マガジンのカバー画像

男着物・日本文化

35
着物が好きでよく着ています。男の着物生活について、また日本文化全般について。
運営しているクリエイター

#男着物

普段着着物

普段着着物

 今日は久々に着物で出かけました。
 今日はバンドリハだったのですが、今日のメンバーは自分が着物を着ることをよく知っていて、気心も知れているので遠慮なく着ていきます。
 バンドも色々で、やっぱりそこまでまだ親しくないとか、あんまり話したことのない人がいるバンドだと、いきなり着物着ていくとすごく変な人だと思われそうなので、着物は控えています。

 今日は片身代わりといってこのように左右で違う色の生地

もっとみる
浴衣

浴衣

 夏の着物といえば浴衣です。実際、花火大会などで着る人も多いんじゃないでしょうか。
 ただ、やっぱり真夏に浴衣は暑いです。同じ和装でも甚兵衛なんかの方が涼しいと思いますし、それにしたってTシャツに短パンの方が絶対涼しいです。

 自分は、それでも着る時はもう尻っぱしょりといいまして、裾を捲り上げて後ろの帯に挟み込んだりしています。

 ちょっと祭りスタイルっていう感じですね。
 これは昔の人だと結

もっとみる
浴衣

浴衣

 もうすっかり浴衣の季節だなぁと思います。ここのところ雨ですけど。。
 やっぱり、江戸時代よりも今の方が気温が高い説あると思うんですよね。真夏になると正直浴衣でもめちゃくちゃ暑いので、初夏くらいが浴衣のベストシーズンなんじゃないかって気がする。
 ちなみに真夏に浴衣着る時は、保冷剤ふところに入れたり、首にかける冷たいやつつけたり、扇風機回したりしながら出かけます。夜なら頑張って粋に帯に挟んだうちわ

もっとみる
剣心風の着物

剣心風の着物

 えんじの着物とグレーっぽい袴があると、誰でも割と簡単に剣心風にすることができます。

 細かいディテールはともかくとして(確か本物は縞の袴ではなく無地グレーだった気が)、一応着物で着ると、ドンキのコスプレセットみたいなものとはやっぱり出来が雲泥の差です。コスプレイヤーの方々もやはりぜひどうせやるならちゃんと着物を着てもらいたい。何度も言いますが男着物は思っているよりも簡単に着ることができます。

もっとみる
片身替わりの着物

片身替わりの着物

 片身替わりの着物です。最近よく着ます。これは実は袴用の着物で、裾が膝くらいまでしかありません。その代わり袴でももさもさせず動きやすいです。

ちなみにですが、かすかに見えている襟元、実はチャイナシャツを襦袢代わりに来ています。意外と相性いい。

 これは別の色、オリーブとカーキのいわゆる砂漠カラーな片身替わりです。中には、横浜中華街などにお店があるチャイハネという民族系雑貨屋で買ったジャケットを

もっとみる
 男着物の袴とハイネックの活用

 男着物の袴とハイネックの活用

 最近、休みの日などは普段着着物で過ごすことも多いわけですが、その際インナーとして、いわゆる襦袢の代わりに、ビジネス用途などでユニクロやGUで売っている無地のハイネックロンTを着ることが多いです。白だと遠目にスタンドカラー風というか、いわゆる大正風な感じになり、黒や茶だと忍者っぽくなります。
 利点は、単純に着るのが楽、というのと温度調節がしやすいということですかね。特に袴の時は、襦袢だとどうして

もっとみる
男着物の袴

男着物の袴

 最近は、着物を着るときに袴をはくことが多いです。
 袴はやっぱりなんとなく締まる感じがするというか、やっぱりシルエット的にも着物として完成されてますよね。袴をはかない、着物だけのいわゆる着流しの方が男着物の着方としては一般的ですが、やっぱりどうしても要するにマツケンサンバなので、シルエット的にはなよっとして見えますし、どこか足りない感じは出てきてしまいます。

 袴は見た目的にも非常にカッコ良く

もっとみる
袴違い

袴違い

 先日買ったソルジャー柄の袴一式ですが、袴を変えるとだいぶ印象が変わります。

 どうでしょう。ソルジャー柄のド派手なミリタリー感に対して、袴をグレーにするだけで一気に落ち着いたお茶感。こういう組み合わせで印象が全く変わってくるのも和服の面白いところです。

 ところで、こういった和服を着てどうするのかという話ですが、自分は割とそのまま出かけてしまいます。
 といっても、やっぱり、男着物ってそんな

もっとみる
士揃ヱで外出20220911

士揃ヱで外出20220911

 だいぶそこまで暑くもなくなってきた・・・というわけで、先日京都で購入した滴やさんの士揃一式、緑とカーキの半々+ソルジャー柄袴で外出してみました。

 新しい着物の場合、やっぱり一回外出してみて、なんとなく使い方をつかんでいくところはある。例えば、袴が緩みやすいんだなとか、懐や袂に物を入れると寄れやすいなとか、そういうことは実際動いてみないとわからないので、なるべくなら来てどこかに出かけてみたい。

もっとみる
滴やさんの士揃ヱ

滴やさんの士揃ヱ

 というわけで、その京都の滴やさんで購入した上下がこちら。

 こちらの滴やさんはメンズの袴スタイルに特化した着物のお店です。袴をはくことが前提なので、着物は長着ではなく、膝丈くらいまでしかない「胴着」と呼ばれるものです。それと帯と袴をセットで購入することができます。ちなみに、襦袢の襟はつけ襟です。
 ご主人ともお話しして色々お聞きしましたが、やっぱり着物が必要以上に敷居が高くなったり、格式ばった

もっとみる
浴衣いろいろ

浴衣いろいろ

 この2週間くらいに着た着物です。もう完全に浴衣ですね。昼間に出かけるのは流石に厳しい暑さになってきました。

 こちらはコシノジュンコさんの浴衣です。生地もデザインもいいですね。丈に比べて、たもとやふところ周りがゆったり目に風通しよくできています。
 帯は見えづらいですが黒に花柄です。

 これは前も紹介した吊るしで五千円くらいの浴衣です。この格好で野毛に飲みに行きました。夜に出かける分には浴衣

もっとみる
昼寝用の浴衣20220619

昼寝用の浴衣20220619

 浴衣も色々ありますが、たとえば風通しのいい昼寝時間にはこんなのが適しています。

 こちらは「一見遠目から見ると有松絞りみたいなプリントがしてある普通の木綿の浴衣」です。そう、写真でも生地感がわかりにくいですが、要するにほぼ温泉浴衣です。

 ただ、これで初夏の休みの昼下がり、雨の合間のつかのまの晴れ、外から吹き込む若い風、本でも読みつつ気づけば昼寝にはまぁもってこいです。

 不思議なもので、

もっとみる
今日の浴衣20220612

今日の浴衣20220612

 すっかり暑くなりまして、浴衣の季節ですね。前にも書きましたが、真夏の湿気の暑さより、この時期の方が浴衣に合っている気がします。

 これは本当になんの変哲もない、よく着物やの店先で吊るしでビニールに入って売られているタイプの浴衣です。Mサイズとか書いてあるやつです。もちろん五千円くらいの安いものです。
 ただ、なんだかんだ言ってこれが一番着やすい。
 色もグレーで無難ですし、現代ものだから生地も

もっとみる
有松鳴海絞り20220605

有松鳴海絞り20220605

 もうすっかり夏の陽気ですね。これから梅雨みたいですが。。
 今日は浴衣オブ浴衣、キングオブ浴衣と言っても過言ではない老舗有名ブランド、有松鳴海絞りの浴衣です。

 こちらです。知っている方はもちろんよくご存知だと思いますが(当たり前ですが)、有松絞りの特徴はこのテクスチャで、これはこの模様の点々一つ一つを紐で縛って染めることで作られるそうです。いやとんでもない手間ですよね。
 そして、この絞り加

もっとみる