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結婚は”2人で再定義”するもの

「結婚したい。」

「この人と結婚するんだろうな。」

きっとそんなふうに結婚する。だれかと婚姻関係を結んで、一緒にいることを決める。

結婚はとても素敵なことだ。しあわせなことだ。

でもふと疑問に思う。その結婚って、なんだ?

どんなものだろうか。どんな結婚だろうか。その”結婚が2人にとってどんな結婚なのか”については、あまりよく考えていないように感じる。

代筆屋である僕のもとには夫婦関係に悩んでいる方からの相談がくる。

「本音を言えない。」
「子育てでそれどころじゃない。」
「もうほとんどしゃべらないし、正直触れられたくない。」
「結婚前と変わってしまった」

だから、「こんなはずじゃなかった」と3組に1組が離婚している。

離婚までいたらなくても、我慢しながら一緒にいたり、もうほとんど別行動で家庭内別居している人や、話し合うことができなかったり、セックスレスで悩む人、子どもが巣立っていったら離婚しようと思っている人がいる。

結婚しても別れることもある、だけれど僕は…

離婚だってけっしてわるいことではない。

あわなかった、それだけの話なのかもしれない。好き同士だからといって絶対にうまくいくとは限らないし、そういうことだってある。就職してみて、なんか違うなと思って、転職する。本当は結婚だって、仕事で会社を選ぶことと大きくは変わらなくって、同じようなことだったりする。

離れる決断は振り返れば、そう決めてよかったと思える日も来るだろう。また新しい素敵な出会いだってきっとある。

それでも僕は、悲しいと思う。

この広い世界で、本当に広い世界の中で、人間として生まれて、自分という自分だけの人生があって、日本の、しかも現代に生まれて、そうやってたまたま出会った。出会わなかった人生だってあったはずなのに、出会った。

せっかく出会って、いいかもって感じて、気づけばお互いに恋をしていた。好きだなって思えた。話して、何度か食事に行って、告白をした。手をつないで、キスをして、抱きしめあった。どこかへ旅行に行ったり、たくさん遊んで、時には喧嘩したこともあった。仲直りをして、また楽しい時間を過ごして、そうして時間をかけて愛が大きくなっていった。だから、一緒にいようと決めた。

そんな2人だけの思い出が永遠に積み重なっていく人生があるならば、きっとそのほうがいい。

2人でしか生きれない人生が絶対にある。だったらなおさらいいものであってほしい、楽しいものであってほしい。いつまでもしあわせであってほしい。

だから、結婚を2人で再定義しよう。

結婚には型がある、でもそれがあてはまるとは限らない

2人で生きていくと決めたなら、だれかが絵に描いたような”結婚”にあてはまなくていい。

きっと結婚にはなんとなく”型”があるように思っているはずだ。

恋愛をして、プロポーズをして、結婚式を挙げるのかもしれない。同棲して、子どもができて、子育てをする。夫は仕事、妻は家事。貯金をして、マイホームを建てる。子どもは学校に行って、どんどん育っていく。ウンド会とか習い事とかもあったり、GWや夏休みは旅行に行って、年末年始はおじいちゃんおばあちゃんに帰省する。そうしていつしか子どもは巣立って、2人の生活になる。子どもが孫を連れてきて、老後を過ごしていく。

だいたいの型がある。現代は共働きも当たり前だし、いろんなところで多少の違いはあるだろう。

でもだいたい同じ結婚という型の中で、なんとなく少しだけカスタマイズしている人たちが大半だ。

違う2人が結婚しているはずなのに、みんな同じような結婚の型にぼんやりとあてはめていってしまう。

それがうまくいかなくったって、当然じゃないだろうか。

ほかの誰とも違う2人だ。そんな2人が一緒に共同生活というものを初めてやっていくことになる。

時代も違う、価値観も違う、感覚も、何もかも違う。それなのに今までのだいたいの型にあてはめようとしたってそううまくいくとは思えない。

だから一度立ち止まってみてほしい。2人にとっての結婚はなんなのか。一緒に考えてみてほしいんだ。

従来のだいたいの型どおりの結婚でいいのか。それもまたいいのかもしれない。2人でそれがいいねとなったなら納得だ。またなにか違うねというものが出てきたらその都度方向を見直していければいい。変更が効かないわけじゃない。

はたまた、まったく別の形を取るのか。

土日だけ一緒にいる週末婚だってある。都会と田舎を行き来しながら2拠点生活してお互いのペースで生きていくことだってある。完全に離れて暮らしていて基本会わない生活をしている人たちだっている。

シェアハウスに住んで、家族ぐるみで、子どもたちを一緒に育てている人たちもいる。

結婚していても遠距離だとしたら。自分たちの家族だけじゃなくて、ほかの家族と一緒に生活していたら。「そんなの結婚じゃない!」という声も聞こえてくるかもしれない。確かに従来の結婚ではないんだろう。

でも結婚してお互いにいいと思えているなら、それぞれに結婚生活を営んでいると言えるんじゃないだろうか。

なにも考えず、型にはめ込むのはやめてみるのもいいのかもしれない。

2人の結婚の形を探してみたらいい。見つける楽しさもあってもいいんじゃないかと思う。

僕らにとっての結婚は…

僕ら夫婦は、必ず一ヶ月に一度はどちらか一方が外泊することにしている。基本は僕が旅が好きで、奥さんが家が好きだから、僕が出かけていく。完全になにも気にしない1人の時間をつくるためだ。

今のところ、もちろん様子を見てだが、子どもができたとしてもいくらかの期間を経て、そういう1人の時間をつくれるようにしたいと考えている。

いずれ週末婚をしてみてもいいし、2拠点生活もしてみたいと話している。お互いが我慢することなく、海外に旅や留学に行ったり、自由に柔軟に対応できる生き方をしていこうと決めている。

もちろんこれが正しいなんて思わない。すべての人が多様な結婚をする必要なんてまったくないし、この他にもいろんな選択肢があるだろう。まだまだ考えられることはたくさんある。

生きていればなにが起こるかわからない。諸行無常、変わらないことなんてきっとない。

それでも一緒にいることを選んだのだから。結婚しなくてもしあわせになれる時代に、結婚をすることを選んだのだから。

僕らはその都度、”今の自分たちに心地のいい結婚”を見つけていくことにした。

2人にとっての結婚を再定義すること。結婚は2人で再定義するものだと認識してみるのもひとつの考え方だと思う。

僕らはどこまでいっても自分の人生を生きている。その一部に結婚があるに過ぎないんだ。

その大切な一部分を大事にするために、もっといいものにするために、自分がしあわせになって、パートナーもしあわせになるために。僕らにはできることがある。

思い込まくていい、決めつけなくていい。

いつだって自分で選んで、決めて、信じて。

自分の人生を生きているんだから。それぞれがそれぞれの人生を生きた上で、2人だけの結婚の形を見つけていこう。

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結婚を見つけた物書きより

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