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「お前のやる気がなくならなければ、このチームもなくならないと思うよ」

今日はいつもコメントをくださっているぴよさんに質問していただいた内容に答えようと思う。

ぴよさんは本日、お誕生日ということなので、お祝いの気持ちを込めて書きます。それでは、読んでください。「お前のやる気がなくならなければ、このチームもなくならないと思うよ」です。

質問内容

それは先日僕が書いたC級noteである「フリースタイルnote」でいただいた質問だった。

①ダッチさんのプロフィールに載ってる「●●まず●●まず●●まず」(まず三兄弟w)を大切にするようになった原体験的なことについて

この「まず三兄弟」とは、僕のプロフィールに書いてある自分の中のテーマ「倦(う)まず弛(たゆ)まず屈せず」について言っている。

その意味についてGoogle先生に聞くと、このような回答が返ってくる。

ソース:http://ichi-zen.hatenablog.com/entry/2017/07/24/220921

倦(う)まず弛(たゆ)まず屈せず
これは哲学者でもある中村天風氏が言われた言葉です。
精進すれば、立派に成長するとの意味です。
「倦まず弛まず屈せず」を説明する為にこんなお話があります。

小野道風というお公家様がいた。
字が下手で、学問もなく、歌が下手。
悔しいけれど生まれつきだと諦めていた。
雨上がりの庭を散歩していると、蛙が柳の葉に何回も飛びついたら落っこちて、馬鹿な蛙だと思っていたら、何十回後に、ヒョイと飛びついたのをみて、あっと思った。
それから一生懸命に、倦まず弛まず屈せず、歌道に精進し、書道に精進し、ついに日本一の人になった。

もうダメかと思うときなんて、何度でもあります。
ダメかと思う時こそ、成長するんでしょうね。

僕はある出来事を経験した後、この言葉をある尊敬する経営者の方に教えていただき、今後この言葉を自分のテーマにしようと固く決意した。

ここからはその「ある出来事」について書いていこうと思う。

はじめてのWEBサービス構築で失態を犯す

僕は寄付サービスを運営している。そのきっかけは前にもnoteに書いたのだけど、何しろWEBサービスを作るなんて何の経験もなかった。右も左もわからない状態で、何から手を付けていいかもわからない状態。だから実力があり、いい意味で鋭利に尖った、でもいい奴。つまり、本当の意味で最高に優秀なメンバーにチームに入ってもらい、毎日必死にサービスを形にしていった。

僕は何でも屋的な位置づけで、みんなを下から支える役割に徹した。プロジェクトマネジメントもやったことなかったけれど、スケジュールを立て、タスク管理し、毎週末にはオンライン・オフライン問わず進捗報告会を開催して、メンバー間のタスクを調整する。人が足りなければ、新たに優秀なメンバーに入ってもらう。ずっとそんな役割だった。

でもある日、僕は大きなミスを犯してしまう。少し専門的な話になるので概要だけになるけれど、要は「大きな出戻り」を発生させてしまうミスを僕はしてしまったのだ。

みんな普段仕事で忙しい。プライベートもやることがたくさんある中で、自分の時間を使って作業してもらっていた。そのことをよくわかっていたからこそ、僕は本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

自分が相手の立場だったら、「もうこんなやつについていけない」だったり、「流石にこれ以上は付き合えない」と思うレベルのミスだった。リーダーとして自分の器量が足りないことが証明されたような出来事。だから、僕は半分諦めそうになっていた。「もうみんな手伝ってくれないかもしれない。」

メンバーに言われた言葉1

このことを詫びようと、最初からチームに入ってくれたメンバーに会った。僕が言ったのは「今回の件を本当に申し訳ないと思っていること」、「自分のリーダーとしての実力が足りないことを自覚していること」、「もしかしたらみんないなくなってしまうかもしれないけれど、どうしてもやりたいことだから、自分ひとりになってもやろうと思っていること」。

一通り、僕の言いたいことを聞いたそのメンバーは一息置いてこういった。

「なるほどねー。まあ、なんていうか。お前のやる気がなくならなければ、このチームはなくならないと思うよ。」

「じゃないんだ・・・」

僕はずっとリーダーとしてのあるべき理想像のようなイメージを勝手に作り上げていた。そして自分とその理想的なリーダーとのギャップに、一人苦しめられていたのだと思う。

頭がよくて、知識も豊富でスキルもある。誰からも頼りにされるようなリーダーに、みんなついていくものだとばかり思っていた。でも、彼らが一緒に寄付サービスをやってくれる理由は「そこじゃなかった」。

僕はこの出来事を経験した後、上述の「倦まず弛まず屈せず」という言葉を聞き、自分のテーマにしようと決めた。

止まっちゃ駄目だ。

メンバーに言われた言葉2

このnoteを書きながら、話に出てきたメンバーをチームに誘った日のことを思い出した。確かあれは吉祥寺の居酒屋だったと思う。

僕は熱量高くノートとペンで事業モデルを図解し、説明した。そして「何故、自分がこれをやりたいのか」について熱く語った。我ながら暑苦しかったように思う。

一通り話を聞いたメンバーはこういった。

「わかった、わかった、やるよ!だからさ、とりあえずノートとペンをしまってくれない?なんかさ、ネットワークビジネスに勧誘されてる人みたいに思われるから。」

「あ、ごめんごめん。。」

僕は笑いながら、すぐにペンとノートを鞄に隠した。

でもメンバーが入ってくれるという嬉しさに喜びを隠すことはできなかった。





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