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相続部

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#札幌

相続手続の現場から

相続手続の現場から

はじめに相続とは誰かの主に死亡(この亡くなった人を、「被相続人」と言います。)によって開始します。そして、相続人は、相続開始の時から被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継することになります。(民法第882条・第896条)

第一事務所通信vol.28━ 遺産の相続手続きの基本事項①━で岩本行政書士が【相続財産となるものは?】【相続人は誰?】という2点を、相続手続の基本事項としてご紹介しました。

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「該当者多数!相続トラブルの具体的事例」

「該当者多数!相続トラブルの具体的事例」

【はじめに】最高裁判所は、裁判所で争われている各相続紛争事案における遺産総額がどの程度であるかを公表しています。そしてその内訳は、遺産総額1,000万円以下の事例が約3割、同じく1,000万円を超えて5,000万円以下の事例が約4割であることから、これを受けて「遺産が少ないほど揉めやすい」と言われたりします。

しかし、遺産の大小もポイントではあるものの、大切なのは「争っている相続人間で、なぜその

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身元保証とは何か

身元保証とは何か

━ 身元保証とは何か 高齢者の身元保証の現状について考える ━

【はじめに】

数年ほど前のことです。
普段からお付き合いのある同業者の方から、このような問合せがありました。

「先生の事務所で見守り契約は取り扱っていますか?」
「今のところ取り扱ってませんが、ちなみにどのような内容ですか?」
「実は、とある相談を受けていまして。詳細は不明なんですが、ご自身の死後の納骨などについて誰かにお願いし

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遺言書の作り方と保管方法~各種類ごとのメリット・デメリット~【司法書士法人・行政書士法人第一事務所】

遺言書の作り方と保管方法~各種類ごとのメリット・デメリット~【司法書士法人・行政書士法人第一事務所】

法務局での自筆証書遺言書保管制度が運用開始されてから約1年半が経過しました。
本制度を簡単にまとめると、「遺言者本人が手書きで作成した遺言書を法務局へ預け、本人の死亡後、相続人の請求によりその遺言の内容の証明書を取得できる」というものです。
制度の運用開始から時間が経ち、賛否両論様々な記事を目にすることが増えてきました。そこで今回は、本制度を含めた遺言書の作成・保管方法についてご説明いたします。

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