、嬉しかった。
ミュシャというと縦型の作品が多いが、横型の作品もあり、面白かった。

朝方や寝る前を表現した、ベッドでシーツに包まれた裸婦の女性が美しかった。

 
 
しばらく見た辺りで撮影エリアに来た。
平日のため、人がいないタイミングでじっくり見たり撮れた。嬉しい。

何度見ても惚れる。
街中にこんなポスターが貼られていた時代を思うと羨ましく思う。
どんなに胸ときめいたか。

ミュシャと同じ時代を生きた人々が羨ましい。

 
 
そのまま、順路に沿ってミュシャの他の絵や作品を見ていく。
お菓子の缶のパッケージ、切手や宝くじのデザイン等
ミュシャの仕事は大衆の生活に身近なものも多い。

 
晩年は祖国チェコに尽くしたようだが
ゲシュタポに捕らえられたことがきっかけで心身弱り、亡くなったという悲しい終わりだった。

 
   
 
ミュシャというと、女性のデザイン画が有名だが
こういった戦争や宗教や平和について描いた作品も多い。

こちらも撮影可だった。


 
 
盲目の祖父と孫の絵らしい。

 

 
 

200点以上のミュシャの絵を見てウハウハな私は
そのまま吸い寄せられるようにグッズ売り場に行き、片っ端から見て歩いた。

手ぬぐいやエコバッグ、マスキングテープやキーホルダー、缶バッチ等グッズが山のように売っていた。

 
推しに貢いだ結果、諭吉さんが飛んだ。 
だが、悔いなし。

 
うちわは100円。お買い得だ。

 
タペストリーを購入し、その日のうちに部屋に飾った。
毎日ウハウハしながら眺めている。買って良かった。

 
 
ミュシャ展を見に行った後はフードコラボ店へ。
私は一番近いホロさんに行こうと決めていた。

徒歩5分らしいし
駐車場はないか少なそうだし
歩いていくことにした。

 
歩いていると小雨が降ってきた。
 


 
栃木市マンホール発見。

  

 
お店に着いたら、まさかの臨時休業。ガッカリ。

 
 
 
仕方ないので、第二希望の物華さんへ。
駐車場が停めやすく、また何台も停められるのがありがたい。

 
店内は薄暗く、品があり、雰囲気のある喫茶店だった。

  
こちらがコラボドリンク。
キレイな抹茶色だ。

  
日替わりデザートか迷ってプリンを注文。
昔ながらの喫茶店固めプリン。最高だよね。

 
どちらもおいしかったです。

 
お店の方の話によると
遠方からもミュシャ展に足を運んでいる人もいるらしいし
やはり皆さん、大都市のミュシャ展と比べるとゆっくり見られたらしい。

 
スタンプを集めてもらえたコースター。
物華さんではこのデザインがもらえる。この絵、好きなので嬉しい。

美術館ではいくつかのデザインから選べるし
なんならグッズ売り場で全コースター買える。一枚100円だ。

 
 
美術館の後はスーパーに買い出しに行ったり家事をし、現実に戻ったが
この夢のような美しい世界観に触れられて充実した休日だった。

 
美術館に行ってから何日も経った今でも
あの日の写真を見たり
部屋に飾ったタペストリーを見ては嬉しくなる。


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