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#69 4歳児のキミと過ごす愛おしい日曜日という時間

4歳と0歳の息子たちを持つ父親です。ボウズたちの成長の様子を書き記しておくことで将来のボウズたちへのプレゼント(酒の肴)になればと筆を執っています。

さてと。ワールドカップ決勝が24時からなので、それまでの時間に仮眠をとるか、ひとつ記事を書くか悩んだけど、書けるうちに書こうと思い、後者を選んだよ。中途半端に寝てしまって寝過ごしたら大変なことになるし笑、中途半端に寝る事で夜寝れなくなったら困るからね、という言い訳だ。
明日はその分大変になるけど明日の朝の家事は大体済ませたのでいつもより少しだけ寝ていられるかな。

4歳児のキミへ。ママがダウン気味なので今日は久しぶりにキミたちとどっぷり。思いのほか大変だったので、改めてお母さんの偉大さを感じている笑。

お父さんは朝キミとパン屋さんにパンを買いに行ってのんびりご飯を食べていたら、キミとキミの幼稚園のお友達にサッカーを教える時間が差し迫っていて慌てて公園へ。キミとお父さんのボールを其々持って、組み立てゴールにマーカーも持って、と「ザ・練習します」スタイルだ笑。

キミは今日はワンバウンドリフティングは81回できたので備忘までに書いておくね。だいぶタッチが柔らかくなった。もうここまでくれば100回は目の前だ。もう一息頑張ろう。

お昼は「おにぎりが食べたい」と言うものだから、お父さんは米を炊いて特製おにぎりを作ったら、「丸じゃなくて三角が良い」とダメ出しを食らい、3つのうち2つしか食べないものだから、残りの1つ(一番大きいやつ)はお父さんが自ら食べたよ。別に怒っていないよ。。。

車にキャリアを付ける予約が入っていたので、キミはお母さんと0歳児の弟とお留守番。お父さんは道すがら床屋さんでキミと年恰好が同じくらいの男の子が散髪をしている姿を見てキミを思い出し、「早く帰ろう」と家路を急いだよ。

帰ると案の定、「パパ見てー」とブロックで作ったキミの街を見せてくれた。高いビルがあって、船が近くに停泊していて、飛行機も並んでいて、ラジコンも駐車場に並んでいる。キミが作る街にはキミの好きなものが並んでいて、「この船の下は海で」と水色のブロックを並べたり、「ビルはとても高いでしょう、あー--」と積み上げたブロックが崩れて悲鳴を上げたり、色々と忙しいが、大好きなものに囲まれる街はとてもステキだ。

最近キミの中で流行りに流行っている「掛け算出してー」も矢継ぎ早に迫ってくる。朝ご飯を食べているときも、車に乗っているときも、「掛け算だしてー」は最近の流行語大賞だ。お父さんは、「はい、じゃあ3x4は?」とジャブ程度に相槌を入れると「もっと難しいのを出して!」と来る。
じゃあ「6x12は?」。
キミは絶妙な難易度のクイズをもらってニヤニヤしながら「6x12かぁぁぁ」と、とても嬉しそう。「パパ、60+12ってこと?」キミはまだ掛け算を暗記していないから、分解して考えているのだね。
6が10個と6が2個と。だから60+12なんだね。
9x8も絶妙だ。「36+36ってこと?」と来るので9を4個と9を4個に分解している。お父さんもお母さんもお互いにこうやって考えることを「いつ教えた?」と尋ね合っているけど、教えた記憶はないのでキミはこのように分解して考えることを自分で発見したのだね。数字がとても好きなようだよ。
大きくなってまた違うことに興味を持つかもしれないけど、この数字への興味はお父さんもお母さんも驚いていて、いつしかの大きくなったキミのためにしっかりと残しておくよ。

昨日のサッカーに行く車の中でも後部座席から、キミは「問題出して」の連発だ。足し算と掛け算をしていたら、あっと言う間にグラウンドに到着したよ。そうそう、キミは足し算のあとに引き算に行かず、掛け算に行った。引き算は未だ苦手みたいだよ笑。

ちょっと逸れちゃったけど、ブロックで町を創造しながら掛け算をしているとあっと言う間に今度はお父さんが散髪の時間だ。キミはお父さんに付いてくると言ってヘルメットをかぶり、自転車の後部座席に乗る。お父さんがヘルメットの紐を顎で締めようとすると、ケラケラ笑って「自分でやる」という。くすぐったいみたいだね。最近ヘルメットを新調してから、このリアクションが増えたことにお父さんは密かに気づいている笑。

キミは待合室の椅子で「宇宙」に関するお気に入りの図鑑を広げる。その席からお父さんの散髪の様子は見えるようになっていて、鏡越しにキミと目が合っては、キミはニコっとしてお父さんに手を振る。お父さんもニコっとしてキミに手を振る。それに飽きると今度はピースだ。「宇宙」の本に集中しよう笑。

キミが飽きて図鑑を置くころに、美容室のお姉さんはキミをお父さんの横に連れてきてくれた。あたかもキミも散髪するかのようにお客様用の椅子に座らせてもらい鏡と向き合い、そしてお店のアイパッドでピカチュウを見せてもらっていたね。

ぐずらず黙って待っていてくれたので、「頑張ったで賞」でお菓子を買って帰ったね。

0歳の弟と三人で一緒にお風呂に入る時間だ。キミは自分で体を洗い、着替えも自分で出して、黙って着たものを畳む。そのおかげでお父さんは0歳の弟に集中できる。もうお父さんが洗ったり着替えさせたりすることなく自分でできるようになったキミを見てその成長を喜ぶとともにお父さんは少しセンチメンタルにもなる笑。

キミと長い時間を過ごした日曜日もそろそろおしまいだ。キミは「今日はパパと寝るか」と言ってお父さんの横でスヤスヤと寝息を立てる。

まだまだ先だと思っていたけど、キミが巣立っていく日はこうやって段々近づいてくる。キミがお父さんに見せてくれる成長の様子はお父さんにとってこれ以上ない宝物だ。そういうわけで仮眠より優先して、文章を残すことにしたよ。お父さんが将来のキミたちにできるささやかな贈り物だ。

これから羽ばたくキミへ。決勝戦はどちらが勝つかな。


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