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意識高い人ほど不幸だ

マーケティングの本質は "何か欠けている" と幻想を抱かせることにある。

資本主義社会、高度消費社会の中で、不安をあおり、恐怖心を抱かせることで商品を売りつけようとするやからが後を絶たない。

「あなたはポイントカードで損をしている」とか「今投資をしないと損をする」など、何かに乗り遅れ、損をしてしまうようなことを書き立てる。

それによって不安感、焦りを覚える。そして、不安を解消し、安心を得るために金融商品を買う。マスメディアを中心にした、膨大なコマーシャリズムの蔓延によって、私たちは日々脅され、不安をかき立てられている状態と言ってよい。

そしてこれらのタチの悪い点は、それを自分で選択した行動だと思い込んでいるということだ。本当は自分を見失って他者の思惑に乗せられているのに。

情報感度の高い人ほど、世の中の動きに乗り遅れると大変なことになると危惧し、知らないうちに流行やコマーシャリズムに乗せられてしまう。主体性があるようでない。

そんな環境の中で精神的に病んでしまうのは当たり前なことだ。

だから僕はSNSの類は使わないようにしている。なぜなら、ユーザー情報を取得し、広告主のマーケティングとして使われているのに加え、ユーザー同士で不安を与え合っていることも大きな問題であると思っているからだ。

次世代の意識高い系は、いかにマスマーケティングから距離を置き、自分を取り戻すことにあるのではないだろうか。

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