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自己啓発本は鵜呑みにしない。(ちょっぴり朝活と睡眠時間の話あり)

「朝の時間を大事にしよう!」「人生を変える方法!」「最適な睡眠時間!」などなど。自己啓発本っていろんな種類がありますが、私はとにかく鵜呑みにしていません。特に「さぁ、行動あるのみ!」なんて推しの言葉が入っていたら、まず行動しません(笑)

例えば、「朝活をしたら人生が変わった。」という著者の人生観は否定しませんが、これは著者が朝活をする人生を選んだだけの話であり、朝活以外でも人生が変わることはいくらでもあります。(別に夜に活動しても人生変わるっての。)

ここから少し話が脱線します。

午前3時から朝活をしているという人を知っていますが……まず午前3時って朝なんですかね(笑)私の感覚では夜です。
午前3時から筋トレやら勉強やらを詰め込み、時間になったら出社。帰宅後も筋トレやら勉強。そして早く起きるために早く寝る。おまけに、休日は10時間勉強……。
一見とても努力家に見えるんですけど、朝から晩まで忙しなくて余裕が無さそうにしか見えません。時間を有効活用しているのではなく、もはや時間という怪物に人生を食い殺されて苦労することに依存しているような。(もう少し肩の力を抜いて暮らしてみては?)

あと、私は夜勤や不規則な勤務形態を経験したこともあるから言いますが、「22時〜2時は睡眠のゴールデンタイム」という話は特に信じていません。決められた時間にバフ効果が得られるなんて、どこのゲームの話ですか?(笑)

本当にそんなゴールデンタイムがあるなら、そのゴールデンタイムに合わせて生活できるように人類は既に進化していると思います。また、科学的根拠があると認められているなら、その時間帯を勤務時間にしないよう夜勤なんて働き方は止めた方が賢明です。

……そろそろ話を戻します。

ただし、ここでポイントなのが、鵜呑みにしないというだけであって自己啓発本を読まないというわけではありません。私の家の本棚には自己啓発本がたくさんあります。

読みながら「へぇ〜、そういう考え方もあるんだ。」「あー、その着眼点すげぇ。」と他人の情報や価値観を仕入れることに留めています。仕入れたネタによって視野を広げることが目的であり、どんな偉人が書いた本であっても「本当にそうかな?」という疑いの目を常に持っています。

有名な作家が書いた本だから信ぴょう性があるというバイアスもありますし、時代の流れや科学の進歩によって根拠が覆ることなんてあります。

「ナポレオンは短眠だから早死した」という説。ナポレオンの死因は胃癌だったようですが、これだとなんか短眠と早死をこじつけているだけなような(笑)ナポレオンが生きた時代に現代の医療技術があれば、もう少し長生きできたかもしれませんね。
有名人でインパクトがあるからって上手いこと起用されてるただけじゃない?

統計学なるものを用いて睡眠時間と病気の因果関係を立証しようとしても、被験者は全員別人で個体差があるので……年齢とか食事とか運動量とか、睡眠時間以外の要素も同じ条件にしないと検証できないでしょ。

あー、また話が脱線しかけました。

そりゃあ、かく言う私も自己啓発本を鵜呑みにして本に書いてあることを実践していた時期はありました。一時期は朝活もしてましたよ(笑)

そして気づきました。これは誰かの主観的な意見にしか過ぎず、生活環境や時代が変わればいくらでも話は変わる…と。

本に書いてある通りにやって上手くいかなかったら自信を無くし、上手くいかなかったら本のせいにできるし、なんともまあ自滅的で自分に無責任なことをしていたのかと反省。

自己啓発本に書いてある他人の真似事をして自分も何かを得ようなどという浅はかな妄想をする時間があるくらいなら、目の前にある幸せを感じる時間を大事にした方が人生はより豊かになると私は思います。

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