Vol.44 ~ボランティアに行きたい、けど行けない・・・・~
こんにちは、シゴトスキーです。
本年の元旦、甚大な震災被害『能登半島沖地震』が起きましたね。
昨年の疲れを癒しながら、家族や親戚で新年を祝い、新たな気持ちで新年をスタートする日なのに、本当に心が痛みます。
日本は地震大国。私が住んでいる都内も、いつ大きな地震が来てもおかしくありません。今までの震災を教訓に、私たちは『備える』しかないのです。
見出し画像は、2019年9月に発生し、特に房総半島に甚大な被害をもたらした台風15号・19号の災害ボランティアへ参加した時のものです。
下記投稿時に出会ったカウンセラー『さわとん』さんも、この災害ボランティアの時でした。
この時、自身はちょうど転職をして有休消化中だったのと、幼少期は8年間千葉県内に在住していたこともあって千葉への恩返しという意味も込めて初めての災害ボランティア参加を決意し、募集を問い合わせていました。
当時、あまりにも凄まじい被害のせいか、市や県の対応はとても速いとは言えない状態でした。各市へ連絡しても、「まだボランティアの受け入れ態勢にまで追いついていないんです」と。
その中で、あるボランティア団体が早々にボランティアを募っており、「すぐにでもお越しいただいて大丈夫です。寝泊りするところも用意できています。」とのこと。
家族へ了承をもらい、2泊3日で行かせてもらいました。
現地の惨状は、皆さまご記憶の通りだと思いますので省略させていただきます。私は瓦礫の撤去、ご依頼のあった被災者宅での片付け、倒れた木をチェンソーで切断、ボランティアの受付業務など、色々なことを経験させていただきました。
被災されたホテルが、このボランティア団体へ宿泊場所として提供していただき、ボランティアなのに割合快適な眠りをさせていただき、大変恐縮でした。
全国から様々な人たちが集まり、同じベクトルをもって果敢に取り組んでいく。この姿に私は大変感動しました。それは今でも理想の組織像だと思っています。血気盛んな年配の男性陣もいて、運営側に「早く指示をくれよ!」と詰め寄る場面もありましたが、それをうまくなだめて的確にナビをする人もいたり、チェーンソーは本来資格がないとその行為は行ってはいけないのですが、スーパーボランティアのような初老男性にかわいがっていただき、「俺が教えてやるから、お前さんもやってみるか」とご指導いただいたりと、とても貴重な体験をすることができました。
このままサラリーマンを突っ走っていたらおそらくできない経験だったのではないかな、と思います。
なんにしても災害ボランティアができたのは、時間に余裕があったからだけではなく、自身が五体満足な状態であったからでした。
能登半島地震が発生し、しばらくは状況を見守るものの、
『またボランティアに行ければいいんだけどな・・・・』
『しかしこの目の状態では、とてもじゃないが行けない・・・・・』
そうです。そんな人が行ったら逆に足手まといになります。
最近に限らずのようですが、慌てて現地へボランティアに行って逆に現地に迷惑が掛かってしまうケースが増えているそうです。寄付についても、現地では必要としていないものまで勝手に送られてくることも少なくないそうです。
それらについては、被災された自治体や経験豊富なボランティア団体等へ事前にしっかりと確認の上、行動したほうが良いのです。
2月になってからのこと。前回のボランティアで出会った他友人たちも何人か能登半島へ向かうとのことでしたが、今回私は潔く諦め、義援金という形で貢献させていただくことにしました。
今の私には、先にやらないといけないことがあるのです。
そうです。今年からはこの状態でも働く決心をし、職探しをする方が優先なのです。自分や家族を守るのが先です。
皆さまは災害対策等、されていますか?
起きてからでは『時すでに遅し』です。
最低限のものだけでも備えておきましょう。
貴方や家族を守るために。
次回は「賽は、投げられた」をお送りいたします。
お読みいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?